結婚式招待状マナー》返信返事・宛名・封筒切手・書き方文例・手作り・欠席

結婚式には、二人が夫婦の契りを交わす瞬間に立ち会っていただく意味があり、披露宴は新郎新婦のそれぞれが選んだ伴侶を、親族や友人知人に紹介する式となります。 このページでは結婚式の招待状の文例・例文(文の書き方・文章)とテンプレートならびに宛名の書き方をご紹介しています。また、結婚式の招待状(披露宴の招待状)を受け取った場合の返信のしかた(返事の書き方)についても説明しています。
[関連ページ]
1.結婚式に招待する人を選ぶ(披露宴に招待する人を選ぶ)前のページ
2.結婚式の招待状(披露宴の招待状)の基本文例・例文(書き方・文章)前のページ
[参考ページ]
・結婚式・披露宴の席次表>>>
・節約・格安結婚式>>>
・結婚の準備>>>

3.結婚式招待状の印刷例

最近は、本人たちの名義で出す招待状が増えてきたようです 。
新郎新婦本人の名前で出す場合の印刷例を下記にご紹介します。テンプレートをお作りになる際に参考になさってください。
ご紹介している見本では、画像の文字の大きさが小さくなると文面 が見づらいので、以下のようにハガキ状のレイアウトにしました。もし2つ折りのカードにする場合には、例えば縦に長いカードを中央で2つ折りにし、上半分に挨拶文(メッセージ)、下半分に日時や場所などの情報を記載すると良いと思います。もちろんカードは左右見開きにしても良いでしょう。
また、サンプルでは文字の並び方を横書きにしていますが、縦書きにする場合には"Invitation"という箇所は削って下さい。
(※上の項で述べたとおり、結婚式招待状、披露宴の招待状の場合、文中では句読点は用いません。手作りの招待状をお使いになる場合には注意して下さい。)
招待状には、このようなメッセージカード以外に、付箋やメモを同封して祝辞(スピーチ)や余興などを依頼します。このページの別 項目で説明していますのでご参照ください。
招待状に同封するもの, 付箋など>>
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結婚式の招待状

●親族をはじめとし、親しい友人など、披露宴だけでなく結婚式にも出席を依頼する相手には、披露宴の招待状に挙式の案内を同封します。
このページの4の項目で紹介しているように付箋やメモの形でも良いでしょう(※4へ
※結婚式にも出席を依頼するための付箋に掲載するメッセージの例
文例/
ご多用中恐縮に存じますが 結婚式にもご列席を賜りたく 当日午前◯時までに3F◯◯◯におこし下さいますようお願い申し上げます

4.結婚式・披露宴の招待状に掲載するもの、同封するもの
    (付箋やメモなどに載せる文)

・結婚式披露宴の招待状を送る場合には、以下のものも同封します。
付箋やメモの文例(例文)をご紹介します。 招待状を手作りされる場合には参考になさってください。
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招待状に同封するものリスト

項目説明
●披露宴の
日時、 場所、 会場名 などの情報
 ●通常は、招待状と一緒に印刷します。
●可能であれば地図も記載するか、別の紙に印刷した地図(↓下記2)を同封します。
●会場周辺地図
 ●できれば、最寄りの駅や目標物からの交通 アクセス、駐車場のご案内が掲載された、会場周辺の地図を同封します。
●返信用のハガキ
(返信はがきのテンプレートを作成する際の参考画像はこちら>>
 ●出欠を尋ねるハガキを同封します。
招待客に手間をかけることがないよう、返信用ハガキには切手を貼付しておきます。
●できれば出欠を尋ねるハガキにて、着付けや美容などについてお尋ねすることをおすすめします。
例文/
誠に恐れ入りますが 美容・着付けなどのご要望がございましたらお書き添えください。

●可能であれば、出欠を尋ねるハガキにて、宿泊の要望の有無をお尋ねすることをおすすめします。
例文/
誠に恐れ入りますが ご宿泊のご要望がございましたら宿泊希望日および人数または部屋タイプと室数などをお書き添えください

