時候の挨拶 カジュアル》1月〜12月の季節の挨拶と例文

時候の挨拶イメージ
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カジュアルな時候の挨拶のページ。友人、同級生、同期、家族や親族など親しい相手への手紙やメールに使えます。時候の挨拶とは季節の移り変わりを表わす挨拶の言葉や挨拶文であり、気候や寒暖の変化に応じて相手の健康を気づかう意味もあります。
ここでは、気軽に使えるカジュアルな表現を1〜12月の月別に紹介します。格式ばらない言葉で親しい人に季節の挨拶を送りましょう。

1.時候の挨拶(カジュアルな季節の挨拶)の使い方

手紙の書き出しに用いる時候の挨拶、「拝啓 厳冬の候…」なんて書かれるとちょっと堅苦しい感じがして友人などの親しい相手にはちょっと使いにくいなあと思うときがありますよね。そんなときに気軽に使えるカジュアルな表現の時候の挨拶を紹介します。

カジュアルな表現と堅苦しい表現の比較

(1-1)時候の挨拶・季節の言葉(カジュアルな表現)

どんなときに使う?

①友人への手紙
②家族や親族あての手紙
③同期あての手紙
④クラスメイト、同級生あての手紙
⑤後輩への手紙
⑥子どもあての手紙
⑦恋人あての手紙

書き出しの例文

ベランダの朝顔が今年も順番に花を咲かせる時期となりました。そろそろ祭りも近づいて来ましたが、お変わりありませんか?」

みかんが美味しい季節となりました。ご無沙汰していますが、お元気でお過ごしでしょうか?」

(1-2)時候の挨拶(かたい表現)

どんなときに使う?
①ビジネス上の手紙(会社あて、取引先あて、お客様あてなど)
②目上の相手あての手紙(上司あて、恩師あてなど)
③親しくない相手あての手紙や通知(一般の人あて)
書き出しの例文

「拝啓 錦秋の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。」

「拝啓 新緑の候 ◯◯様におかれましてはますますご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。」

2.時候の挨拶・季節の言葉 カジュアルな例文 一覧

 それでは下記に例文をご紹介します。友人、同級生、同期、家族や親族など親しい相手への手紙やメールの書き出しにお役立て下さい。

1月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

・お正月気分も抜け、寒さが一層厳しく感じられます。
・孫と書いた書き初めを眺め、こたつで悦に入るこの頃です。
・松の内が過ぎ、我が家の受験生も最後の追い込みの時期を迎えています。

・正月も過ぎ、相変わらずの雪景色。初夢は孫との再会でした。
・花の少ない季節、寄植えの福寿草を愛しんでいます。

・年明け早々寒波が到来しています。
・蝋梅が黄色い花を咲かせています。
・庭先のクリスマスローズが開花の時期を迎えています。
・門松を片付け、楽しかった冬休みも終わりました。

・今日は成人式。晴れ着にも流行があるなと懐かしく思い出しています。
・成人式も過ぎ、寒さが一段と厳しく感じられます。

・1月もあとわずか、まだまだ寒い日が続きます。

2月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

立春とは名ばかりの肌寒い日が続いております。※
春とは名ばかりの厳しい寒さが続いています。
梅のつぼみも膨らみ、日中はいくらか寒さも緩んできたようです。
この時期になるとバレンタインのときめきを懐かしく思い出します。
椿の赤い花が満開を迎えています。
もうすぐ梅まつりの時期です。
今年も雪まつりの時期になりました。
初鶯の声に春の訪れを感じる頃となりました。

(※暦(こよみ)の上では2/4頃に立春を迎え、この日から「春」のはずなのに寒いという気持ちを伝えています。ちなみに「節分」も「季“節”の“分”かれ目」を意味し、翌日から春という意味になります・)

3月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。
旅立ちの春を迎え、陽射しの中にあたたかさを感じています。
縁側の陽射しにも暖かさを感じる頃となりました。
今年も桜の開花が待たれる頃となりました。
旅立ちの春、早咲きの桜に気持ちまで明るくなります。
吹く風に少しずつ春の気配を感じる頃となりました。
厚手のコートを脱ぎ、気持ちも華やぐ時期です。
菜の花の黄色が晴天の下で鮮やかに輝いています。
この季節になると、卒業式のあと皆で登った校舎の屋上からの景色を思い出します。
校舎の周りの桜が本当にきれいです。
各地で桜の開花が聞かれる頃になりました。

4月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

真新しいランドセルの子どもたちが駆け抜けて行きます。
桜の花が満開を迎えています。
ようやく春爛漫の時期を迎えました。
春もたけなわの頃となりました。
この季節、日課の散歩は桜の花巡りのようです。
散り始めの桜がお堀の水面に美しく広がっています。
花筏が水面を美しく彩る時期になりました。
早くも葉桜の季節となりました。
木蓮が一斉に大きな花を咲かせています。
ネモフィラの青い絨毯のような風景が毎年楽しみな季節です。
今年も燕(つばめ)が飛来する季節になりました。
つつじが咲き誇る時期になりました。

5月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。
新緑の香りがすがすがしい季節になりました。
柏餅を買ってきました。この時期恒例の私の楽しみです。
さつきの花が満開を迎えています。
五月の空が気持ちよく晴れわたっています。
風薫る5月。私が一年で一番好きな季節になりました。
田を渡る風が気持ちの良い季節となりました。
菖蒲の花が咲く時期になりました。
新茶が美味しい季節になりました。
八十八夜も過ぎ、新茶が美味しい季節になりました。
今年も田植えの時期になりました。
植えたばかりの稲の緑が鮮やかに広がっています。
薔薇の花が一年で一番美しい季節になりました。

