お悔やみメールの文例16》友人・親戚・上司・取引先など

お悔やみの言葉メール
お悔やみの言葉のメールの文例のページ。
友人あて、親戚・親族あて、同僚・上司・部下あて、取引先あてにメールで伝えるお悔やみの言葉の文例を紹介します。身内を亡くした相手に、心に響く言葉を伝えましょう。
本来、メールでお悔やみを伝えることはマナーとしては略式となりますが、ふだんからメールでやり取りしている相手であればむしろすぐに気持ちを伝えられるだけでなく、葬儀などで多忙な時に電話口に呼び出すことなく、こちらの気持ちを伝えることができるツールでもあります。そこで、メールで使えそうなお悔やみの言葉の文例をご紹介することにしました。

1.お悔やみの言葉とは?メールで伝える時の注意点は?

お悔やみの言葉とは

お悔やみの言葉とは、亡くなった方の死を悼み、悲しむ気持ちをこめて述べる言葉をさします。
良く知られている「御愁傷様・ご愁傷様・ご愁傷さま(ごしゅうしょうさま)」という言葉は、相手を気の毒に思い、身内を失った人にかけるお悔やみの言葉です。「愁傷」は「嘆き悲しむ」という意味です。

メールでお悔やみの言葉を伝える時の注意点は

①正式なマナーではないので、相手を良く考えて使う

 本来、メールでのお悔やみはあくまでもマナーの上では正式なものではありません。したがって、さほど親しくない相手あてに送ったり、正式なマナーが求められる関係にある上司に送るのはNGです。
 通常のおつき合いのマナーでは、訃報を知らせる連絡が入った時、通夜・告別式の日時、時間、宗派を忘れずに確認した上で故人や遺族とのおつき合いの深さによって、すぐに駆けつけたり、通夜や葬儀・告別式に参列をしたりします。
そして、どうしても通夜、葬儀、告別式などに参列できない場合には、お悔やみ状を送ったり、香典を添えてお悔やみの手紙を郵送します。

ただ、メールはメッセージをすぐに送れる媒体として欠かせないツールであり、メールの常用者や親しい間柄の二人にとっては「心に寄り添うメッセージ」でもあります。
しかも、通夜や葬儀で多忙を極めている相手が、一段落したときや少し落ち着いたタイミングで読むことができるため、(パソコン宛や、マナーモードになっている携帯電話を前提としての話ですが)相手の都合に合わせることができるし、通夜や葬儀などの一連の儀式の進行を邪魔しないというメリット・特長もあります。

※取引先の訃報や、社員の家族の訃報などの場合に、遠方などの理由で通夜や葬儀告別式に参列できない場合には、お悔やみメールではなくて弔電(お悔やみ電報)を送るようにして下さい。

②使ってはいけない「忌み言葉」に注意する

 お悔やみ状やお悔やみの手紙では「忌み言葉」というのがあります。お悔やみの言葉を伝えるメールでもなるべく使わないようにしましょう「忌み言葉」>>

2.お悔やみの言葉メール 友人へ(1)

下記はパソコンあての場合の文例です。大学生以上〜社会人を想定しています。件名は用件がわかるように、かつ、簡潔にを心がけましょう。
お悔やみの言葉メール 友人あて文例
件名:見本花子より>お悔やみ申し上げます

お父様のご逝去を知り、驚いてメールしました。
お父さん子の◯◯さんのことですから、さぞやお寂しいことでしょう。
お母様はじめご家族の皆様もつらい思いをされていることと思います。
遠方のためご葬儀にも伺えず申し訳ありません。
故人のご冥福を心からお祈りしています。

◯◯さんも、あまりお力を落とさず、どうぞ身体をいたわってください。
…………

見本花子


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田一郎よりお悔やみ申し上げます自分や相手の氏名や愛称など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます (佐藤花子より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)下記以外はこちら
相手の父ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)
相手の母ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様)
相手の祖父御祖父様、お祖父様、おじい様
相手の祖母御祖母様、お祖母様、おばあ様

3.お悔やみの言葉メール 友人へ(2)

