お悔やみの言葉 メール 例文 》会社の同僚・上司・部下ほか

お悔やみの言葉メール(会社・職場の同僚の家族、親族が亡くなった場合に遺族に送るメール)の例文を紹介。訃報を受けて送るお悔やみの言葉のメール例文・文例、お悔やみメールで使う敬称、メッセージ文例、使ってはいけない言葉等を解説します。
このページでは、お悔やみの言葉メールの文例を紹介していますが、メールでのお悔やみはあくまでもマナーの上では正式なものではないことを頭に入れ、親しい間柄の相手に対してのみお使いください。

■1.お悔やみの言葉メールとは

お悔やみの言葉メールとは、故人の死を悼み悲しむ気持ちをこめた言葉を伝えるメールをさします。
このページでは、お悔やみの言葉メールの文例を紹介しますが、メールでのお悔やみはあくまでもマナーの上では正式なものではないことを頭に入れておいてください。本来であれば相手に会ってお悔やみの気持ちを伝えたり、それが叶わなければお悔やみ状・お悔やみの手紙を出したり、弔電を打ったりします。
ただ、現代ではメールはメッセージをすぐに送れる媒体として欠かせないツールであり、ふだんからメールを良く使う人や親しい間柄の二人にとっては「心に寄り添うメッセージ」を送ることができるツールでもあります。特にこのページで紹介するような「同僚」あてのメールの場合にはむしろ「手紙や電報ほど大げさにならない」という点はメリットとして挙げられるでしょう。手紙や電報であれば受けた相手もそれなりのお礼状や返信をと考えるものです。相手と親しいからこそ、相手に気を使わせることなくお悔やみの気持ちを伝えることができるのがメールだとも言えます。
しかも、読み手が都合の良い時に読むことができるため、通夜や葬儀などの一連の儀式の進行を邪魔しないというメリット・特長もあります。
相手とのおつきあいの程度、親しさの度合いによってはとても良いツールだと言えるかもしれません。

■2.スマホ、携帯あてとパソコンあてを使い分ける

メールの宛先が、スマホや携帯などのモバイルツールの場合と、パソコン宛の場合とで、以下のような点に配慮しましょう。
ツールの特徴を知って使い分ける
1. スマホや携帯あてなら短く簡潔なメールでもOK
(1)長いメールより、短い文章で気持ちを伝える。
 「◯◯様のこと、ご愁傷さまです。」
「突然のことで驚いています。お悔やみ申し上げます」
こんな短い文章が許されるのも、スマホや携帯ならではです。
格式張らない普段の言葉遣いでも、相手と親しければOKです。
(2)送るメールが短文なら、先方の返信も短文で済む。
 丁寧なメールには丁寧なメールで返信したくなるもの。逆に短いメールのほうが返信する側も簡単な返信で済ませられるものです。通夜・葬儀で忙しい相手には返信が短文で済むようにこちらから短文で送るのも、思いやりの一つと言えます。
2. パソコンあてなら、お悔やみ状に準ずる丁寧な内容も書ける。
(1)スマホや携帯あてよりは、少し丁寧なメールを心がける
 長文も送ることができるため、お悔やみ状に準ずる程度の、やや丁寧なメールを心がけます。
(2)タイムロスを頭に入れる
 メール文も少し時間をかけて作文することができます。
相手が落ち着くまで、メールが目に触れないことを頭に入れて作文します。

■3.参考となる知識

お悔やみの言葉を伝える時に、参考となる知識を紹介します。

(3-1)忌み言葉

葬式や葬儀では、不吉な意味を連想させる言葉は、「忌み言葉(いみことば)」と呼ばれ、使用しないのがマナーです。電報だけでなく弔辞やお悔やみの挨拶文でも同様ですので参考情報としてご紹介しておきます。
死や不幸がくり返されることのないように、縁起を重んじます。
忌み言葉の例解説
重ね重ね、たびたび、またまた、しばしば死や不幸が「くり返される」ことを意味するので、くり返し言葉は使わないようにする。
再三、再び、重ねて、続いて死や不幸が「くり返される」ことを意味するので、繰り返しをさす言葉は使わないようにする。

(3-2)同僚や上司・部下へのお悔やみの言葉やメールで用いられる敬称

弔電やお悔やみ状では、文中で以下のような敬称を使います。
例えば同僚の父、上司・部下の父が亡くなった場合には下記のように用います。
ご尊父様のご逝去を悼み、心からお悔やみを申し上げます。

