一周忌のお布施とは「一周忌法要」の際にお寺に支払う謝礼です。白い封筒に入れて表書きは「御経料」「御布施」等と書き、お車代と共に用意します。また僧侶が法要のあとの会食を辞退されたら御膳料も別にお渡しします。一周忌のお布施の表書きと書き方、封筒・袋の書き方見本、書き方画像を掲載し、お布施の金額相場について解説します
目次
1.一周忌のお布施とは |
亡くなってからちょうど一年目の命日に行う一周忌法要に際し、お寺や僧侶にお渡しする謝礼をお布施と言います。一周忌のお布施のポイントを挙げてみます。 |
一周忌のお布施 ポイント |
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1)お通夜〜葬儀・告別式の時には戒名料も支払いましたが、一周忌法要のお布施については戒名料は不要で、純粋に法要の謝礼のみを支払います。 |
2)一周忌に合わせて納骨式を行う場合には(まだ納骨していなかった場合には)、納骨式の謝礼も合わせてお渡しします。 |
3)一周忌法要を自宅で行う場合には、お布施とは別にお車代をお渡しします(このページ項4にて解説) |
4)法要の後に会食を用意している場合、もし僧侶が会食(お齋)への出席を辞退されたら御膳料をお渡しします(このページ項4にて解説) |
2. 一周忌のお布施 表書き 書き方 |
亡くなってからちょうど一年目の命日に行う一周忌法要に際し、お寺や僧侶にお渡しする謝礼をお布施と言います。一周忌のお布施のポイントを挙げてみます。 |
お布施の書き方 |
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▼一周忌のお布施の表書き 「御布施」「お布施」「御礼」「御経料」など。 ▼下段 下段には見本画像のようにフルネームで氏名を書くか、もしくは「佐藤家」「高橋家」などのように◯◯家と書きます。 ▼墨の色 薄墨ではなく、濃墨(普通の黒い色の墨)で書きます。 ▼お布施を入れる袋 熨斗袋ではなく、白い封筒を用います。封筒は二重になっているもの(二重構造のもの)は避けます。市販品でお布施と印刷されているものでも良いでしょう。 半紙の中包みに入れ、奉書紙で慶事の上包みの折り方【参照:のしのページ】をして、水引きをかけない形が丁寧です。 もし水引きをかける場合は、関東では黒白(白黒)・双銀、関西では黄白(白黄)が用いられます。 また、地方によっては熨斗袋を使う地域もあります。この場合は不祝儀用の熨斗袋を使います。 |
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お布施の書き方 つづき |
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【参考情報】 キリスト教や神道では? |
[神道] 御礼、御祈祷料、 御祭祀料、御榊料、 御神饌料、玉串料など。 ※玉串料については、別ページで詳細に解説しています>>> |
[キリスト教] 教会には、献金、記念献金、感謝献金、ミサ御礼、御ミサ料など。 神父や牧師にお渡しする謝礼については、表書きを「御礼」とします。 |
3. 一周忌のお布施 金額は書くの? 住所は書くの? |
香典袋の場合には中袋があり金額を書きますが、お布施の場合には金額を書くのでしょうか? |
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一周忌のお布施(白い封筒の場合には?) |
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▼金額は書くの? お布施を白い封筒に入れて渡す場合、金額を書く必要はありません。 ただし、市販の袋で表書きが印刷されているタイプ(「御布施」「お布施」などと印刷されている袋)を使用する場合には、その袋に金額を書く欄があれば金額を書いてもマナー違反にはなりません。 ▽金額を書くのはどんな時? お布施に金額を書くケースとしては、例えば地域によっては不祝儀袋を使う地域もあり、不祝儀袋の中袋に金額を書くこともあります。 また、一周忌法要ではなく通夜〜葬儀・告別式の際に戒名料を含むお布施をお渡しする等の、高額のお布施をお渡しする場合などが想定されます。 また、お寺によっては高額のお布施について税務署対策などの理由から金額を書くよう要望されることもあるようです。高額の御布施は白い封筒に入れるよりも、半紙で包んだものを奉書紙の上包みで包む形をおすすめします。 ▼住所は書くの? お布施を白い封筒に入れて渡す場合、住所を書く必要はありません。 ただし、市販の袋で表書きが印刷されているタイプ「御布施」「お布施」などと印刷されている袋を使用する場合には、その袋に住所を書く欄があれば住所を書いてもマナー違反にはなりません。 また、地域によっては不祝儀袋を使う地域もあり、不祝儀袋に住所を書くこともあります。 |
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4. その他に用意するもの(お車代、御膳料) |
御布施・御経料の他に、お車代、御膳料を用意します。 |
お車代・御膳料の書き方 |
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●お車代 法要をお寺で行う場合には不要です。自宅や斎場などで法要を行う際、僧侶が自分の車やバイクなどでお越しになるならお車代をお渡しします。また、ご住職が高齢の場合には施主がタクシーを手配して、送迎分の実費を支払うこともあります。 白い封筒に5,000円〜10,000円程度を包みます。表書きは「お車代」下段は施主のフルネームまたは◯◯家と書きます。 ●墨の色は 墨は薄墨ではなく濃墨(黒い墨)を用います。 |
●御膳料 御膳料とはお食事代のことです。一周忌法要の後で会食(お齋)を用意しているのにもかかわらず、ご住職・僧侶が出席を辞退された場合には「御膳料」をお包みします。 会食に出席して下さった場合には御布施とお車代だけをお渡しします。 また、会食そのものを実施しない場合には折り詰めのお料理とお酒などの現品をお持ち帰り頂くこともあります。 白い封筒に入れ、表書きは「御膳料」。下段は施主のフルネームまたは◯◯家と書きます。 御膳料の金額は地方によっても異なりますが、5,000円〜20,000円程度です。 ●墨の色は 墨は薄墨ではなく濃墨(黒い墨)を用います。 |