結婚式の披露宴の乾杯の挨拶のページ。結婚式の披露宴で乾杯の挨拶を依頼された場合に参考になるスピーチ例、文例をご紹介します。 披露宴の乾杯の場合、乾杯(挨拶と全員による唱和)が終わるまで、出席者全員が食べ物や飲み物に箸をつけることができません。挨拶は手短かに済ませます。 なお、合わせて二次会の乾杯の挨拶文例や、乾杯の音頭の依頼の仕方も掲載します。 |
目次
[参考ページ] |
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・乾杯のマナー |
・披露宴の流れ |
・披露宴>来賓友人祝辞 |
1.忌み言葉について |
結婚式や披露宴などの婚礼の席では、別れる、分れる、切れるといった言葉は、「忌み言葉」(いみことば)と呼ばれ、使用しないのがマナーです。 新郎新婦および両家のご縁が末永く続くように、縁起を重んじます。 |
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結婚式に使えない忌み言葉一覧 | |
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忌み言葉の例 | 解説 |
去る、帰る | 言い換えの例=「中座する」「失礼する」 |
終わる | 言い換えの例=「お開きにする」 |
切る、切れる 別れる、別れる 離れる | 別れを連想させるので、できるだけ使わないようにする。ケーキを切るときは、ケーキ入刀、ケーキにナイフを「入れる」などと言い換える。 |
出る、飽きる、戻る | 別れを連想させるので、できるだけ使わないようにする。 |
重ね重ね、たびたび、またまた | 一度きりで良い婚礼が「くり返される」ことを意味するので、くり返し言葉は使わないようにする。 |
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2.披露宴(結婚式)の乾杯の仕方とマナー | |
・乾杯の席で用いられるお酒には、いろいろな種類がありますが、披露宴の席ではシャンパンを用いる場合が多いようです。この乾杯の様式は西洋から入ったものが日本風に変化したものだと考えられます。下記にて、その流れ(進行)をご説明します。 | |
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乾杯までの流れとマナー | ||
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No./進行 | 説明 |
1 .全ての出席者に、飲み物がゆきわたるようにします。 | |
●披露宴の席や、パーティー会場では、係りの人が全員に飲み物がゆきわたるように配ってくれます。新年会や歓迎会など、内輪の宴会の場合には、お互いのグラスに飲み物を注ぎます。 ● 披露宴の場合、シャンパンを用いられることが多いようです。 子供の場合は別ですが、大人の出席者の場合には、お酒が飲めなくても乾杯だけはシャンパンで(一緒に唱和し飲むマネだけでもOK)しましょう。無理に違う飲み物を用意してもらうことで時間をとると、式の進行をさまたげる結果となります。 乾杯が終わり着席したあとで、好きな飲み物をオーダーすれば良いのです。 | |
2 .司会者が乾杯の発声をする人(音頭をとる人)を指名または紹介します。 | |
3.全員がグラスを手に取ります。 | |
●司会者に紹介された人が立ち上がるか、あるいはマイクのある位置まで移動する間に、全員が起立をし、飲み物のグラスを手にとります。 | |
4 .乾杯の発声をする人(音頭を取る人)が、ごく短い挨拶を述べます 挨拶文例>> | |
●ごく短い挨拶なので、グラスを持ったまま拝聴します。グラスは胸とおへその間あたりの低い位置にキープします。 ●シャンパングラスの場合は、細いところを持ちます。人さし指と親指でつまむようにし、残りの指でささえます。女性の場合は、グラスの底の部分をもう片方の手で下から支えるように持ちながらスピーチを聞いていると、見た目も美しく、安定感があります。 | |
5 .乾杯の発声をする人(音頭を取る人)が、 挨拶に続き 「乾杯」 と発声し、グラスを目の高さまでかかげます。 | |
6 | ●「乾杯」の声を聞いたら、全員で一斉に「乾杯!」と声に出し、目の高さまでグラスをかかげます(あるいは近くの人とグラスを軽く合わせカチンと音を出します)。 ●シャンパングラスの場合、グラスが薄いので、かなり注意が必要です。 |
7 .可能であれば飲み干します。難しければ一口だけ飲んでもよいですし、あるいは、口だけつけてもOKです。 飲み干すのにあまり長い時間かかるようなら、無理に飲み干さないで、一口飲みましょう。 | |