下記はスマホあての場合の文例です。件名は用件がわかるように、かつ、簡潔に を心がけましょう。いつもやり取りをしている親しい相手なら会話調もアリです。
お悔やみの言葉メール 友人あて文例
件名:太郎より>お悔やみ申し上げます。

お母上のご逝去を知り、驚いてメールしました。
闘病中とは聞いていましたが、思いもしない事態を迎えて本当に残念でなりません。
(俺に・僕に・私に)何かできることがあればいつでも連絡ください。
心からお悔やみを申し上げます。


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
太郎>お悔やみを申し上げますスマホでは差出人の名前が同時に表示されるため件名から省略しても大丈夫。お悔やみの言葉ということが伝わると良い。
お悔やみ申し上げます
さっちゃん大丈夫?
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら
 

4.お悔やみの言葉メール 友人へ(3)

下記はスマホあての場合の文例です。訃報を知らずにいた場合を想定しています。
お悔やみの言葉メール 友人あて文例
件名:幸子より>お悔やみ申し上げます。

お久しぶりです。
花子さんからあなたのお父様のご逝去を聞いて、驚いてメールしました。
ご愁傷様をうまく言える自信がなくて…言葉が見つかりません。
知らなかったとは言え何もできず、お悔やみにも伺わず本当に申し訳なく思っています。
故人が安らかにお休みくださるよう、心からご冥福をお祈りします。


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
太郎より>お悔やみを申し上げますスマホでは差出人の名前が同時に表示されるため件名を省略しても大丈夫。お悔やみの言葉メールということが伝わると良い。
お悔やみ申し上げます
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

5.お悔やみの言葉メール 親戚へ(1)

下記はスマホあての場合の文例です。件名は用件がわかるように、かつ、簡潔に を心がけましょう。いつもやり取りをしている親しい相手なら会話調もアリです。
お悔やみの言葉メール 親戚・親族あて文例
件名:幸子より>お悔やみ申し上げます。

幸子です。父から◯◯おばさんが亡くなったと連絡が来ました。
いつも可愛がって頂いて、きちんとお礼も言えないままこんな日が来るなんて、残念でなりません。お悔やみを申し上げます。
大変申し訳ないのですが、ご葬儀には参列できそうもありません。
せめてお香典をお送りしたいと思いますので、宜しければおばさんがお好きだったお花をご霊前にお供えください。(できればお盆にはご焼香に伺いたいと思います。)
皆様にも心からのお悔やみをお伝えください。
ご冥福をお祈りしています。

親戚あてに出すメールなら、故人に使う敬称も「ふだんの呼び名」の方が自然です。
上記の文例でも御叔母様の代わりに「◯◯おばさん」としています。

・この文例では「お盆には御焼香に伺いたい」としていますが、不要ならカットしてください。また、「せめてお香典をお送りしたい〜お花をご霊前にお供えください。」の部分も、例えば他の親族に預けて香典を渡す場合などはこの文章をカットしてください。
なお、「ご霊前」は一般的に亡くなってから四十九日を迎える前まで使えます。

6.お悔やみの言葉メール 親戚へ(2)

下記はLINE(ライン)場合の文例です。短くても心に響く文章を心がけましょう。
お悔やみの言葉メール 親戚・親族あて文例
◯◯おじいちゃんのご逝去を知り、驚いています。
遠方のためお悔やみにも伺えず本当に申し訳ありません。
いまは一番つらく大変な時だと思いますが、どうかおばさんたちもくれぐれも身体をいたわって下さい。
“ご冥福を心からお祈りします”
親戚あてに出すメールなら、故人に使う敬称も「ふだんの呼び名」の方が自然です。
上記の文例でも御祖父様の代わりに「おじいちゃん」としています。

7.お悔やみの言葉メール 親戚へ(3)

