お宮参り 服装 ママ》春・夏・秋・冬・色・ワンピース・スーツ・黒・フォーマル

「お宮参りのママの服装」のページ。お宮参りは生後一ヶ月の頃に神社に参拝し赤ちゃんの誕生を祝い健やかな成長を祈る儀式です。赤ちゃんだけでなくママの服装や祖母の服装にもしきたりがあり、服装の格式を赤ちゃんに合わせる形となります。ここではお宮参りのママ・母親の服装(着物、スーツ、ワンピース)について、春夏秋冬の季節別に赤ちゃんの服装と比べながら解説します。
[参考ページ]
※「お宮参りの着物の着せ方」のページへ>>>
※「お宮参りの赤ちゃんの服装」のページへ>>>
※「お宮参りのパパの服装」スーツ・礼服のページへ>>>
※「お宮参りのパパの服装」着物・和服のページへ>>>
※「お宮参りのパパの服装」カジュアル・おしゃれのページへ>>>
※ お宮参りの祖母の服装(着物・和服・和装)のページへ>>>
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1. お宮参りの服装のポイント

お宮参りは生後一ヶ月頃の赤ちゃんと一緒にその土地の守り神である産土神様にお参りする行事です。赤ちゃんの誕生を祝い健やかな成長を祈る儀式です。下記にお宮参りの服装のポイントを紹介します。

お宮参りの服装の注意点

ポイント項目解説
服装の格を合わせる
 ・赤ちゃんが普段着で母親の服装だけが立派、というのはNGです。あくまでも赤ちゃんが主役です。もちろん主役が正式な祝着の場合には付き添う大人もそれにふさわしい格の服装をします。
・両親や祖母など、赤ちゃんに付き添う大人はお互いに服装の格を合わせます(全員が準礼装、全員が略礼装など)。
赤ちゃんやお母さんの体調優先
 

・作法やしきたりにこだわるよりも、赤ちゃんやお母さんの体調を優先し、天気や気温に応じて(夏の暑さ、冬の寒さを考慮して)決めて下さい。

両家で良く話し合う
 

・お宮参りのしきたりは地方によって異なります(例えば大阪を中心とした地域の紐銭の風習など)。お参りの方法や、服装は両家で良く話し合って決めましょう。
[両家で話し合いたい内容]
・赤ちゃんは誰が抱っこするのか
・誰と誰が赤ちゃんと一緒にお宮参りをするのか
・どんな服装でお宮参りをするのか
・赤ちゃんの祝着・祝い着は誰が贈るのか

出産後のママの体型や、授乳のしやすさも考慮
 ・フォーマルな服にこだわると、サイズが合わなかったり授乳がしにくかったりします。
堅苦しく考えず、出産後のママの体型に合わせたサイズで、適度なフォーマル感のある服で良いのです。
,最近では授乳がしやすい工夫があり、かつフォーマル感のある服も市販されています。
※参考情報[お宮参りのしきたり]
現代では例えば赤ちゃんと両親だけでお宮参りをしたり、両家の祖父母も一緒にお参りしたり等、旧来のしきたりにとらわれず自由な形でのお宮参りが多くなっています。参考情報として古くからのお宮参りの一般的なしきたりをご紹介します。
※参考ページ…お宮参りのしきたりと作法のページへ>>>
お宮参りは赤ちゃんと両親と父方の祖母とで行われてました
現代では赤ちゃんと両親の3人でのお宮参り、あるいは両家の祖父母も同伴、両家の祖母が同伴など、自由に変化しています。
お宮参りの時には父方の祖母が赤ちゃんを抱っこしました
現代では、両親だけの場合には母親が抱っこしたり、父方の祖母が遠方の場合に母方の祖母が同伴して赤ちゃんを抱っこする等、特にこだわらなくなっています。
赤ちゃんの祝い着は母方の実家が贈るのがならわしでした。
現代では、祝い着は赤ちゃんの両親が用意したり、レンタル品を利用したり、ちょっとしたよそゆき着でお参りをしたあと、写真撮影だけを写真館で撮影する際に祝い着のレンタルを利用したり等、自由になってきています。

2. お宮参りのママの服装(春の服装)3月,4月,5月

お宮参りの時のママ(赤ちゃんの母親)の服装について解説します。
赤ちゃんが正式な祝い着の時には、母親や祖母も訪問着や色留袖などになります。
ママや赤ちゃんの体調に配慮して服装を決めましょう。

お宮参りのママの服装(母親の服装) 1

春の服装(3月,4月,5月)
赤ちゃんが正式な祝い着なら(伝統的な祝い着なら)?

