「パソコン・停電対策・家庭」節電設定・バッテリー電池・省電力・計画停電

家庭でできる停電対策のページです。このページではパソコン(パーソナルコンピューター)の停電対策と節電を取り上げます。
もしパソコンを使っている時に停電になったら、最大の問題点は、「作成中のデータが消えてしまうこと」「接続が断たれること」「パソコン自体にダメージを与える可能性があること」この3点に集約されると思います。 計画停電に備えて、パソコンの停電対策を一緒に考えてみましょう。
………このページの内容………
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■4. パソコンの停電対策と節電

4-1.パソコン使用時に停電になった場合の問題と対策

●もしパソコンを使っている時に停電になったら、最大の問題点は、

1.作成中のデータが消えてしまうこと
2.接続が断たれること
3.コンピューター自体にダメージが及ぶ可能性があること
 (パソコン本体が壊れてしまう可能性があること)

この3点に集約されると思います。
データの消失だけでなく、作動中のプログラムが突然止まることによりコンピュータのシステム・ハードディスクに損傷が及ぶこともあります。
●パソコンの停電対策とは、災害に伴う突然の停電や、関東周辺の東京電力による計画停電に際し、なるべく快適に、あるいは生活に支障をきたさないように乗り切るための対策をさします。
 日頃から停電に備えて必要な準備をしておいたり、大規模停電を避けるための節電に心掛ける等、知恵と工夫の積み重ねにより、皆で協力して停電を乗り切りましょう。
●ご自宅で計画停電に備える場合には、デスクトップタイプよりもノートパソコンの方がバッテリーを内蔵している等、何かと便利です。また、一般的にノートパソコンの方が消費電力が少ない設計になっています。
パソコン使用時に停電になった場合の問題と対策
問題点対策と説明
1.作成中のデータが消えてしまう
 対策と説明
●ふだんからこまめにデータを保存するクセをつけておく。
…基本中の基本ですが、データ消失に対抗するためには最大の防衛手段です。データ消失の被害を最小限にとどめることができます。
●停電に備えてバックアップを取る。
…Windows OSには、バックアップを取る機能が標準で搭載されています。自動で定期的にバックアップをとったり、好きな時に手動でバックアップを取ることができます。
●無停電電源装置を導入する。
…無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply=UPSと省略されます)とは、バッテリー電池や発電機などを内蔵し、急に電源が遮断されたときにも電力を供給する装置をさします。
この装置を利用することは、問題点3の「パソコン自体へのダメージを防ぐ」という目的にも有効です。
ちなみに、事務局でも無停電電源装置(UPS)を導入しています。停電の時だけでなく、ブレーカーダウンの時にも電力を供給してくれるため、何度助けられたかわかりません。
【長所】
●停電になると、パソコンへの電力供給がUPSからの電力供給に切り替わり、作業中のデータをきちんと保存した上で、安全に動作を終了したり、安全にパソコンの電源をオフにすることができます。
【短所】
●UPS装置の能力(容量)により、装置のみからの電力供給でパソコンを使用できる時間が異なって来ます。当然、能力が大きい製品は導入費用もかさみます。費用対効果を良く検討して導入する製品を選ぶと良いでしょう。
●UPS装置のバッテリーには寿命があります。正しく使って、定期的にかつ期限内にきちんと交換することが必要です。その都度、コスト(交換用バッテリー代)がかかります。

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パソコン使用時の停電の問題点と対策(つづき)
2.接続が遮断される
・データのやりとりをしている最中のインターネットへの接続切断は、思わぬトラブルの原因となります。
・プリンター等の機器とのデータ送受信が途中で切断されると、作業の中断だけでなく機器のダメージの原因になる可能性もあります。
・ルーター、アダプター、ハブなどの機器に関しても、停電復旧後に設定確認や作業が必要なものがあります。
 対策と説明
●計画停電など、あらかじめ時間帯がわかっている時には、下記の操作を避ける。
[停電時には特に避けたい動作]
 a)個人情報や支払いに関する情報のやりとりの最中での切断
 b)メールなどのデータの送受信の最中の切断
 c)データやソフトウェアのダウンロード、バージョンアップなどの途中での切断
 d)ネット証券やオークションなど売買に係る操作中の切断。
●計画停電など、あらかじめ停電がはっきりしている場合で、どうしても通信が必要であれば
バッテリー内蔵のノートパソコンを使い、携帯電話系の通信サービス(例えばWiMAXなど)を利用する。
(※WiMAXとは…Worldwide Interoperability for Microwave Access の略で「ワイマックス」と詠みます。無線で使用できる通新技術のひとつです(高速無線通信ネットワークの規格))
●無停電電源装置を導入する。
…無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply=UPSと省略されます)とは、バッテリー電池や発電機などを内蔵し、急に電源が遮断されたときにも電力を供給する装置をさします。
 パソコンだけでなく、ルーターなどの通信機器もUPSに接続しておきます。 容量によって供給できる電力には限界があるので、停電時間の間ずっと通信を維持できないことが多いと思います。「安全にパソコンの電源をオフにできる」といった程度の使い方になります。
※詳細は、上記1にて。
 