下記はスマホあてメールを想定しています。葬儀に参列する場合の文例です。短くても心に響く文章を心がけましょう。
お悔やみの言葉メール 親戚・親族あて文例
◯◯おじいちゃんのご逝去を知り、驚いています。
遠方のためお悔やみにも伺えず本当に申し訳ありません。
いまは一番つらく大変な時だと思いますが、どうかおばさんたちもくれぐれも身体をいたわって下さい。
“ご冥福を心からお祈りします”
親戚あてに出すメールなら、故人に使う敬称も「ふだんの呼び名」の方が自然です。
上記の文例でも御祖父様の代わりに「おじいちゃん」としています。

8.お悔やみの言葉メール 上司へ(1)

下記はパソコンあてメールを想定しています。上司にお悔やみの言葉を伝えるときには、故人には敬称を用います。
お悔やみの言葉メール 上司あて文例
件名:田中より>お悔やみを申し上げます

ご尊父様ご逝去の報に接し、心からお悔やみを申し上げます。
突然のことで本当にお辛く大変だと思いますが、どうかお力をお落としになりませんように。
私たちでお手伝いできることがありましたらいつでもご連絡下さい。
故人のご冥福をお祈りしています。

略儀ではございますがメールにて失礼いたします。
……………………………………
営業部 営業二課 田中一義  ( E-mail:**@**.**)
tel.000-000-0000
……………………………………


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田一郎よりお悔やみ申し上げます自分の氏名など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます (佐藤花子より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)下記以外はこちら
相手の父ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)
相手の母ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様)
相手の祖父御祖父様、お祖父様、おじい様
相手の祖母御祖母様、お祖母様、おばあ様

9.お悔やみの言葉メール 上司へ(2)

下記はスマホあてメールを想定しています。上司にお悔やみの言葉を伝えるときには、故人には敬称を用います。
お悔やみの言葉メール 上司あて文例
件名:お悔やみを申し上げます(高橋吾郎より)

ご母堂様のご逝去を悼み、心からお悔やみを申し上げます。
突然のことで本当にお辛く大変だと思います。
お家の中が落ち着かれるまで、仕事の方は不肖私めにお任せ下さい(あるいは「仕事の方は私たちにどうぞお任せください)。
故人のご冥福をお祈り申し上げます。高橋


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます(高橋吾郎より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

10.お悔やみの言葉メール 上司へ(3)

下記はパソコンあてメールを想定しています。上司にお悔やみの言葉を伝えるときには、故人には敬称を用います。
お悔やみの言葉メール 上司あて文例
件名:木村より>お悔やみを申し上げます

 御令室様のご逝去を悼み、心からお悔やみを申し上げます。
闘病中とお聞きしておりましたが、このようなことになり本当にお気の毒でなりません。今はただ故人が安らかに永眠されますようお祈り申し上げます。
 できることなら最後のお別れの時をできるだけゆっくりと過ごして頂きたいと願っております。私たちでお手伝いできることがありましたらいつでもご連絡下さい。

 故人のご冥福をお祈りし、略儀ではございますがメールにて失礼いたします。
……………………………………
営業部 営業二課 木村華子  ( E-mail:**@**.**)
tel.000-000-0000
……………………………………


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます(高橋吾郎より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

11.お悔やみの言葉メール 同僚へ(1)

下記はパソコンあてメールを想定しています。同僚にお悔やみの言葉を伝えるときには基本的に故人には敬称を用いますが、例えば相手が同期入社の人など、親しい同僚であれば堅苦しい文章でなくても大丈夫でしょう。
お悔やみの言葉メール 同僚あて文例
件名:吉田より>お悔やみを申し上げます

 ご尊父様のご逝去を知り、驚いてメールしました。
離れて暮らしている中でこのようなことになり、大変お辛いことと心中をお察しします。
 あいにくお悔やみに伺うことができず申し訳なく思います。
今はただ、故人が安らかに永眠されますよう、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
……………………………………
営業部 営業二課 吉田芳子  ( E-mail:**@**.**)
tel.000-000-0000
……………………………………


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます(高橋吾郎より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

12.お悔やみの言葉メール 同僚へ(2)

