お悔やみの言葉 例文》相手やシーン別に文例を紹介

お悔やみの言葉の例文のページ。お通夜・葬式葬儀の受付や遺族にかけるお悔やみの言葉をはじめ、親戚の訃報や友人の親族の訃報を受けたときのお悔やみの言葉、会社の同僚や上司へのお悔やみの言葉など相手やシーン別の文例を紹介します。
お悔やみの言葉には、相手をいたわり相手に寄り添う気持ちが込められています。

1.通夜・葬式葬儀の受付でのお悔やみの言葉

訃報を知り通夜・葬式葬儀にかけつけた場合に、受付で告げるお悔やみの言葉の文例です。

受付でのお悔やみの言葉の例文とポイント

このたびは突然のことで…。(深く頭を下げる)
このたびはご愁傷さまでした。(深く頭を下げる)
このたびは突然のことで…心からお悔やみを申し上げます。(深く頭を下げる)
[お悔やみの言葉を述べる際の注意点]
・声の調子、大きさなどは控えめにします。お悔やみの言葉を述べたあとで香典を受付に出します。黙って静かにお渡ししても黙って静かにお渡ししても良いのですが、ひと言添えるなら「故人のご霊前にお供え下さい」などと申し添えます。
そのあとで 受付係の指示に従って記帳します。

・死因(特に自殺や事故死、焼死などの場合)について話題にしたり尋ねたりするのはタブー。病死の場合でも親しい間柄でなければ死因について話題にしない方が良いでしょう。

※ 通夜の会場、その他で遺族に述べるお悔やみの言葉はこのページの2〜で解説します。

2.友人が亡くなった場合のお悔やみの言葉(遺族にかける言葉)

親しい友人が亡くなり訃報を受けたときや、通夜・葬儀の際に友人の遺族にかけるお悔やみの言葉の例文です。

友人が亡くなったとき遺族にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

電話で訃報の知らせを受けたら
逝去を知り電話をかけたら

[例文]
知らせて頂きありがとうございます。(…少し間をおいて)突然のことで言葉もみつかりません。心からお悔やみ申し上げます。できればお別れの式に伺いたいのですが…
…すみません。突然のことで言葉もみつかりません。◯◯さんには本当に仲良くしていただいたのに、こんなことになって残念でなりません。(…間をあけて)お悔やみを申し上げます。できれば私もお別れの式に伺いたいのですが…
[ポイント]
→友人の肉親(友人の父、友人の母、友人の兄弟姉妹、友人の夫、妻など)にはきちんとした礼儀正しい言葉でお悔やみの言葉を述べます。

→例えば「お別れの式」という表現で、通夜や葬儀のことを表しています。喪主、喪主と故人との続柄、通夜・告別式の日時、場所、宗派を忘れずに確認します。

通夜・葬儀の席では

[例文]
このたびは突然のことで…(深く頭を下げる)
◯◯さんの友人の◯◯です。このたびは急なことで、お悔やみを申し上げます(深く頭を下げる)
テニス部でご一緒した◯◯です。◯◯さんには本当に仲良くしていただきました。心よりお悔やみを申し上げます。
[例文]
→遺族は一番の当事者なので、長く会話するのを避けてそっとしておいてあげたいものです。会話は短め…を心がけます。

→もし遺族と面識がなければ自己紹介も必要となります。故人との関係について簡単に述べるようにします。
 

3.父・母を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

父・母を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
声のトーンを落とし、控えめな大きさで静かに語るようにします。

父または母を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

「死」「死んだ」「死亡した」というダイレクトな言葉は使わないようにします。
もし使う場合には「亡くなった」「逝去された」「旅立たれた」などの言葉を使います。
[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
(辛いときに知らせてくれてありがとう。)ご愁傷さまです。急なことで本当につらかったね。お悔やみを申し上げます。
(お父様)のこと、突然のことで…(少し間をあけて)ご愁傷様です。何かお手伝いできることはない?
(お父様)、ずっと闘病中だと聞いていたから心配していました。寂しくなりますね。ご冥福をお祈りします。
ご愁傷様でした。辛いときに知らせてくれてありがとう。(お父様)も皆に会えてきっと安心して旅立たれたと思うよ。ご冥福をお祈りします。
(お母様)のこと…ご愁傷様でした。うまく言えないけど、最後に家族で過ごせてお母様も安心されたと思うよ。◯◯も大変だったけど頑張ったね。私もお母様に最後のお別れが言いたいから、できればご葬儀に伺いたいんだけど(いい?)。

(もし「家族葬」を予定していると言われたら「わかった。要らぬことを聞いてごめんなさい。何か私にできることがあればいつでも連絡してね。)
(もし「ご葬儀」に来ても良いと言われたら、日時、会場、喪主などを確認します。)
[一般的な例文]
(お父様)のこと、ご愁傷さまでした。突然のことで(ご家族の皆様も)おつらかったことでしょう。ご冥福をお祈りします。