【訪問着】
お宮参りのママの服装(訪問着)

赤ちゃんが正式な祝着ならママも色留袖や訪問着となります。
赤ちゃんは伝統的なしきたりでは、父方の祖母が抱っこします。
もしママが抱っこする場合には、赤ちゃんの上から晴れ着(掛け着と呼びます)をかけ、お母さんの首の後ろで賭け着の紐を結びます。
右の画像は訪問着の見本画像です。
色留袖は正礼装、
訪問着は準礼装、
付け下げは略礼装となります。
5月までの季節に着る着物は袷(あわせ)とされます。
着物の場合には、外出中の授乳は大変ですし、母乳が染み出ることもありますのでパッドでケアする等の工夫が必要です。
体調もまだ戻っていないので、洋装を選ぶママが多いようですが、正式な服装の知識として和装をご紹介します。
ワンポイント知識 【和服について】
訪問着、付け下げ、色留袖について簡単に解説します。

【訪問着】
訪問着

訪問着
布地の縫い目と関係なく全体に絵柄・模様が繋がっている。
色留袖に次いで格式の高い着物とされる。準礼装として披露宴などにも着ることができる。
訪問着は準礼装とされ、同格の服装に色無地がある。

【付け下げ】
付け下げ

付け下げ
絵柄には連続性がない。
布地の縫い目に模様や絵柄がかからないように仕立てている。
柄の配置は、訪問着と似た配置にしたものが多くなっていて略礼服として使える。

【色留袖】
色留袖

色留袖
布地の縫い目に関係なく模様が繋がっている。
上半身には模様がない点が訪問着とは異なる。五つ紋、三つ紋、一つ紋など、紋が入るとさらに格が上になる。
黒留袖に準じる格式だが、黒留袖は婚礼で親族が着るという用途が大半なのに対し、色留袖は正装として用途が広い。
赤ちゃんが略式の祝い着なら

最近では正式な祝い着にこだわらず、略式の祝い着としてベビードレスでお宮参りをする家族も 増えています。赤ちゃんが略式の祝着なら、ママ・母親もスーツやワンピースなどを着用します。
春らしいカラーのスーツ、ワンピース、特に淡いカラーの物が好まれるようです。外出中に授乳する場合には授乳しやすい服装を選ぶか、事前に搾乳したものを持参するなどの工夫をする方もいらっしゃるようです。

赤ちゃんを抱っこするほか、おむつやミルクなど、何かと荷物も増えます。歩きやすい靴を選ぶようにし、極端なハイヒールはNGです。
こんなプランもあります。お宮参りはちょっとしたおしゃれ着で、お天気の良い日に住まいの近くにある氏神様にお参りします。記念撮影だけは予約した写真館でレンタル衣装を着てパチリというのもアリです。

3.お宮参りのママの服装(夏の服装)6月,7月,8月

お宮参りのママの服装 2

夏の服装(6月,7月,8月)暑い夏の場合には9月頃まで
赤ちゃんが正式な祝い着・伝統的な祝い着
お宮参りの日程は赤ちゃんやお母さんの体調を優先して決めます。そのため生後1ヶ月の頃ということにこだわらず猛暑の頃を避けてお宮参りを行うのも良いと思います。
赤ちゃんが正式な祝い着ならママも正式な服装となる訪問着か色無地を。花などが描かれている場合には春らしい草花のものを選びます。
6月は単(ひとえ)、7月、8月は絽(ろ)、9月は単の着物などとされますがレンタル衣装を利用すると絽のものはないこともあり、単(ひとえ)を着用する方もいらっしゃいます。
赤ちゃんが略式の祝い着なら
最近では正式な祝い着にこだわらず、略式の祝い着としてベビードレスでお宮参りをする家族も 増えています。
赤ちゃんは体温調節が苦手なので、天候や気温に配慮してあげましょう。特に暑さが厳しい時期にな無理な外出は避けるようにします。
ママの服装は夏用の素材のワンピースやスーツです。お宮参りの定番のカラーは白、薄いピンク、薄いブルー、ベージュなどの淡いカラーです。授乳がしやすい形のフォーマル感のある服も市販されています。出産後間もない時期はショッピング出かけるのも難しいのですが、通販などでも入手することができます。
赤ちゃんを抱っこするほか、おむつやミルクなど、何かと荷物も増えます。歩きやすい靴を選ぶようにし、極端なハイヒールはNGです。
祝詞を受けている間はエアコンが効いた室内の可能性もあります。何か羽織るものを持参するか、調節ができる服装が良いでしょう。