3.パソコン自体にダメージを与える可能性がある
 対策と説明
●計画停電などのようにあらかじめ停電がはっきりしている場合には、 バッテリー内蔵のノートパソコンを使うようにする。
 バッテリーの予備があればさらに良いでしょう。
●無停電電源装置を導入する。
…無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply=UPSと省略されます)とは、バッテリー電池や発電機などを内蔵し、急に電源が遮断されたときにも電力を供給する装置をさします。
※詳細は、上記1にて。
 

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4-2.パソコンの節電設定

●自宅やオフィスでパソコンをつけっぱなしにしている人は意外と多いかもしれません。この機会にパソコンの節電設定をおさらいしてみましょう。
※下記は家庭向けのパソコンの節電設定の方法です。オフィス、ビジネス向けは別ページです。
パソコンの節電設定
項目説明
(1)スクリーンセーバーをブランクにする。
●一定期間、席を離れるのなら「モニタ電源オフ」にする。
 短時間席を離れる場合に、もしスクリーンセーバーを使いたければ「ブランク」がおすすめ
●何もパソコンの操作をしない状態で一定の時間が経過すると、自動的にモニタの画面がスクリーンセーバーに切り替わるという使い方をしているユーザーがほとんどでしょう。もし短時間席を離れる場合に備えてスクリーンセーバーを使いたい場合には最も消費電力が少ないのは「ブランク」です。ここでいう「ブランク」とは、スクリーンセーバーのいわゆるデザインの選択肢のひとつですが、アニメーションが動いたりせずに、あえて画面をシンプルな黒にするという設定です。
  ただし、スクリーンセーバーを設定していてもモニタの電源オフよりは電力を消費しますので、もしもある程度まとまった時間席を離れるのなら省エネのためには「モニタ電源オフ」がおすすめです。
●「スクリーンセーバー」の設定の仕方を忘れてしまった…という方のために、Windowsでの設定方法を書きます。
 デスクトップ上の好きな場所でマウスの右クリックをして「プロパティ」を選びます。テーマ、デスクトップなどのメニュータブの中から「スクリーンセーバー」をクリックします。
 スクリーンセーバーのメニューの中から、デザインをプルダウンで選ぶときに、「ブランク」という文字を選び、適用ボタンを押します。最後にOKのボタンを押せば設定完了です 。
※スクリーンセーバーとは?=パソコンのモニタの画面の焼き付け防止と、席を離れる際に画面が不用意に他から見えないようにする等の理由から、一定時間パソコンの操作をしない場合に自動的に表示されるように設定ができる、スクリーンを覆う機能です。
(2)画面の明るさを見直す
●モニタが明るすぎないかを再チェック
●自分の目が疲れない範囲で、明るさを調節します。モニタを明るくすればするほど、消費電力が多くなります(ノートタイプのPCの場合にはモニタを明るくすればするほどバッテリの電力消費につながります)。
(3)周辺機器のうち使わない機器は電源をオフにする
●パソコン周辺機器のうち、使っていないものは「使うまで電源オフ」にする。
●プリンター、スキャナーなど、パソコン周辺機器のうち、常に使用しないものは電源をオフにしておきます。
 待機電力を節約するためには、コンセントを抜くのが望ましいのですが、スペースの都合でコンセントの抜き差しが難しい場合には、各コンセントに個別 にオンオフのスイッチがついたエコタップのようなものがおすすめです。 これから新調される場合には、OA機器に使うのなら雷ガード機能がついたものが良いでしょう。
(4)へと続きます↓

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パソコンの節電設定 つづき
項目説明
(4)バッテリーを温存
●停電中は外部マウスなどのUSB接続機器を極力使わずバッテリーを温存。
 ●停電中は外部マウスなどのUSB接続機器を極力使わずにいることで、バッテリーを温存できます。 音楽プレイヤーなども同様です。
●「休止状態」を活用する。
 ●電源オフ後に再起動すると、すべてのファイルを開くことによって消費される電力が大きいため、むしろ休止状態にしておいたほうが、バッテリーを温存できるとされています。
  つまり、電源のオンオフはかなりの電力を必要とするのです。少ししか席を離れない場合には、スリープや休止状態にした方が電力の消費が少ないとされます。目安は90分(一時間半)だとのことです。
●「休止状態」の設定の仕方を忘れてしまったという方のために設定方法を紹介します。
例えばWindowsXPのとき
[スタート]→[コントロールパネル]を選び、中から「電源オプション」をダブルクリック。休止状態のメニューを選び、休止状態にチェックを入れ、適用ボタンをクリックします。
次に電源設定メニューを選び、システム休止状態のところで、コンピュータを休止状態にするまでの時間を設定します。OKボタンを押して完了です。
(5)省エネモードで使用する。
 ●電源プランの設定を「省電力」にする。
 ●Windowsのパソコンには、省電力で使用できるモードが設定されています。
例えば、Windows Vistaのときの設定方法をご紹介します。
[スタート]→[コントロールパネル]を選び、「電源オプション」をダブルクリック。プランを「省電力」に変更します。
(6)省エネプログラムを積極的に活用する。
※ 2011.4.25の日経新聞には、マイクロソフト社がパソコンの省エネプログラムを開発したという記事が掲載されていました。モニターの明るさを抑制し、省エネモードに制御するものだそうです。
(無償配布を予定しているとのことです)こうしたプログラムを積極的に活用し、家庭やオフィス全体で省エネを推進していきましょう。

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