(※招待状に同封する返信はがきのテンプレートを作成する際の参考になる画像はこちらです。>>

ここから下は、付箋を用いる可能性の高いものです。
メッセージの例文も一緒にご紹介します。

項目説明

●結婚式のご案内

 ●親族などの中で、披露宴だけでなく結婚式にも出席を依頼する人には、挙式の案内を同封します。
例文/
ご多用中恐縮に存じますが 結婚式にもご列席を賜りたく 当日午前◯時までに3F◯◯◯におこし下さいますようお願い申し上げます

スピーチや余興の依頼

●主賓、来賓、友人など、祝辞(スピーチ)や余興をお願いする人には、あらかじめ付箋(またはメモ)を入れておきます。
●祝辞(スピーチ)を依頼する付箋(またはメモ)
 文例/
誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて御祝辞を賜りたくお願い申し上げます
●余興を依頼する付箋(またはメモ)
 文例/
誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて余興を賜りたくお願い申し上げます

文例/
誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて余興を賜りたくお願い申し上げます(◯◯様 ◯◯様と3名にてお願いします)

●乾杯の発声(音頭)を依頼する付箋(またはメモ)
 文例/
誠に恐れ入りますが、当日披露宴にて乾杯のご発声を賜りたくお願い申し上げます。
●万歳三唱のご発声(音頭)を依頼する付箋(またはメモ)
(※万歳三唱は、地方によって行なう地方、行なわない地方があります)
●記念写真の撮影のご案内の付箋(またはメモ)
 ●親族や友人などのうち、記念写真(集合写真)の撮影に一緒に参加して欲しい人には、あらかじめ集合時刻と集合場所を記載した付箋(またはメモ)を入れます。
文例/
誠に恐れ入りますが 当日記念写真撮影にご参列賜りたく 午前◯時までに、ホテル3階◯◯ルーム前におこし頂きますようお願い申し上げます
●その他のご案内の付箋(またはメモ)
 ●会場に関して以下の案内を入れると親切な印象を与えます。結婚式状の披露宴パックなどで招待状をオーダーすると、こうした細かい内容に関してはテンプレートのないものもあります。
[メッセージ例]
駐車場は収容台数に制限がございますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください
飲酒をなさる方はお車でのご来館を(ご来店を)ご遠慮くださいますようお願い申し上げます
最寄り駅「◯◯駅」より送迎バスがございます。ご利用をご希望の方は返信はがきにてお知らせください
受付は披露宴会場と同じフロアーにてご用意いたしております。受付開始は披露宴30分前でございます
●その他の、会場についてのご案内の例
お手荷物は1階クロークにお預け下さい
着付けをご予約された方は5階着付け室に式の2時間前までにおこしください
ご自身でお召し替えされる場合には、3階男女お召し替え室をご利用ください
誠に恐れ入りますが、レストランにて披露宴を行なうためお召し替え専用の部屋がございません。できるだけ平服(またはそのまま出席可能なお召し物)にておこし頂きますようお願い申し上げます

5.結婚式の招待状の宛名の書き方、宛名書き

結婚式の招待状は、返信用のハガキ(出欠ハガキ)を同封して封筒に入れて送ることが多いようです。下記に宛名の書き方をご説明いたします。

■ 封筒の宛名の書き方(洋封筒の宛て名の書き方)

洋封筒の場合は正式には横書きが基本となります。
しかし、実際は縦書きにする方が多いようですので、画像を用意しました。
手作りするカップルもずいぶん多くなってきています。
横書きの時の書き方と、縦書きの時の書き方を見てみましょう。  
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洋封筒の書き方の例

