就活面接のマナー》入室・就職・服装コート・髪型・新卒・転職・アルバイト

面接のマナーのページ。就職面接、採用面接とは、就職や採用を希望する人に採用担当者や面接官が直接会って質問や試験などをすることをさします。単に面接、或いは面接試験と呼ばれることもあります。このページでは面接試験の際の身だしなみや心構え、準備のチェックリスト、面接試験の流れ(集団面接・個人面接)、面接のお礼状などについてご説明いたします。
…このページの内容(就職面接・採用面接のマナーについて)…
1. 就職面接・採用面接とは
2. 面接の時の身だしなみ、服装、髪型
3. 面接チェックリスト [場所地図、持ち物、担当確認など]
4. 採用面接の流れ  [集団面接の例、個人面接の例] 次のページ
5. 面接が終わったら お礼状など次のページ
6. 就活(就職、転職、再就職活動)に必要な知識次のページ

■1.就職面接・採用面接とは

●就職面接、採用面接とは、就職や採用を希望する人に直接会って質問や試験などをすることをさします。このページは企業で実際に人事を担当していた者が作成していますが、筆者の経験では、面接試験ということで応募者に来て頂いた上で口頭試問や簡単な筆記試験や作文をする企業もあるようです。
●選考するにあたり応募者が多い場合、あるいは書類に不備がないかをチェックする目的等で、事前に書類選考を行い、対象者を絞り込む企業もあります。面接は、提出された履歴書や職務経歴書の内容を確認したり、就職希望者が本当にその企業が求める人材かどうかについて、書類選考だけではわからない面を面接官の目で見て判断したりするものです。面接官にどういう印象を与えるかが非常に重要な要素となります。
▼履歴書とは、その人が経て来た学業(学歴)、職業(職歴)などの経歴を書いた書類をさします。
学生や社会人などのうち、仕事に就きたい人が、希望する就職先に提出します。写 真貼付が原則です。
 ※履歴書の書き方の詳細はこちら>>>
▼職務経歴書とは、職務経歴書とは、これまであなたが身につけてきた経験、技術、実務能力を掲載した、いわば職歴の解説書です。新卒(学生)を対象としたものではなく、転職を考えている人だけに提出が求められるものです。 ※職務経歴書の詳細はこちら>>>

・転職・就職の面接ではどんな点がチェックされるの?

採用面接、就職面接では、面接官は以下のような点をチェックします。
採用面接・就職面接で、面接官はこんな点をチェックする
1.履歴書に記載された内容の確認
内容面接官がチェックすること
履歴書に記載された学歴、職歴などの経歴を再度確認します。
1.住所、氏名、年齢。
2.学歴、職歴。
3.資格、免許。
4.志望動機、希望職種 など。
●記載された内容と、口頭で答えることの間に違いはないか。
●よどみなく、はきはきと答えているか。
●履歴書に貼付された写真と同一人物か
2.職務経歴書に記載された内容の確認
内容面接官がチェックすること
[中途採用者・転職者・社会人のみ]
希望職種、応募動機、特に、これまで経験した実務や専門技能、知識などについて確認します。
●知識や経験の確認。即戦力となりそうか。
● 自己PRができているか。
3.身だしなみ
内容面接官がチェックすること
社会人にふさわしい服装かどうか、
(就職や転職を希望する)企業や団体および、業務内容にふさわしい身だしなみかどうかをチェックします。
●企業、業務にふさわしい身だしなみかどうか。
4.態度
内容面接官がチェックすること
表情、言葉遣いのほか、社会人としての常識をチェックします。
●社会人としての常識があるかどうか。
●言葉遣い(敬語)、しぐさ、規律や規範を守れそうか。
5.人柄
内容面接官がチェックすること
コミュニケーション能力や、協調性、誠実さなどをチェックします。●表情、笑顔、話し方、しぐさなど。

■2.就職面接・採用面接の時の身だしなみ、服装、髪型

●就職面接、採用面接の時の身だしなみについて説明します。
面接官がチェックするのは、「社会人にふさわしい服装かどうか」および「その企業や団体および業務内容にふさわしい身だしなみかどうか」です。
●ここで注目すべき点は「その企業や団体および業務内容にふさわしい身だしなみ」です。
当然、公務員を志望する人の面接時と、広告やイベントなどの企画会社に就職を希望する人の面接時、ファッション・アパレルのショップに勤務するスタッフの面接時では、求められる服装が違ってきますよね。
●下記では面接時の服装についてご紹介します。
●基本的な心得として、襟や袖口が清潔なものを。また、きちんとアイロンがけ(またはクリーニング)したものを着用しましょう。 特に男性のみなさんは鼻毛、つめも忘れずにチェックしてください。

・転職・就職の面接にふさわしい服装とは?

