結婚式・披露宴節約術》装花・ウエディング・手作り/会費制/演出/引き出物

ご婚約・ご結婚おめでとうございます。結婚式の費用の相場は300万円〜400万円と言われている中で、ここ数年は結婚式に費用をかけない、格安結婚式や小さな結婚式を望むカップルが少しずつ増えています。盛大な式を挙げる代わりに、ごく親しい人や親族だけを招いて心のこもった節約型の結婚式や披露宴を行います。
このページでは、結婚式の節約術(格安結婚式、節約結婚式)についてご紹介します。
[関連ページ]
1. 結婚および結婚式に必要なもの 前のページ
2. 両家の打ち合わせ 前のページ
3. 格安結婚式、節約結婚式の準備と内容 前のページ
 (1) 結婚式の格安プラン、節約結婚式、節約披露宴 前のページ
 (2) 招待状、席次表、挨拶状を手作りする 前のページ
[参考ページ]
「結婚式の流れ」
「披露宴の流れ」

(3) 引出物を用意する

●引出物の持ち込み料を負担してくれるショップがある
 ●通常、式場で引出物を注文せず、外部で注文すると「持込料」が必要になります。持込料は式場によって異なりますが一個につき@500円前後です。持込料を払ってでも、外部で手配した方が安くなることもあります。
ショップによっては、持込料を負担してくれるところもあります。
式場によっては、何か一品(例えば寿用の引き菓子だけでも)注文すれば、持ち込み料がかからないという式場もあります。
●持込料を節約するためでしょうか、筆者が職場で聞いた話ではカタログギフトを自宅に送るカップルがいるそうです。これについては、タイミングが大切で、披露宴の当日または遅くとも翌日には届く必要があると思いますし、このカタログギフトが自宅に届くことを知らない出席者からは、披露宴の帰り道では「披露宴の引出物が異常に少ない」または「ご祝儀ばかりもらっておいて引き出物がない」と思われてしまう可能性があるねという話になりました。
司会者に「心ばかりのお礼の品を用意いたしましたが、お荷物にならないようにご自宅にお送りしております」と一言添えてもらうと良いのかもしれません。
いずれにしてもこの策を使う場合には、ご両親の了承を得るようにしてください。

(4)着付け、ヘア、メイクは外部の方が安いこともある

●行きつけの美容院の方が安いことがある
 ●ブライダルに限定せずに探すのがコツです。着付け、ヘア、メイクは普段から行きつけの美容院の方が安いことがあります。ぜひ見積もりだけでも取ってみましょう。

★4.会費制の結婚式

会費制の結婚式の式次第について具体的にご説明いたします。
特に決まりがあるわけではありませんので、アイディアを追加したり、不要なものを省略したりして、二人だけの手作り結婚式にしてください。
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◆会費制の結婚式の準備と役割

1.顔合わせと打ち合わせ

[3ヶ月前までに]


●通常、会費制の結婚式の発起人(幹事)は新郎側と新婦側の友人が依頼されます。
まずは幹事と新郎新婦のオールメンバーで、顔合わせをしましょう。
お互いの連絡先を交換しておきます。
●ぜひ打ち合わせたい内容は下記のとおりです。
※まだ決定でなくても構いません。新郎・新婦の希望を聞き取ります。

打ち合わせ内容
(1)日程
(2)披露宴の場所、最寄り駅
(3)披露宴の終了予定時刻
(4)出席見込み人数(新郎側、新婦側)
(5)新郎、新婦の希望、リクエスト


●全員を会費制にするかどうかについても決めておきます。通 常、友人や知人からは会費をいただく場合でも上司や恩師、祖父母などについては招待するかたちになり、その分の費用は新郎新婦が負担します。

2.役割(係り)分担決定

以下のような各係を決めます。

●準備企画

・会場選定、予約、会場との打ち合わせ
・当日のプログラム企画、準備
・招待客への案内状、参加人数のチェック
・会計

●当日

・受付係
・司会進行係
・撮影係
・準備サポート
・会計

3.準備の開始

披露宴の日から逆算して、着実に準備をすすめていきましょう。
幹事が顔を合わせることのできる機会は限られていますので、リストを作ってチェックしながら確実にこなしていくことが大切です。