(お母様)のこと、突然のことで…(深く頭を下げる)お悔やみを申し上げます。

4.夫・妻を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

夫・妻を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
声のトーンを落として落ち着いて静かに語るようにします。

夫または妻を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

「死」「死んだ」「死亡した」というダイレクトな言葉は使わないようにします。
もしも使う場合には「亡くなった」「逝去された」「旅立たれた」などの言葉を使います。
[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
(◯◯さん)のこと、急なことで本当につらかったね。お悔やみを申し上げます。
(◯◯さん)のこと、突然のことで…(少し間をあけて)ご愁傷様です。何かお手伝いできることはない?
ご愁傷様でした。辛いときに知らせてくれてありがとう。(◯◯さん)も子どもたちのことが気がかりだと思う。何か手伝えることがあれば遠慮なく言ってね。
(◯◯さん)のこと…ご愁傷様でした。◯◯も大変だったけど頑張ったね。何かできることがあれば何でも言ってね。
[一般的な例文]
(◯◯さん)のこと、ご愁傷さまでした。突然のことで(ご家族の皆様も)おつらかったことでしょう。ご冥福をお祈りします。

(◯◯さん)のこと、突然のことで…(深く頭を下げる)お悔やみを申し上げます。

5.義父・義母を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

義父・義母を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
例えば故人と同居していた場合には実父母を亡くしたのと同じ気持ちでしょう。長く会話せずにそっとしておいてあげる気遣いも必要です。

義父または義母を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

一般的には義父や義母が亡くなった場合には実父、実母を亡くした場合と比較すると客観的な心境となる人もいますが、お悔やみの言葉をかける際には実父母と同じような言葉をかけるようにします。
[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
(お義父様)のこと、話を聞いて心配していました。寂しくなりますね。ご愁傷様です。
(お義父様)のこと、ご愁傷さまでした。きっと(お義母様)が一番お寂しいと思うから、どうかお力になってあげてください。
[一般的な例文]
(お義父様)のこと聞きました。ご愁傷さまでした。ご冥福をお祈りします。

(お義母様)のこと、突然のことで…(深く頭を下げる)お悔やみを申し上げます。

6.恋人を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

恋人を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
友人であれば、話を聞いてあげる、一緒にいてあげる、またはそっとしておいてあげるなどの気遣いも必要です。

恋人を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
大変だったね。つらい時に力になれなくてごめんね。何か私にできることがあれば、何でもするよ
(◯◯さん)のこと、ご冥福をお祈りします。今はつらいと思うけど、少しずつでも元気になってくれることを◯◯さんも願っていると思うから…何かできることがあれば言ってね。
[一般的な例文]
…ご愁傷さまでした。(言葉は少なめに。控えめな声で。)

突然のことで驚いています。お悔やみを申し上げます。(控えめな声で。)

7.兄弟姉妹を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

兄弟姉妹を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
友人同士なら、故人(兄弟姉妹)と面識があった場合もあります。お世話になった旨を述べても良いと思います。

兄弟姉妹を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
(お兄さん)には、私もお世話になりました。ご冥福をお祈りします。
(◯◯さん)のこと、ご愁傷さまでした。落ち着いたら改めてご焼香に伺わせてください。
[一般的な例文]
…ご愁傷さまでした。(言葉は少なめに。控えめな声で。)

寂しくなりますね。お悔やみを申し上げます。(控えめな声で。)

8.義兄弟・義姉妹を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

義兄弟・義姉妹を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
故人(義兄弟義姉妹)と面識があった場合には、お世話になった旨を述べても良いと思います。

義兄弟・義姉妹を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
(◯◯さん)には、生前大変お世話になりました。ご冥福をお祈りします。
[一般的な例文]
…ご愁傷さまでした。ご冥福をお祈りします。(言葉は少なめに。控えめな声で。)

このたびはご愁傷さまでした。お悔やみを申し上げます。(控えめな声で。)

9.祖父・祖母を亡くした人にかけるお悔やみの言葉

祖父・祖母を亡くした友人、知人にかけるお悔やみの言葉の例文です。
相手が故人と同居していた場合には、特に慎重に言葉を選ぶようにします。

祖父・祖母を亡くした人にかけるお悔やみの言葉の例文とポイント

[親しい友人や親しい相手の場合:例文]
ご愁傷さまでした。(おばあちゃん子)だったあなたのこと、寂しくなりますね…。ご冥福をお祈りします。
(おじいさま)ずっと闘病中だとお聞きして心配していました。突然のことでお悔やみ申し上げます。ご冥福をお祈りします。
[一般的な例文]
…ご愁傷さまでした。ご冥福をお祈りします。(言葉は少なめに。控えめな声で。)

このたびはご愁傷さまでした。お悔やみを申し上げます。(控えめな声で。)