8 | ●一旦グラスをおき、全員で拍手をします。 ●披露宴の席ですので、主役である新郎新婦の方を向いて拍手をしましょう。 |
9 .司会者はお礼を述べ、司会者の案内で、乾杯の発声をする人(音頭を取る人)は着席または席に戻ります。 | |
●司会者の案内で、一同着席し、歓談、あるいは食事にうつります。 |
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3.乾杯の挨拶・スピーチ(例文・文例)① |
最も一般的で無難な文例です。 自己紹介を入れていますが、最近増えてきた親族だけでの挙式や披露宴の場合には、自己紹介を省略することもあります。 |
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乾杯の挨拶例 (スピーチ例) 職場の同僚・職場の友人 |
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ただ今ご紹介にあずかりました、新郎の一郎君と同じ職場の◯◯でございます。僭越(せんえつ)ではございますが、ご指名でございますので、乾杯の音頭を取らせていただきます。 一郎君、花子さん、ならびにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。 それでは、お二人の末長いお幸せとご両家ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして、乾杯! |
解説 |
・自己紹介のあと、新郎新婦と親族に対し、簡単にお祝いを述べます ・最後は「乾杯!」と言って杯をかかげます。 |
・僭越=せんえつ、と読みます。 立場や身分を越えて出過ぎたことをすることを言います。あまりにも常套句になっているので、入れなくても構いません。 |
4.乾杯の挨拶・スピーチ(例文・文例)② |
これも無難な例です。新郎または新婦の友人を想定している文章です。 |
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乾杯の挨拶例 (スピーチ例) 新郎の友人または新婦の友人 |
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ただ今ご紹介にあずかりました、新郎の友人の◯◯でございます。 一郎君、花子さん、ならびにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。 それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和をお願いします。 新郎、新婦の末長いお幸せとご両家ならびにご臨席の皆様のご多幸とご繁栄をお祈りいたしまして、乾杯! |
解説 |
・自己紹介のあと、新郎新婦と親族に対し、簡単にお祝いを述べます ・最後は「乾杯!」と言って杯をかかげます。 |
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5.乾杯の挨拶・スピーチ(例文・文例)③ |
ちょっとしたコメントを差し入れている例です。コメントを入れる場合には、全体の長さが長くならないように心掛けます。 |
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乾杯の挨拶例 (スピーチ例) エピソード入り |
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ただ今ご紹介にあずかりました、新郎の友人の◯◯でございます。 実は来月わたしも挙式を予定しておりまして、先程からお二人の様子を我が事のように拝見しておりました。一郎君、花子さん、ならびにご両家のご親族の皆様、本日はまことにおめでとうございます。 それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和をお願いします。 新郎新婦の末長いお幸せとご両家ならびにご列席の皆様のご多幸とご発展を祈念いたしまして、乾杯! |
解説 |
・自己紹介のあと、新郎新婦と親族に対し、簡単にお祝いを述べます ・エピソードを入れる場合は短く。 ・最後は「乾杯!」と言って杯をかかげます。 |
6.乾杯の挨拶・スピーチ(例文・文例)④ |
下記にご紹介するのは、ごく短い挨拶の例です。 親族だけの披露宴の場合には、自己紹介は不要です。 |
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乾杯の挨拶例 (スピーチ例)短い挨拶 |