下記はスマホあてメールを想定しています。同僚にお悔やみの言葉を伝えるときには基本的に故人には敬称を用いますが、例えば相手が同期入社の人など、親しい同僚であれば堅苦しい文章でなくても大丈夫でしょう。
お悔やみの言葉メール 同僚あて文例
件名:お悔やみを申し上げます(山本史郎)

 お母様のご逝去を悼み心からお悔やみを申し上げます。
一番つらいときに何もできず申し訳なく思っています。何かできることがあれば遠慮なくご連絡ください。
 故人が安らかに永眠されますよう、ご冥福を心からお祈りします。
山本史郎


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます(高橋吾郎より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

13.お悔やみの言葉メール 同僚へ(3)

下記はスマホあてメールを想定しています。同僚にお悔やみの言葉を伝えるときには基本的に故人には敬称を用いますが、例えば相手が同期入社の人など、親しい同僚であれば堅苦しい文章でなくても大丈夫でしょう。
お悔やみの言葉メール 同僚あて文例
件名:お悔やみを申し上げます(高橋)

 ご主人様のご逝去を悼み、心からお悔やみを申し上げます。

◯◯さんのことが心配でメールしました。ふだんから大変なのに、今回のことで無理を重ねているのではないかと案じています。
どうかあまり無理しないで。仕事のフォローはお任せ下さい。
いちばんつらいときにメールをしてすみません。
お別れの時間を大切にし、思うとおりの供養をなさってください。
故人のご冥福をお祈りしています。
高橋


(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます(高橋吾郎より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

14.お悔やみの言葉メール 取引先へ(1)

下記はパソコンあてメールを想定しています。取引先にお悔やみの言葉を伝えるときには基本的に故人には敬称を用います。
お悔やみの言葉メール 取引先あて文例
件名:北野(見本商事)より>お悔やみ申し上げます

サンプル物産株式会社
経理部 山紫明子様

このたびは突然のことで御愁傷様でございました。
ご尊父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ご遺族として大変な中、早々に業務に復帰されたと伺い、ご心中を思うと頭が下がる思いがいたします。
本来であれば直接お目にかかりお悔やみを申し上げたいところではございますが、
略儀ながらメールにて失礼いたします。
……………………………………
見本商事(株)東京支社 
営業一課 北野香織
東京都渋谷区◯◯◯ tel.03-0000-0000
E-mail:**@**.**
……………………………………

通常のビジネスメールで使う以下のような書き出しは使いません。
(例)「いつもお世話になっております」「平素は◯◯をご利用頂きましてありがとうございます。」「平素は大変お世話になっております」などの書き出しは使わない

(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
見本商事(株)山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名や社名、用件など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます (見本商事(株)山田より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)下記以外はこちら
相手の父ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)
相手の母ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様)
相手の祖父御祖父様、お祖父様、おじい様
相手の祖母御祖母様、お祖母様、おばあ様

15.お悔やみの言葉メール 取引先へ(2)

下記はパソコンあてメールを想定しています。取引先にお悔やみの言葉を伝えるときには基本的に故人には敬称を用います。

以下は、先方から「喪中で休んでいたため連絡が遅くなって申し訳ありませんでした」というメールを頂いた返信の書き方です。
お悔やみの言葉メール 取引先あて文例
件名:山田(見本商事)より>お悔やみ申し上げます

サンプル物産株式会社
企画部 鈴木様

心身ともにお辛い状況にもかかわらず、ご連絡を頂きまして
ありがとうございました。
遅ればせではございますが、ご母堂様のご逝去を悼み
衷心よりお悔やみ申し上げます。

このような折に甚だ恐縮ではございますが、早速本題に入らせていただきます。
(ここから下は、あなたのビジネス・仕事上の連絡事項を書いてください)

 


通常のビジネスメールで使う以下のような書き出しは使いません。
(例)「いつもお世話になっております」「平素は◯◯をご利用頂きましてありがとうございます。」「平素は大変お世話になっております」などの書き出しは使わない

(お悔やみメールに使える、わかりやすい件名の例)
見本商事(株)山田より>お悔やみ申し上げます自分の氏名や社名、用件など、具体的な情報を入れると良い
お悔やみを申し上げます (見本商事(株)山田より)
(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

