香典返しの時期と金額を解説するページ。香典返しとは通夜葬儀で頂いた香典のお返しで香典返しの時期は忌明けの頃となります。葬儀のときには会葬礼状をお渡ししますが、香典返しの時期には忌明けの挨拶状を出します。
香典返しの金額の相場・金額の目安は通夜葬儀で頂いた香典の半返し〜3分の1返しとされています。
香典返しの金額の相場・金額の目安は通夜葬儀で頂いた香典の半返し〜3分の1返しとされています。
目次
[参考ページ] |
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※職場、会社の香典返し>>> |
※香典返しののし>>> |
※香典返しの品>>> |
※香典返しのマナー>>> |
※香典返しを辞退したいとき>>> |
※四十九日 香典返しに添える挨拶状>>> |
※香典袋の種類>>> |
※香典の金額 相場>>> |
※香典の金額 相場(祖父・祖母)>>> |
※香典の金額 相場(兄弟姉妹、兄弟姉妹の義父義母)>>> |
※ 香典の金額 相場(親戚、甥姪、嫁の祖母・祖父)>>> |
※ 香典の金額 相場(おじおば、伯父,叔父,伯母,叔母)>>> |
※ 香典の金額 相場(いとこ,いとこの配偶者,いとこの子)>>> |
※香典の金額 相場(友人)>>> |
※香典の金額 相場(友人の親)>>> |
※ 香典の金額 相場(ご近所)>>> |
※ 香典 金額の書き方 漢字一覧表>>> |
※ 香典 金額の書き方 三千円、五千円、一万円、二万円、三万円ほか>>> |
1.香典返しの時期はいつ? |
香典返しの時期は「忌明け」の頃が一般的です。仏教では四十九日を過ぎると忌明けとされます。 通夜葬儀の際に香典やお供物などを頂いた場合に、そのお返しとお礼の形として香典返しを行ないます(お礼状とともにお返しとお礼のしるしとして品物を贈ることが多いようです)。 なお他の宗教でも香典返しのようなことは行われ、お礼状を添えてお返しの品を送ります。香典返しの時期は以下のとおりです。 ・仏教では、四十九日の頃 ・キリスト教では、1ヶ月目の追悼ミサの頃 (プロテスタントでは昇天記念日と言います) ・神道・神式では、五十日祭の頃 なお、忌明けまでの日数の数え方については、このページの別項目で説明しています。 |
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(1-1)香典返しの時期(忌明け)までの日数の数え方) |
忌明けまでの日数の数え方は下記のとおりです。百か日までの追悼法要は、亡くなった日を含めて数えるのが一般的です。 |
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忌明けまでの日数の数え方 | |
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香典返しは忌明けの頃にお礼状を添えて送ります。 百か日の法要までは、亡くなった日を含めて日数を数えます。 通常は①の日程で進みますが、以下のようなケースでは一日ずらして②の日程で執り行います。 ・葬儀が友引の日にあたる場合 ・遅い時間に死亡したために準備や手配が間に合わない場合 ・遺族が遠方にいて準備が間に合わない場合 など。 | |
儀式や法要の名称 | 時期 |
① 通夜(または② 仮通夜) | 1日め(亡くなった当日) |
① 葬儀(または② 通夜) | 2日め |
(② の日程の場合には葬儀) | 3日め |
初七日(しょなぬか) | 7日目(本来は7日目に行う法要だが、現代では葬儀 当日に行なう ことが多い) |
ニ七日忌(ふたなぬか) | 14日目 |
三七日忌(みなぬか) | 21日目 |
四七日忌(ししちにち,よなぬか) | 28日目 |
五七日忌(ごしちにち,いつなぬか) 三十五日 (さんじゅうごにち) | 35日目 |
六七日忌(ろくしちにち.むなぬか) | 42日目 |
七七日忌(しちしちにちき,なななぬか) 四十九日(しじゅうくにち) | 49日目 (忌明け) |
百か日忌 (ひゃっかにち) | 100日目 |
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(1-2)香典返しの時期に送る挨拶状は? |
香典返しを送る際には、お礼状を添えて送ります。文面に盛り込む内容は以下の通りです。 ・通夜葬儀の時に香典やお供物などを頂いたお礼 ・無事に忌明けを迎えた報告 ・今後のお付き合いを願う言葉 葬儀の際に渡す会葬礼状とは別で、忌明けの挨拶状、忌明けのお礼状などと呼ばれます。下記に解説します。 |