企業や業務のジャンルと服装
1.一般企業に応募する新卒者および公務員、銀行に応募する場合などに無難な服装
男性女性
●いわゆるリクルートスーツが無難
・紺、グレーのダークスーツ。
・白のワイシャツ(学生は白が良い。転職者は薄いブルーや地味なストライプでも可)
・ストライプ、ドット(水玉)などのネクタイ
・靴は黒または茶の革靴。ベルトと色を合わせる
・腕時計はカジュアルなものは避ける
・靴下は白はNG。パンツの色に合わせて暗めの色づかいのものを。

・カバンはカジュアルなものを避け、ビジネス用のものを。
[ここをチェック]
・ワイシャツやスーツはしわに注意。白いソックスはNG。ネクタイで個性を出す。清潔感のある服装を。靴がよごれているのはNG。一般 的には長髪や茶髪も不可です。
●いわゆるリクルートスーツが無難
・紺、黒、グレー系のスーツ。スカートでもパンツでもOK。
・白または白に近い色の清潔感のあるブラウスやシャツ。服のデザインによってはブラウスなしのスーツでも可。
・スカーフ着用はOK。アクセサリーはしないか、控えめに。
・ピアスはしないか、ごく控えめに。
・靴は黒または紺のパンプスなど。サンダルやミュールは不可。
・腕時計はカジュアルなものは避ける
・ストッキングは肌色系かパンツのときは黒系、グレー系の色づかいのものを。

・カバンはカジュアルなものを避け、ビジネス用のものを。
[ここをチェック]
・ワイシャツやスーツはしわに注意。白いソックスはNG。派手な茶髪や、派手なつけ爪はNG。
スカート丈は短かすぎないように。
2.一般企業に応募する転職者、再就職者などに無難な服装
男性女性
●ダークスーツを中心にコーディネイト
・紺、グレー系のダークスーツはやはり好印象。派手なストライプのスーツはNG
・清潔感のあるワイシャツ。全体のバランスがとれていればカラーシャツやストライプのシャツもOK。
・派手すぎないネクタイ
・靴は黒または茶の革靴。ベルトと色を合わせる
・腕時計はカジュアルなものは避ける
・靴下は白はNG。パンツの色に合わせて暗めの色づかいのものを。

・カバンはカジュアルなものを避け、ビジネス用のものを。
[ここをチェック]
・リクルートスーツにはこだわらなくても良い。清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。
職種によっては長髪、茶髪は不可です。
●「ジャケット+(プラス)アルファ」を中心にコーディネイト
・ジャケットにスカートでもパンツでもOK。上下がきちん揃ったスーツでなくても、ジャケットとコーディネイトすればOK。
・スカーフ着用はOK。アクセサリーで個性を出すのも良いがジャラジャラとつけるのはNG。控えめに。
・ピアスはしないか、ごく控えめに。
・靴は服に合わせる。歩くと音が響くものやミュールは不可。
・小物は服装に合わせるが、あまりカジュアルなものは避ける。
[ここをチェック]
・職種によっては、ネイルもチェック。派手なつけ爪はNG。
年齢や服装にふさわしい自然なヘアカラーはOK。
スカート丈は短かすぎないように。
3.ソフトウエア開発などの仕事に応募する転職者、再就職者などに無難な服装
男性女性
●比較的自由。清潔感のある服装で
・実力重視で選考されることが多いため、服装にはこだわらないケースが多いでしょう。大手の企業に応募する場合はカチッとした服装を。中小企業の場合は、会社によっては比較的自由な服装でOKです。心配な場合はジャケット着用で面接に望みます。
[ここをチェック]
・比較的服装にこだわらないケースが多いが、清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。無難な服装をめざすならジャケット着用のこと。
●比較的自由。清潔感のある服装で
・実力重視で選考されることが多いため、服装にはこだわらないケースが多いでしょう。大手の企業に応募する場合はカチッとした服装を。中小企業の場合は、会社によっては比較的自由な服装でOKです。心配な場合はジャケット着用で面接に望みます。
[ここをチェック]
・比較的服装にこだわらないケースが多いが、清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。無難な服装をめざすならジャケット着用のこと。
4.工事、作業などの仕事に応募する転職者、再就職者などに無難な服装
男性女性
●比較的自由。清潔感のある服装で
・服装にはこだわらないケースが多いでしょう。大手の企業に応募する場合はカチッとした服装を。中小企業の場合は、会社によっては比較的自由な服装でOKです。心配な場合はジャケット着用で面接に望みます。
[ここをチェック]
・比較的服装にこだわらないケースが多いが、清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。無難な服装をめざすならジャケット着用のこと。
●比較的自由。清潔感のある服装で
・服装にはこだわらないケースが多いでしょう。大手の企業に応募する場合はカチッとした服装を。中小企業の場合は、会社によっては比較的自由な服装でOKです。心配な場合はジャケット着用で面接に望みます。
[ここをチェック]
・比較的服装にこだわらないケースが多いが、清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。無難な服装をめざすならジャケット着用のこと。
5.アパレル関係、企画、デザイン、制作会社などの仕事に応募する転職者、再就職者などに無難な服装
一般的にクリエイティブな仕事の場合には、服装の自由度が高い職場と言えます。
その分、センスや個性が求められることも多く、服装の選択が最も難しいと言えるでしょう。
男性女性
●比較的自由。服装で個性を主張
・服装が採用の重要なファクターとなることが多いでしょう。一般的なリクルートスタイルの無難な服装よりも、むしろ業種、職種に合わせ、あなたらしい服装で面接に望みます。
[ここをチェック]
・比較的服装にこだわらないケースが多いのですが、派手にすれば良いとも思いません。小物で個性を出すなど、清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。
●比較的自由。服装で個性を主張
・服装が採用の重要なファクターとなることが多いでしょう。一般的なリクルートスタイルの無難な服装よりも、むしろ業種、職種に合わせ、あなたらしい服装で面接に望みます。
[ここをチェック]
・比較的服装にこだわらないケースが多いのですが、派手にすれば良いとも思いません。小物で個性を出すなど、清潔感のある服装を。靴が汚れているのはNG。
6.アルバイトの仕事、パートの仕事の面接の場合
●仕事の内容に応じた服装。職種によってはきちんとした服装で
・アルバイトやパートの仕事でも、事務系・内勤の仕事に応募する場合はスーツなどのカチッとした服装で面接を受験します。
・販売系の仕事や、飲食店での仕事の場合には、会社によっては比較的自由な服装でOKですが、心配な場合にはできるだけジャケット着用で面接に望みます。アルバイトの仕事でもあっても、服装が堅苦しくてマズイということはありませんので、迷った場合にはきちんとした服装で面接を受験してください。
・その日から業務につく可能性がある場合には、着替えや靴なども用意して面接に臨んで下さい。
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■3.面接チェックリスト