●遅くとも3ヶ月前までに

・顔合わせと打ち合わせ
 ・新郎、新婦、幹事の顔合わせを行い、おおまかな日程や新郎新婦の希望についてヒヤリングを行います。

●3ヶ月前

・役割(各係)の決定
 ・準備の各係と、当日の役割を決めます。
・予算案づくり
 ・人数×単価で、おおまかな予算を組みます。余興ででカラオケなどを使用する場合は、機材代を捻出するために飲食分をけずります。
・会場と時間の決定
 ・以下に留意し、会場を予約します。
・予算に合うところ
・集合しやすいところ
・結婚式を挙げる場所から移動しやすいところ
・十分な広さを確保できるところ
・新郎新婦の思い出の場所
・披露宴の目的や主旨に合うところ
・新郎新婦の好み、出席者の年齢や性別に合うところ
[その他の確認事項]
・和室(座敷)、立食、テーブル席のいずれか
・貸し切り会場の有無
・宴会場使用の延長料金の有無
・飲み放題にするかどうか
キャンセル料がいつから発生するのかを、必ず確認しておきます

・会場使用料、延長料金を考慮して、開始時刻、終了時刻を決めます。
・会費を決めます。夫婦で出席する場合、夫人には「夫婦割り引き」 を設定するケースもあります。

●2ヶ月前

・出席者、招待客のリストアップ
 ・新郎、新婦からリストを受け取ります。新郎、新婦は結婚式の準備で忙しいので、幹事のほうから「◯月◯日までにリストを作っておいてほしい」とプッシュするくらいがベターでしょう。
・二次会の案内状(招待状)の作成と発送
 ・出欠の返信に要する時期を考慮し、早めに案内状を発送します。
・肩が凝らない会であることを告げ、「平服でおこしください」などの記述をすることもあります。

●1ヶ月前までに

・出席者、招待客の人数確認
 ・前日までは微調整が入りますが、おおまかな参加人数は1ヶ月前くらいには把握しておきます。
・当日のプログラム打ち合わせ
 ・当日の進行、余興などについて、幹事(企画係)が知恵をしぼり、相談します。

●2週間前までに

・当日のプログラム決定と準備
 ・進行表を作成し、余興をする場合には、必要な準備や買い物をします。
・席次表を作成します。
※参考「結婚式の席次表の作り方」>>>
・100円ショップを利用したり、手作りをしたりして、無駄 な出費はなるべくおさえます。
・新郎側と新婦側のゲストが歓談できるように、できれば名札を用意します。立派なものでなくても、気軽に胸に貼れるようにポストイットみたいなものでも良いでしょう。
・会場との打ち合わせ
 ・会場準備や料理の数などについて会場となるホテルやレストランなどと打ち合わせをします。
・ 人数は変更が入るたびに連絡を入れるようにし、最終人数は前日に必ず確認を入れます。

●当日の準備

・会場設営準備
 ・余興をする場合には、必要な準備やセッティングをします。
・受付係、会計係の場所をセッティングします。
・披露宴から移動してくる招待客は手荷物が多いものです。クロークがない会場では、手荷物置き場なども決めておくと良いでしょう。
 

4.当日

主役である新郎新婦が楽しく過ごせるよう、会をもりたてます。
企画に合わせて、とどこおりなく会が運ぶように、一致団結してがんばりましょう 。

●当日の係

・受付係
・司会進行係
・撮影係
・準備サポート
・会計…支払い清算

●当日の進行例↓

●会場設営準備

・会場設営準備
 ・余興をする場合には、必要な準備やセッティングをします。
・受付係、会計係の場所をセッティングします。
招待客リストは受付係には必ず一部渡しておきます。
・席次表は、可能なら掲示します(貼り出します)。 ・出席者、招待客は手荷物が多いものです。クロークがない会場では、手荷物置き場なども決めておくと良いでしょう。

●開場

・受け付け開始
 ・会費の徴集
・ゲストには、名札を渡して胸につけてもらうようにすると良いでしょう。
・席次表を渡し、お席を案内します。
・撮影係は撮影を開始します。
 

