クリスマスとは?起源や由来をわかりやすく紹介します

クリスマスのページ。クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う行事です。日本では、クリスマスの前夜(クリスマス・イブ)である12月24日に合わせてクリスマスツリーを飾り、クリスマスケーキを用意するなどのお祝いの行事が催されます。クリスマスにはサンタクロースがトナカイにそりをひかせて家々を回り、子供たちにプレゼントを配るという伝承があります。
[関連ページ]
・クリスマスカード メッセージ文例>>>

▼ クリスマスとは
   (クリスマスの起源、クリスマスの由来)

[クリスマス豆知識]…サンタクロースを祝う日と、キリストの生誕を祝う日とは、もともとは別々だった!
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うお祭りです。
12月25日がクリスマス。クリスマス・イブとはその前夜の12月24日をさし、最も華やかな行事がなされます。
現代では、サンタクロースがクリスマスのシンボル的な存在になっていますが、サンタクロースのモデルはイエス・キリストではなく、聖ニコラウスという教父(もしくは聖人)の聖ニコラウス(セイント・ニコラウス)のオランダ読み「シンタクラース」が語源とされているそうです。
本来は、サンタクロースを祝う祝日は12月25日ではなく、聖ニコラウスの命日の12月6日でしたが、現在の日本ではキリストの生誕を祝うクリスマスと一緒になっています。
現在でも、世界各国では、それぞれの宗教や暦に基づき、クリスマスに関する祝日や、聖ニコラウスに関する祝日の日にちにずれがあるそうです。
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【現代の日本で一般的に知られているクリスマスの行事】

1. クリスマス・ツリーを飾る
 もみの木またはもみの木を模したものに、飾り付けをする
2. クリスマス・リースを飾る
 もともとは、草花や葉や小枝などで作る装飾用の輪をさすが、クリスマスの飾りとして作られたものをクリスマスリースと言う。クリスマス用は赤やグリーンを基調としたものが多い。詳細は後述>>>
3. クリスマス・プレゼントを贈る
 子供に、恋人に、家族に、友人にプレゼントを贈る。
イベントなどの場合は、サンタクロースの扮装をしてプレゼントを配ることもある。
4. クリスマスケーキを食べる(買う、作る、用意する)
 薪の形をしたクリスマスケーキ(ブッシュ・ド・ノエル)や、苺やひいらぎを飾ったホワイトケーキなど。
5. 七面鳥料理を食べる
 クリスマスに七面鳥料理を供することは知られているが、一般家庭で七面鳥料理を作る家庭はさほど多くない。
なお、七面鳥の代わりにチキンを用いられることもある。

1.クリスマス・イルミネーションとは

クリスマス・イルミネーションとは、クリスマスの電飾のことを言います。
イルミネーションは建物を照らし出すライトアップとは異なり、電飾をつけたケーブルなどで、形を作ることをさします。
クリスマスにおいては、さまざまな色の電灯をつけてクリスマスの飾りを作る場所が増えてきています。
当初は、観光地、遊園地、ショッピングモール、ビルやタワーなどの建造物が主流でしたが、近年では、一般家庭の庭やマンションのベランダなどでも見かけられるようになりました。
クリスマスツリーのほか、サンタクロースやトナカイなどがモチーフになっています。
なお、神戸ルミナリエの「ルミナリエ」も、イルミネーションとほぼ同じ意味の、イタリア語だそうです。
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2.クリスマス・オーナメントとは

オーナメント【ornament】とは、飾り、僧職といった意味です。
クリスマス・オーナメントとは、クリスマスの飾り付けに使うものをさします。
狭義で、クリスマスツリーの飾り付けに用いるものだけをさしてクリスマスオーナメントという場合もあります。
本来、"ornament"という英単語には、礼拝用の装飾品全般(銀の皿や、教会の鐘、祭壇、祈祷のための書など)をさす意味があり、ラテン語のornamentumからきています。
クリスマスのオーナメントとして、良く用いられるのは、クリスマスキャンドル、星、雪などです。
【良く用いられるクリスマスのオーナメントをあげてみます】
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クリスマスツリーによく使われるオーナメント

1. トナカイの人形、ソリ小さな人形をツリーに飾ります
2. サンタクロースの人形小さな人形をツリーに飾るほか、テディベアやクマのぬ いぐるみなどもサンタクロースの扮装をさせたりします。
3. 雪雪を模したものや、綿、雪の結晶のオブジェなど
4. 星ツリーのてっぺん、一番上につけるものとして定番です。これはイエスキリストの生誕を知らせたベツレヘムの星を表わすとされていますが、国によっては星の代わりに天使を飾る国もあるそうです。
5. 玉(またはリンゴ)ツリーにつけるガラス製の玉も色の美しさから人気があります。
クリスマスツリーは、後述のように、知恵の木を表わしているため、アダムとイブが食べたリンゴの代用として玉を飾るという説もあります。
6. ひいらぎ西洋ひいらぎは、English Hollyとも呼ばれ、クリスマスの装飾に良く用いられます。冬にも枯れないことから生命力の象徴と考えられています。
7. ポインセチア色がグリーン、赤のクリスマスカラーなので良く用いられます。
8. クリスマス・リースドアなどに飾る、リング状の飾りです(後述)。
9. クリスマス・キャンドルイエス・キリストの誕生日に相応しく、聖なるロウソクの飾りです。詳細は後述