●洋封筒の表書きの例

(A)横書き1
宛名の書き方
(B)
縦書き

(C)
横書き2

洋封筒の場合は横書きが一般的ですが、慶事、弔事では、Bのように縦書きにすることもあります。
・横書きの場合、番地の数字部分は算用数字で書きます。
・切手は、縦に見た時に左上になる位置に貼ります。
このサンプル画像では、切手の向きを宛名の文字と合わせましたが、切手の向きを郵便番号の向きと合わせても良いでしょう。
(A)横書き1
1)住所
・住所の文字の大きさは、宛名の文字よりも小さくします。
・横書きの場合、番地の数字部分は算用数字で書きます。
・住所が一行におさまらない場合は改行しても構いません。住所や番地のキリの良いところで改行します。二行目,三行目の書き出しは、一行目の書き出しよりも後ろから始まるようにします。
2)宛名
・宛て名は、中央に大きく書きます。位 置は、郵便番号の最初の3つの間くらいをめやすにします。
・氏名の長さは、全体のバランスを考えて文字を配置します。
(B)縦書き
結婚式・披露宴の招待状や弔事・法事の案内状などでは、たて書きにして使う場合もあります。
1)住所
・住所の文字の大きさは、宛名の文字よりも小さくします。
・縦書きの場合、番地の数字部分は漢数字で書きます。
・住所が一行におさまらない場合は改行しても構いません。住所や番地のキリの良いところで改行します。二行目,三行目の書き出しは、一行目の書き出しよりも下から始まるようにします。
2)宛名
・宛て名は、中央に大きく書きます。位 置は、郵便番号の最初の3つの間くらいをめやすにします。
・氏名の長さは、全体のバランスを考えて文字を配置します。
(C)横書き2
親しい人との間で交わす手紙では、洋封筒に、右のCのように横書きに宛先を書く場合もあります。
横幅が狭いため、住所が2行〜3行になります。
1)住所
・住所の文字の大きさは、宛名の文字よりも小さくします。
・住所が一行におさまらない場合は改行しても構いません。住所や番地のキリの良いところで改行します。二行目,三行目の書き出しは、一行目の書き出しよりも後ろから始まるようにします。
2)宛名
・宛て名は、中心線よりやや上に大きく書きます。位 置は、郵便番号の最初の3つの間くらいをめやすにします。
・氏名の長さは、全体のバランスを考えて文字を配置します。

●洋封筒の裏面の書き方の例

(D)横書き
横書きの場合、番地の数字部分
は算用数字で書きます。
もし日付けを入れる場合には、
住所の左上になる位置に書きま

(E) 縦書き/慶事
慶事の場合、もし縦書きにする
なら、この画像のように右封じ
となります。

●洋封筒の差出人の書き方の例
洋封筒の場合は横書きが一般的ですが、慶事、弔事では、E、Fのように縦書きにすることもあります。
(D)横書き
1)住所
・住所の文字の大きさは、差出人の氏名の文字よりも小さくします。
・横書きの場合、番地の数字部分は算用数字で書きます。
・住所が一行におさまらない場合は改行しても構いません。住所や番地のキリの良いところで改行します。二行目,三行目の書き出しは、一行目の書き出しよりも後ろから始まるようにします。
2)差出人の名前
・差出し人名は、右寄せまたは、中央よりやや右に書きます。
・氏名の長さは、全体のバランスを考えて文字を配置します。
・右のサンプル画像では、両親が差出人の例を載せていますが、本人たちが差出人になるケースも多くなってきているようです。縦書きの例として(E)に紹介しています。
(E)縦書き/慶事
結婚式・披露宴の招待状などでは、たて書きにして使う場合もあります。
慶事の場合は「右封じ」です。右からふたをかぶせるように封筒をとじます。
弔事以外はすべてこの向きにします。
1)住所
・住所の文字の大きさは、宛名の文字よりも小さくします。
・縦書きの場合、番地の数字部分は漢数字で書きます。
・住所が一行におさまらない場合は改行しても構いません。住所や番地のキリの良いところで改行します。二行目,三行目の書き出しは、一行目の書き出しよりも下から始まるようにします。
2)差出し人名
・差出し人の氏名は住所よりも大きく書きます。高さは中央付近か、やや下から書きはじめます。
・氏名の長さは、全体のバランスを考えて文字を配置します。

■ 宛名の書き方(様、御中などの使い方、使い分け)

宛名を書く場合には、「見本一郎様」のように相手の氏名の下に「様」をつけるのが一般 的ですが、会社あての場合や、担当部署名あての場合には御中を使います。
下記に、個人あて、先生あて、子どもあての例をご紹介します。

宛名の書き方(敬称のつけ方)

A. 個人あての場合 (または私人あて)
※私人=公的な地位や立場を離れた一個人)


個人
あて
②ご夫妻あて
家族
あて

①個人あて… 基本的には相手の氏名の下に「様」をつけます。
②御夫妻あて…ご主人の名前を右に書き、左に奥様の名前または、「奥様」「御奥様」などと書きます。
この場合「様」を1つしか書かないのはNGです。