16.お悔やみの言葉メール 取引先へ(3)

下記はパソコンあてメールを想定しています。取引先にお悔やみの言葉を伝えるときには基本的に故人には敬称を用いますが、肩書のある相手が死亡した場合には、肩書をつけて書きます。
以下の文例は、取引先の社長、副社長、前社長などが亡くなった時を想定しています。社葬を行うときなどに使えます。
お悔やみの言葉メール 取引先あて文例
件名:見本商事(佐藤)より>お悔やみ申し上げます

サンプル物産株式会社
総務部 加藤様

会長 山田一郎様の突然のご逝去を悼み、心よりお悔やみを申し上げます。
山田会長には長年にわたり大変お世話になりました。故人から賜りました

ご厚情に改めて深謝し、ご冥福をお祈り申し上げます。
あいにくご葬儀に伺うことができず、申し訳ありません。
略儀ながらメールにて失礼いたします。
……………………………………
見本商事(株) 佐藤太一郎
東京都渋谷区◯◯◯ tel.03-0000-0000
E-mail:**@**.**
……………………………………


通常のビジネスメールで使う以下のような書き出しは使いません。
(例)「いつもお世話になっております」「平素は◯◯をご利用頂きましてありがとうございます。」「平素は大変お世話になっております」などの書き出しは使わない
故人が肩書のある相手の場合には、「肩書 氏名」+「様」となります。
(正しい書き方例)「社長 佐々木小太様」「部長 宮本武三太様」など。
(誤った書き方例)× 佐々木社長様、× 宮本部長様→役職名のあとに様をつけるのは誤りです。

(メールで故人について述べるときに使う敬称の例)こちら

■ 参考: 忌み言葉とは

お悔やみの言葉を述べる場合(例えば、通夜や葬式葬儀などのとき)には、不吉な意味を連想させる言葉は「忌み言葉(いみことば)」と呼ばれ、使用しないのがマナーです。死や不幸がくり返されることのないように、縁起を重んじます。
弔電・お悔やみ電報だけでなく、お悔やみメール、弔辞やお悔やみの挨拶文でも同様ですので参考情報としてご紹介しておきます。
忌み言葉の例解説
重ね重ね、たびたび、またまた、しばしば 死や不幸が「くり返される」ことを意味するので、くり返し言葉は使わないようにする。
再三、再び、重ねて、続いて 死や不幸が「くり返される」ことを意味するので、繰り返しをさす言葉は使わないようにする。

■ 参考: お悔やみ状や弔電などに用いられる敬称

お悔やみ状や弔電を送る際には、受け手と故人との続柄に応じた敬称を用いるのが慣例です。
 
例えば、友人の父が亡くなった場合には
「文例/ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでお悔みを申し上げます」のように、通常の呼び方ではなく、ご尊父様という敬称を用います。

メールの場合は歴史が浅いため、厳密に言えばこうした敬称を用いるかどうかまでマナーが固定してはいませんが、受け手とあなたとのおつき合いの度合いによって下記の敬称を使用するかどうかをお決めになって下さい。

通常の呼び方弔電・お悔やみ電報で用いる敬称補足説明
ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)相手の父が亡くなった場合に使う
ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様)相手の母が亡くなった場合に使う
祖父ご祖父様相手の祖父が亡くなった場合に使う
祖母ご祖母様相手の祖母が亡くなった場合に使う
ご主人様、ご夫君様相手の夫が亡くなった場合に使う
ご令室[れいしつ]様、ご令閨[れいけい]様相手の妻が亡くなった場合に使う
息子ご子息(様)、ご令息(様)相手の息子が亡くなった場合に使う
ご息女(様)、ご令嬢(様)相手の娘が亡くなった場合に使う
姉、兄御姉様、御兄様、または名前「◯◯様」相手の兄、姉が亡くなった場合に使う
弟、妹御妹様、御弟様、または名前「◯◯様」相手の弟、妹が亡くなった場合に使う