4.お宮参りのママの服装(秋の服装)9月,10月,11月

お宮参りのママの服装 3

秋の服装(9月,10月,11月)
赤ちゃんが正式な祝い着・伝統的な祝い着なら
赤ちゃんの正式な祝い着は白羽二重の着物を着せた上に掛け着を羽織る形(春の服装参照>>>)となります。
赤ちゃんが正式な祝着ならママも色留袖や訪問着となります。
9月は単(ひとえ)の着物、10月以降は袷(あわせ)の着物になります。
11月頃になると羽織やショールなども着用します。手持ちの羽織がない場合には、レンタル品を利用することもできます。きもの専門のレンタルショップもありますし、写真館などで扱う店もあります。
赤ちゃんが略式の祝い着なら

最近では正式な祝い着にこだわらず、略式の祝い着としてベビードレスでお宮参りをする家族も 増えています。赤ちゃんが略式の祝着なら、ママ・母親もスーツやワンピースなどを着用します。お宮参りの定番のカラーは薄いピンク、薄いブルー、ベージュなどの淡いカラーですが、秋らしいワイン、ゴールド、ディープグリーンなども人気があります。授乳がしやすい形のフォーマル感のある服も市販されています。出産後間もない時期はショッピング出かけるのも難しいのですが、通販などでも入手することができます。
派手な髪型やアクセサリーなどは避け、主役である赤ちゃんを引き立てるようにします。
赤ちゃんを抱っこするほか、おむつやミルクなど、何かと荷物も増えます。歩きやすい靴を選ぶようにし、極端なハイヒールはNGです。
肌寒い季節になってきたらパンツスーツでも良いでしょう。身体が楽なデザインを選ぶようにします。
足腰が冷えるのも辛いものです。ワンピースに合わせるマタニティー用のレギンスも市販されています。

5.お宮参りのママの服装(冬の服装)12月,1月,2月

お宮参りの赤ちゃんの服装 4

秋の服装(12月,1月,12月)
赤ちゃんが正式な祝い着・伝統的な祝い着の場合
正式な祝い着は肌着の上に白羽二重の着物を着せた上に掛け着を羽織る形(春の服装参照>>>)となります。
赤ちゃんが正式な祝着ならママも色留袖や訪問着となります。
冬の季節は袷(あわせ)の着物になります。冬場用の羽織やコートをお持ちでない場合など、レンタルの衣装を利用する方もいらっしゃいます。きもの専門のレンタルショップもありますし、写真館などで扱う店もあります。
羽織は礼服にはあたらないのですが、フォーマル感があるお宮参りの羽織の候補を挙げるとすれば色無地一つ紋、絵羽織一つ紋、それらが難しい場合には絵羽模様、色無地の羽織などです。
赤ちゃんが略式の祝い着の場合
最近では正式な祝い着にこだわらず、略式の祝い着としてベビードレスでお宮参りをする家族も 増えています。赤ちゃんが略式の祝着なら、ママ・母親もスーツやワンピースなどを着用します。お宮参りの定番のカラーは薄いピンク、薄いブルー、ベージュなどの淡いカラーですが、冬らしいモカ、チャコール、シルバー、ロイヤルブルーなども人気があります。授乳がしやすい形のフォーマル感のある服も市販されています。出産後間もない時期はショッピング出かけるのも難しいのですが、通販などでも入手することができます。
外出時には防寒対策をしっかりしましょう。
なお、派手な髪型やアクセサリーなどは避け、主役である赤ちゃんを引き立てるようにします。
赤ちゃんを抱っこするほか、おむつやミルクなど、何かと荷物も増えます。歩きやすい靴を選ぶようにし、極端なハイヒールはNGです。
パンツスーツでも良いでしょう。身体が楽なデザインを選ぶようにします。
足腰が冷えるのも辛いものです。ワンピースに合わせるマタニティー用のレギンスも市販されています。
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