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【ごく簡単な乾杯の挨拶1】 ただ今ご紹介にあずかりました、◯◯でございます。 一郎君、花子さん、ならびにご両家のご親族の皆様、本日はまことにおめでとうございます。 それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和をお願いします。 新郎新婦の末長いお幸せとご両家ならびにご列席の皆様のご多幸とご発展をお祈りいたしまして、乾杯! |
解説 |
・自己紹介のあと、新郎新婦と親族に対し、簡単にお祝いを述べます ・最後は「乾杯!」と言って杯をかかげます。 |
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乾杯の挨拶例 (スピーチ例)ごく簡単なあいさつ |
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【ごく簡単な乾杯の挨拶2】 一郎君、花子さん、本日はまことにおめでとうございます。 それでは、乾杯の音頭を取らせていただきます。皆様ご唱和をお願いします。 新郎新婦の末長いお幸せと、両家のご発展をお祈りいたしまして、乾杯! |
解説 |
・親族だけの披露宴あるいは、ごく親しい人だけで行う披露宴などでの簡単な乾杯の挨拶の文例 |
7.結婚式二次会の乾杯の音頭・挨拶・スピーチ(例文・文例)⑤ |
結婚式、披露宴の後で(もしくは別に)行われる二次会での乾杯の挨拶の文例です。 |
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結婚式二次会の乾杯の挨拶例 (スピーチ例) |
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本日、史朗君と華子さんは無事に結婚式を挙げられました。 二次会から出席された方もいらっしゃると思いますので改めて全員で祝福の乾杯をしたいと思います。どうか皆さん、大きな声でご唱和をお願いします。 史朗君、華子さん、結婚おめでとう! お二人の結婚を祝して、 乾杯! |
解説 |
結婚式や披露宴に出席していたとしても、改めて簡単にお祝いを述べます ・最後は「乾杯!」と言って杯をかかげます。 |
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8.乾杯の音頭を依頼する・乾杯の挨拶を依頼する |
結婚披露宴で乾杯の挨拶を依頼する場合のマナーなどを紹介します。 |
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[乾杯の音頭の依頼のしかた(乾杯の挨拶の依頼)] |
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まずは、直接または電話や手紙で乾杯の音頭を依頼する |
アクション |
結婚式の乾杯の音頭を依頼する相手を決めます。 できれば直接相手にお目にかかって依頼します。難しい場合には電話や手紙で依頼します。 |
ポイント |
新郎、新婦それぞれの側で、最もかかわりの深い人たちに祝辞と乾杯の音頭をそれぞれ依頼します。 【祝辞と乾杯の音頭を依頼する相手】 これまでの人生において 1)お世話になった方 2)人生における師と言える人、 3)特別に親しい間柄の人 などにお願いするのが一般的です。 ▼特に、1)2)の場合、新郎新婦にとって目上の方であることが多いため、できるだけ直接または手紙で祝辞を依頼します。 同じ職場の相手であれば直接依頼したいものですが、遠方におられる恩師に祝辞をお願いする場合には手紙で依頼するのもやむを得ないと思います。 3)の親しい友人の場合には電話で依頼することもあるでしょう。 ▼職場の上司2人に祝辞と乾杯の音頭を依頼する場合には、一般的には地位が上の人が来賓の祝辞となります。例えば社長が祝辞、部長が乾杯の音頭、となります。 |
乾杯の音頭を依頼した相手への招待状には付箋を入れる | |
アクション | ポイント |
乾杯の音頭を依頼する相手には、招待状に付箋(またはメモ)を入れておきます。 | ●付箋に記載する乾杯依頼の例文/ まことに恐れ入りますが、当日披露宴にて乾杯のご発声を賜りたくお願い申し上げます。 |
披露宴会場の出口でお礼をひとこと述べる | |
アクション | ポイント |
披露宴終了後、新郎新婦は披露宴会場の出口でお見送りをします。この時、祝辞や乾杯の音頭を頂戴した出席者には、お礼の気持ちを述べましょう。 | ●ひとこと述べるお礼の言葉の例/ 「本日は温かいお言葉を頂き本当にありがとうございました。」 |