●就職面接、採用面接にあたり、前日までにチェックしておくことをリストアップしてみます。就活中の皆さんは、当日あわてずに済むように、ぜひご一読下さい。
・面接の前にチェックすること
チェック項目補足説明
1.面接に行く会社の所在地、所要時間の確認
 ・地図で所在地を確認
・電車の乗り換え経路を確認
・時刻表の確認
2.担当者名の確認
 ・担当者名、部署名を確認しておきます。面接の際には、受付で自分の氏名を名乗り、人事担当者の名前を告げます。
[受付では]
「山本一夫と申します。採用面接に伺いました。人事ご担当の高橋太郎様はいらっしゃいますでしょうか」
「本日10時からのお約束で採用面接の受験に参りました、山本一夫と申します。人事ご担当の高橋太郎様をお願いします。」 など。
3.連絡先の確認
 ・予期せぬ トラブルに備え、応募する企業や担当者の連絡先電話番号を確認しておきます。
4.提出済み書類に記載した内容の確認
 ・提出済みの履歴書や職務経歴書の控えを見て、記載した内容を確認しておきます。
5.面接の予習
 ・応募動機はスラスラと答えられるようにしておきます。
[応募動機の例]
以前から、人の役にたてる仕事につきたいとずっと思っていました。一昨年祖母が他界しましたが、祖母の介護を通して、大変だけれども非常にやりがいがあると感じ、介護の仕事に興味を持ちました。
業務としての経験はありませんが、一生の仕事にしたいと思い自分なりに勉強をしました。真面目に勤務したいと思っています。よろしくお願いします。
6.書類選考の結果の通知書
 ・書類選考や一次審査を通過した者であることを示す書類があれば、念のため持参します。
7.持参する内容の確認
 ・企業や職種によっては、面接時に持参を求められるものがあります。
忘れ物はないかチェックしておきます。
[前もって持参を求められるものの例]
・デザイナーや制作の仕事の場合、作品を持参するよう求められることがあります。
・研究や作品、これまでの仕事の成果をまとめたものを持参するように求められることがあります。
・資格証、免許証などの持参を求められることがあります。
8.その他の持ち物
 ・その他に持参したいものは以下の通り
1. 筆記用具
2. 印鑑
3. 免許証や資格証(念のため)
4. 携帯電話
5. 手帳、メモ帳
6. くし、ハンカチ、ティッシュ、ハンカチなど身だしなみ用品。女性は口紅なども手直しできるように
4. 採用面接の流れ  [集団面接の例、個人面接の例] 次のページ
5. 面接が終わったら お礼状など次のページ
6. 就活(就職、転職、再就職活動)に必要な知識次のページ
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