●式次第

1.開会宣言
2.新郎、新婦入場
3.開式
.結婚式も同時に行う例を掲載しています。
(披露宴だけなら、⑩へ)
[人前結婚式の流れ・式次第]
・ごく親しい人たちだけで行なう人前結婚式。
 特別な形式がなく、参列者の前で結婚の誓約を行なうものです。
・結婚式のあと、披露宴にそのまま移るパターンが多いようです。
・メリットは、
1.宗教や格式にとらわれない。
2.挙式費用がかからない。
3.手づくり感のあるあたたかい演出ができる。
4.場所を選ばない。などです。
・結婚式場やホテルなどで行なう場合には、一般的な披露宴と同じように、お色直しや、ケーキ入刀なども盛り込むことが可能でしょう。
結婚式
① 入場
 ・人前結婚式の場合には、決まった配置はありません。
・最も一般的な例を下図に示します。
・レストラン、ガーデン、教室、列車内など、結婚式をあげる場所によって配置は異なります。
・媒酌人をたてない場合もあります。
・立会人として、恩師、館長さん、監督さんなどに、牧師や神職に代わる役回りをお願いすると良いでしょう。立会人に結婚宣言を依頼します。
・司会者はプロに頼んでも、或いは友人に依頼しても良いでしょう。
・新郎新婦だけは、参列者が入場したあとで、BGMに合わせて皆に祝福されて入場するようにするとぐっと盛り上がります。
媒酌人夫
新郎
新婦
媒酌人妻
 
 [新郎側] [新婦側] 
         
新郎の両輪は
新郎側の
末席に
   新婦の両輪は
新婦側の
末席に
② 開式宣言
 ・司会者が開式を宣言します。
例「ただいまより◯◯家、◯◯家の結婚式を執り行います」
例「これより◯◯◯◯くん、◯◯◯◯さんの結婚式をとりおこないます」
③ 誓いの言葉
 ・新郎、新婦が手づくりの言葉で誓いの言葉を述べます。
④ 指輪の交換 
⑤ 婚姻届に署名捺印
 ・婚姻届には、証人欄があります。証人はどなたにお願いしても構いませんが男女1名ずつ必要です。
例えば媒酌人のご夫婦、または新郎新婦それぞれのご友人に署名・捺印を依頼しておきます(印鑑を忘れずに持参するように依頼をしておきましょう)。
新郎新婦が署名・捺印をし、立会人が証人欄に署名・捺印をします。
⑥ 婚姻成立の宣言、および祝辞
 ・立会人(または媒酌人から)の祝辞を頂戴します。
・立会人は婚姻届を参列者に示し、結婚の成立を高らかに宣言します。
例「本日ここに新郎◯◯◯◯くん、新婦◯◯さんの婚姻が滞りなく成立いたしました。(このあと祝辞が続く)」
⑦ 誓いのキス
 ・(もちろん省略可能です)
・ 人前でのキスが恥ずかしかったら、ほっぺたでも構いません。
⑧ 乾杯
 ・(もちろん省略可能です)
・新郎新婦が乾杯します。あえて三三九度の盃を交わすのも良いでしょう。
⑨ 移行宣言
 ・結婚式が無事おこなわれたこと、およびそのまま披露宴に移ることを告げます。
例「これをもちましてご両家のご婚儀が無事整いました。引き続き披露宴に移りたいと存じます」
・婚礼の席では「終わる」という言葉は忌み言葉なので、使わないように注意します。
披露宴
⑩ 乾杯
 ・お祝いの言葉や乾杯の音頭を、どなたかに依頼しておきます。
・参列者全員で乾杯します。
・披露宴のみの場合は、ここで、司会者が「◯◯君と◯◯さんの結婚が無事整いました。皆様盛大な拍手をお願いします」と述べます。次にどなたかにお祝いの言葉と乾杯の音頭をとっていただきます。
 
⑪ 祝辞
 ・来賓や友人からの祝辞を頂戴します。
・レストランなどの場合、食事を取りながら拝聴します。
 
⑫ 余興など
 ・歌などの余興がある場合はここで行います。
 
⑬ 両親へのお礼の言葉
 ・新郎・新婦による両親へのお礼の言葉
 
⑭ 謝辞
 ・新郎または新郎の父による謝辞。
 
⑮ 閉式宣言
 ・「お開き」となることを告げます。新郎新婦は退場します。
・婚礼の席では「終わる」という言葉は忌み言葉なので、使わないように注意します。
 

●清算、片付け

・清算
 ・会場への支払い
・片付け
 ・お世話になった会場へはきちんと挨拶をして帰りましょう。忘れ物のチェックもお忘れなく。

5.会計報告

新郎、新婦の友人だからといって不足分を幹事が負担したり、妙に予算があまってしまうような雑な会計は禁物です。
会が終了したら、できるだけ早い時期に請求書、領収書と合わせて新郎新婦に収支報告をします。
新郎新婦の両親からカンパなどを頂戴するケースも多いと思いますが、ありがたく頂戴し、予算に組み入れるとともに、参加者の前で報告するようにします。
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