6月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

梅雨に入り、うっとうしい毎日が続いています。
大輪の紫陽花が満開を迎えています。
梅雨明けが待ち遠しい毎日です。
待ちに待った梅雨明けです。
初夏の風が爽やかな季節となりました。
アマリリスが鮮やかな赤い花を咲かせています。
急な雨にアマリリス色の傘を買いました。
父の日、おだやかな雨が心地よく感じられます。
早いものでもうすぐ夏越しの祓、半年分の穢を祓う時期です。
そろそろ水無月を食べたくなる頃、当地では全く手に入りません。
今日は夏至。一年で一番昼間が長い日です。

7月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

今年も蝉の大合唱が始まりました。
日焼した子どもたちを見て懐かしさを感じる日々です。
七夕の飾りが目につく季節となりました。
梅雨が明け、暑さも本格的となりました。
降りしきる蝉の声に夏の盛りを感じる頃になりました。
梅雨末期の長雨がようやく明けました。
連日厳しい暑さが続いています。
各地で海開きを迎える頃です。
海山が恋しい季節になりました。
空の青さが真夏の到来を告げています。
入道雲が空に映え、まぶしい夏の到来を告げています。
浴衣姿の花火客が楽しそうに過ぎて行きます。
朝顔市の季節になりました。

8月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

ひまわりが満開を迎えています。
子どもの頃はひと月以上も休みがあったとしみじみつぶやく8月です。
立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いています。※
暦の上では秋とはいえ、まだまだ暑さが続きますね。
八月もあと半分。暑さももうひと我慢です。

盆踊りが終わると、夕暮れ時が日増しに寂しくなります。
土用あけの暑さひとしおです。
連日厳しい残暑が続いています。
今年のお盆休みは満喫されましたか?
8月もあとわずか。ベランダの朝顔も盛りを過ぎました。

(※立秋(8月7日頃)を過ぎると暦の上では秋となります)

9月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

2学期が始まり、子どもたちも嬉しそうです。
朝夕はめっきりしのぎやすくなりました。
コスモスが風に揺れ、朝夕はしのぎやすくなって参りました。
彼岸花が満開を迎えています。
田の畦の彼岸花が鮮やかな季節です。
9月も残りわずか。風もずいぶん涼しくなりました。
9月も半ばを過ぎ、ようやく過ごしやすくなって参りました。
今年も金木犀が香る時期になりました。
秋雨が続く季節になりました。
敬老の日は楽しく過ごされましたか?
お彼岸が近づき、朝夕はだいぶ涼しくなりました。

10月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

スポーツの秋、味覚の秋となりました。
今年も秋の実りがおいしい季節になりました。
芸術の秋となりました。
読書の秋となりました。
秋たけなわ、なにもかもが美味しい季節となりました。
制服も衣替えとなり、息子の男っぷりもほんの少し上がったように見えます。
今年もハロウィンが近づいて来ました。
灯火親しむ頃となりました。(燈火親しむ頃となりました。)
(涼しくなって読書がしやすくなる時期に使える。9月末〜10月いっぱいくらい)
菊の花が咲き誇る季節となりました。
さわやかな秋晴れの日が続いております。
芋、栗、なんきんが美味しい季節になりましたねー。(なんきんは、かぼちゃのこと)

11月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

朝晩はめっきり寒くなって参りました。
日増しに秋の終わりを感じる頃となりました。
紅葉の季節です。
紅葉が見頃を迎えています。
新嘗祭も近づき、穏やかな気候が続いています。
七五三の親子を見かける時期になりました。
暦の上では冬となり、朝夕はだいぶ肌寒くなってきました。※
鍋料理が美味しい季節になりました。
皇帝ダリアがピンク色の大きい花を咲かせています。
山茶花が見頃を迎えています。
コートとマフラーが欠かせない時期になりました。
りんごが美味しい季節になりました。

(11月7日頃は立冬(りっとう)で、この日から冬とされます)

12月の時候の挨拶(カジュアルな表現)季節の挨拶文

師走に入り寒さも本格的になりました。
今年の師走は一段と冷え込むようです。
例年になく穏やかな師走です。
各地で初雪の便りが聞かれる頃となりました。
帰省日を指折り数える時期になりました。
今年も残りわずかとなりました。
店先のポインセチアが鮮やかです。
今年は文字通りのホワイト・クリスマスになりそうです。
師走に入り、あわただしい毎日が続いております。
師走に入り何かと多忙な日々が続いております。
歳末商戦がにぎやかな時期になりました。
そろそろお正月の準備をしている頃でしょうか。
年賀状はもう書き終えましたか?。
一年で最もあわただしい季節になりました。

3.時候の挨拶と二十四節気

 手紙を書く場合には、時候の挨拶に旧暦から来る二十四節気を引用することがよくあります。中でも良く使われるのは、以下の4つの言葉です。

「立春」りっしゅん… 2/4頃。この日から暦の上では春になる
「立夏」りっか… 5/6頃。この日から暦の上では夏になる
「立秋」りっしゅう…8/7頃。この日から暦の上では秋になる
「立冬」りっとう…11/7頃。この日から暦の上では冬になる
時候の挨拶としては「立春とは名ばかりの肌寒い日が続いています」
などと書きます。これは、暦の上では2/4頃に立春を迎え、この日から「春」のはずなのに肌寒いですね、という意味です。