B. 会社関係あての場合

④役職・肩書き
のある相手あて
⑤同僚
あて

勤務先・会社関係の相手には、職場で直接招待状を手渡します。
④役職・肩書きのある相手あて……まずは会社名を書きます。つぎに行を変えて、役職→氏名→様の順に書きます。つぎに行を変えて、役職→氏名→様の順に書きます。
・先生、社長、はそれだけで肩書きとなるため、例2のように肩書きに続けて様をつけるのは誤りです。
例1社長 見本一郎
例2見本一郎 社長様×

・なお、会社名と部署名は一行におさまらなければ改行しても構いません。
※職場で手渡しせず、ご自宅宛に郵送でお送りする場合の書き方はAの個人宛と同じ書き方になります。

C. 学校・先生あての場合

⑥役職・
肩書きの
ある
相手あて
⑦一般の
先生あて

⑥役職・肩書きのある相手あて……まずは学校名を書きます。つぎに行を変えて、役職→氏名→様の順に書きます。
・先生、社長、はそれだけで肩書きとなるため、例2.3のように肩書きに続けて様をつけるのは誤りです。
例1.◯ 校長 □□□□様
例2.× □□□□ 校長様
例3.× □□□□ 校長殿
⑦一般の先生あて……まずは学校名、クラス名を書きます。次に行を変えて氏名→先生の順に書きます。「様」を使わずに「先生」と書くのがポイント。
※先生のご自宅宛に郵送でお送りする場合の書き方は個人宛と同じ書き方になります。 ただし、「様」を「先生」としても良いでしょう。

■ 和封筒の宛名の書き方

結婚式披露宴の招待状を郵送する際は、洋封筒を用いる場合が多いようです。
和封筒を用いる場合の宛名の書き方も、基本的には「洋封筒の縦書きの場合の宛名の書き方」と同じで、 封筒の表書きには、郵便番号と、宛先住所、宛名を書き、裏面に差出人の住所氏名を書きます。
  和封筒の詳しい宛名の書き方については、別ページ「封筒の表書き・封筒の書き方」をご参照ください。
(※参考ページ「封筒の表書き・封筒の書き方」>>>

6.結婚式の招待状の返信の書き方
   (披露宴の招待状の返事の書き方)

結婚式・披露宴の招待状をいただいた場合は早めに返事を出しましょう。招待をされた場合、基本的には快く出席するのがマナーです。また、万一出席できない場合にも具体的な理由を書いて残念な気持ちが伝わるようにします。
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結婚式招待状の返信を出す場合
のポイント

 

お返事の際に「おめでとう!」
のコメントをひとこと書き添え
ると、一層心が伝わります ↓
 結婚式招待状の返信書き方

●招待状を受け取ったら、返事はなるべく早く出します。
先方は返信を見て披露宴の料理や引出物の数量を決めるので、期日を守る というよりも、早めの返信をこころがけましょう。
【裏面の書き方】
出席・欠席
「御出席」「御欠席」の いずれかを選び、「御」の字 は二本斜線で消して、「出席」 または「欠席」の2文字だけを ◯で囲みます。
さらに、選ばなかった方を縦二 本線で消すと丁寧になります。
住所・氏名
「御住所」「御芳名(氏名)」 欄の「御」と「御芳」の文字も 二本線・二本斜線で忘れずに消します。
空きスペース
出欠の返事だけでなく葉書の 空きスペースにメッセージを 添えると良いでしょう。
「ご招待いただきありがとうご ざいます。仲間うちで評判の、奇麗な花嫁さんにお目にかかるのを楽しみにしています」
●その他に、当日利用したいものを尋ねられた場合にはその件にもふれます。
例「当日は留袖を着用したいので、着付けと美容室の予約をお願いします」
例「前日現地入りしますので、我々夫婦大人2名分の宿泊予約をお願いします」
など。
●欠席する場合は、「出張のため」「出産日間近のため」
 など先方に事情を理解しても らえる理由を具体的に書き添えます。
 弔事で欠席する場合のみ、具体的な事由を書かず「やむをえない事情で」程度の書き方にします。
 「残念です」と伝えること。
【表面の書き方】
宛名
宛名の 「見本次朗 行」の「行」は二本 斜線で消し、「様」と書きます。 
 
 
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