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忌明けの挨拶状(仏式)の例文、文例…香典返しと一緒に送る場合 |
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※ふつうは縦書きです。ページ構成の都合上、横書きにしています ※忌明けの挨拶状は文中に句読点を用いません。 |
拝啓 先般 亡母 見本花子儀 葬儀に際しましては ご多忙中にもかかわらずわざわざご会葬を賜り且つご鄭重なる御厚志を賜り有難く厚くお礼申し上げます 葬儀の際は万事行き届かず申し訳なく存じております お蔭様で◯月◯日に四十九日の法要を滞りなく相済ませることができました。 つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたします 何卒ご受納賜りたくお願い申し上げます 茲に生前のご厚情に感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます 本来であれば拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが 略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます 敬具 令和◯◯年◯◯月◯◯日 〒□□□−□□□□□ 住所 喪主 見本太郎 親族一同 |
[全体の流れ] ●故人の名前… 「故 見本花子 儀」 「亡祖母 見本花子 儀」または「亡祖母 花子 儀」 「弊社社長 故 ◯◯◯◯ 儀」 「弊社 代表取締役社長 故 ◯◯◯◯ 儀」といった形で使います。 ●お礼の言葉…忙しい中を葬儀告別式に参列して頂いたことへのお礼と、香典を頂戴したことへのお礼の言葉を入れます。 ●お礼状はあくまでも略儀…です。本来なら直接お礼を申し上げるところ、書状でのご挨拶となった旨を伝えます。(文中の言葉「拝眉(はいび)」…会うという意味をへりくだって言うときに使う言葉。お目にかかる。お会いする。) ●差出人…この文例は個人の場合の差出人の例です。もし社葬の場合には、葬儀委員長の名前を筆頭に書きます。その横に喪主、親族が続きます。 ●その他…季節の挨拶文は不要。 頭語の 「拝啓」と結語「敬具」については、両方入れるか、もしくは両方無しのどちらでも良いでしょう。 なお、四十九日の法要は「満中陰の法要」と言い換えてもOKです。 ●自分でテンプレートを作るなら…上記の例文では戒名などを用いていないため比較的使いやすいものとなっています。 通夜や葬儀に参列せず香典だけを頂戴した場合に使えるお礼状の例文はこちら>> |
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2. 香典返しの金額の相場 |
お香典返しを贈る場合には、頂いた香典の2分の1(半額)から3分の1くらいを目安にします。 半分の金額のものをお返しすることを「半返し(はんがえし)」と言います。 頂いた香典やお供物の金額を元にして品物の金額を決めるので、手配がしやすいとも考えられます。 香典を頂いた方全員に同じ物を贈る場合もありますが、頂いた金額に応じて三段階くらいの物・品物を用意し、それぞれの金額に合ったものをお返しします。 金額別のカタログギフトなども利用されているようです。 その他に、職場などでお香典を頂いた場合には、皆さんで召し上がれる茶菓子や、お茶などをお返ししてはいかがでしょうか。この場合のご予算は、1人1人に対してではなく、全体で、頂いた金額の半分(〜1/3)で構いません。 |
香典返しの金額の相場(頂いた金額別一覧表) | |
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主な価格帯は以下の通りです。香典返しは香典のお返しとしてだけでなく、お供物や供花を頂いた相手へのお返しとしても使われます。 | |
頂いた香典の金額 (または供物の金額) | 香典返しの金額の目安 |
3,000円〜5,000円 の香典または供物 | 1500円〜2,000円の香典返し |
7,000円〜10,000円 の香典または供物 | 3,000円〜3,500円の香典返し |
10,000〜15,000円 の香典または供物 | 4,500円〜5,000円の香典返し |
20,000円〜30,000円 の香典または供物 | 7,000円〜10,000円の香典返し |
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