メールの場合は歴史が浅いため、厳密に言えばこうした敬称を用いるかどうかまでマナーが固定してはいませんが、先方とのお付き合いの程度によって使用するかどうか判断してください。会社・職場関係の同僚に、とりわけパソコンあてにメールを送る場合には、敬称を使うことをおすすめします。

通常の呼び方敬称
ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)、御尊父様
妻の父、夫の父御岳父[がくふ]様、(御岳丈[がくじょう]様)
ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様) 、御母堂様
妻の母御岳母[がくぼ]様、 御丈母[じょうぼ]様(丈母は妻の母、夫の母いずれも使う)
夫の母、義兄弟の母御丈母[じょうぼ]様
祖父ご祖父様、御祖父様
祖母ご祖母様、御祖母様
ご主人様、ご夫君様、御主人様、御夫君(様)
ご令室[れいしつ](様)、ご令閨[れいけい](様)、御令室(様)、御令閨(様)
息子ご子息(様)、ご令息(様)
婿ご令婿[れいせい](様)、御令婿(様)
ご息女(様)、ご令嬢(様)
姉、兄御姉様、御兄様、または名前「◯◯様」
弟、妹御妹様、御弟様、または名前「◯◯様」

■4.お悔やみのメール文例集

それでは以下に代表的な例文をご紹介します。

(4-1)お悔やみの言葉メール 文例1 同僚の家族・親族が亡くなった場合

・スマホ、携帯あて
このたびは突然のことで驚いています。心からお悔やみを申し上げます。
メールで恐縮ですが、こちらのことは気にせずにお別れの時間と家族との時間を心ゆくまで過ごして下さい。何かあれば遠慮なくご連絡下さい。
ご愁傷様です。
すごく迷ったのですが、かける言葉が見つからずメールしました。
今は本当に大変だと思いますが、どうか心ゆくまでご家族との時間を過ごしてください。
こちらのことは気にしないで。何かあれば遠慮なく連絡ください。
このたびはご愁傷様です。あいにく伺えずすみません。
もしお手伝いできることがあれば何でも申し付けて下さい。
・パソコンあて
ご母堂様のご逝去に際し、心からお悔やみを申し上げます。
お悔やみに伺えず本当に申し訳ありません。
ご葬儀が終わり少しだけお時間ができた頃でしょうか。
 こちらのことは気にせずにお別れの時間と家族との時間を心ゆくまで過ごして下さい。何かあれば遠慮なくご連絡下さい。

このたびはご愁傷様でした。
何かと大変だろうと連絡を控えておりましたが、
遅ればせながら衷心よりお悔やみ申し上げます。
留守中、◯◯部全員でフォローをしていますので
仕事のことは気にせず、心ゆくまでご家族との時間を過ごして下さい。
心身ともに一番辛い時間かと思います。
どうかあまり無理をしないでください。

(4-2)お悔やみの言葉メール 文例2 上司の家族・親族が亡くなった場合

・パソコンあて

(御尊父)様のご逝去を知り、心からお悔やみを申し上げます。
ご葬儀で大変なところメールをお送りして申し訳ありません。
会社の方は今のところ特に問題はありません。
何もできませんが、ご心配をおかけしないよう頑張っていますので
どうか心ゆくまでお別れのお時間をお過ごしください。
なにかあれば遠慮なくご連絡下さい。
メールにて失礼いたします。

(御母堂※敬称)様のご逝去を悼み、心からお悔やみを申し上げます。
何かと大変かと思いますが、どうぞお身体をお大事になさってください。
故人のご冥福をお祈りします。
略儀ではございますが、メールにて失礼いたします。

(4-3)お悔やみの言葉メール 文例3 部下の家族・親族が亡くなった場合

・パソコンあて、スマホ・携帯あて

(御尊父)様のご逝去を知り、心からお悔やみを申し上げます。
ご葬儀で大変なことでしょう。
会社のことは心配不要です。
どうか心ゆくまでお別れのお時間を過ごしてください。
ご冥福をお祈りします。

………「お悔やみの言葉メール 同僚」のページの内容………
1.お悔やみの言葉メールとは
2.スマホ、携帯あてとパソコンあてを使い分ける
3.参考となる知識
(3-1)忌み言葉とは
(3-2)同僚や上司・部下へのお悔やみの言葉やメールで用いられる敬称。
4.お悔やみのメール文例集
(4-1)お悔やみの言葉メール 文例1 同僚の家族・親族が亡くなった場合
(4-2)お悔やみの言葉メール 文例2 上司の家族・親族が亡くなった場合
(4-3)お悔やみの言葉メール 文例3 部下の家族・親族が亡くなった場合
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