3.クリスマス・カードとは

クリスマスの祝いの言葉を書いて送るカードのことをクリスマスカードと言います。
欧米ではクリスマスカードを送る際には、クリスマスを祝う言葉だけでな、新年を祝う言葉も一緒に書いて贈ることが多いようです(日本でいうと、クリスマスカードと年賀状が一緒になったようなイメージです)。
昨年、一昨年は当事務局にも、海外からカードが届きました。
"Merry Christmas and A Happy New Year"
新年のグリーティングカードも、もし海外向けに送る場合には早めに発送するのがマナーです。
※なお、クリスマスカードの文例はこちらでご紹介しています>>>
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クリスマスカードに良く使われるモチーフ

【クリスマスカードには、オーナメントと同様のモチーフを使うことが多いようです】
1. トナカイ、ソリ
2. サンタクロース
3. 雪、雪の結晶
4. 星
5. 雪だるま
6. ひいらぎ
7. ポインセチア
8. クリスマス・リース
9. クリスマス・キャンドル
10. クリスマス・ツリー
※右のカードは海外から事務局に届いたものではありません。
届け先の近くのお花屋さんが 直接手渡しでお届け。★当日配達もOK!

4.クリスマス・キャンドルとは

・キャンドルは文字どおりロウソクですが、キリスト教では、クリスマスにろうそくに火をともして礼拝を行います。これをキャンドルサービスと言います。
 皆さんが良くご存じの結婚式の披露宴で行うキャンドルサービスはキリスト教の礼拝には含まれず、英語にもキャンドルサービス(candle service)という言葉はありません。
(英語では、クリスマスにろうそくを灯して行う礼拝を"candlelight service"といいます。)
・上記の「礼拝」とは別 に、クリスマスにろうそくを用いるものとしては、アドベントリースや、アドベントクランツがあります。
キリストの生誕日までの4週間について、一週間ごとにろうそくを一本灯します。 4本のろうそくを飾る台としてリース(花の輪など)を使う場合と、燭台を使う場合で、この名称がアドベントリースまたは、アドベントクランツとなります。 リースは壁に掛けず、台の上に寝かせて使用します。
こうしたことから、キャンドルとクリスマスの儀式は切っても切れないものとなっています。
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5.クリスマス・ケーキとは

・クリスマスのケーキというと、最も良く知られているのは、フランス語でブッシュ・ド・ノエル "bu^che de noel" という名前の「クリスマスの薪、クリスマスの丸太」を模したケーキです。
茶色のココアクリームやチョコレートクリームをロールケーキに塗り、切り株に似せて作ります。
・もう一つ、忘れてはならないのが、ドイツのケーキ、シュトレン("Stollen")またはシュトーレンとも呼ばれるドライフルーツのケーキです。こちらはクリスマスを待つアドベントの期間(上記のクリスマス・キャンドルの項でも触れています。クリスマス前の四週間)に各週ごとのお祝いに食されます。固めに焼いたドライフルーツのケーキの表面 に真っ白の粉砂糖がまぶしてあります。イエスをおくるみで包んだ形をあらわしていると言われています。ここ数年、日本でも見かけるようになりました。
 以前、毎年クリスマスの時期になると海外から職場に届いたのはドイツの缶入りシュトーレンでした。ドライフルーツがとにかくたっぷり入っていて甘くてコッテリ!!。残業の合間にフォークとお皿を持って群がる我々(苦笑)。一度に沢山は食べられないのですが、日持ちするのが特徴で長い間楽しめました。
・筆者が子供の頃に食卓に上ったのは白いケーキに苺のデコレーションを施した生クリームのデコレーションケーキでした。サンタクロースの砂糖菓子人形やヒイラギの飾りも懐かしく思い出されます。白と赤は、グリーン(緑色)とともにクリスマスカラーとして定着しています。
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6.クリスマス・ツリーとは

・クリスマスツリーは、エデンの園に二本あった木(生命の木、知恵の木)のうちのひとつ、知恵の木を象徴したものと言われています。冬の間も強い生命力を示すものとして針葉樹が用いられます(もみの木のほかに、エゾマツなども用いられます)。
・てっぺんの星は、イエスキリストの生誕を知らせたベツレヘムの星を表わすとされていますが、国によっては星の代わりに天使を飾る国もあるそうです。
・丸い玉(ガラス製)もその美しさから人気ですが、もともとは、エデンの園でアダムとイブが食べたリンゴの代用として飾るようです。
・現在では、世界各国のクリスマスの飾りは、伝統的なオーナメントだけでなく飾りつけそのものを楽しむ文化に変わってきているようです。例えば、ホワイトハウスでは、1889年以来、歴代の大統領(および夫人)が各自その年のテーマを決めてクリスマスツリーの飾り付けをしています。
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7.クリスマス・プレゼントとは

・クリスマスには、サンタクロースが世界中の子供達にプレゼントを配るとされています。
もともとは、クリスマスイブではなく、セントニコラウスの祝日の12月6日に贈り物を交換する習慣がアメリカに渡ってクリスマスに贈り物をする習慣へと変化したのだそうです。
・サンタクロースはクリスマスプレゼントを靴下に入れるということになっていますが、これは、貧しい家の娘のためにサンタクロースが煙突から投げ入れた金貨が靴下の中に入っていたという逸話からきているそうです。日本でもツリーに赤やグリーンのソックスを飾ったりするほか、赤い靴下の形の入れ物に菓子やおもちゃが入ったものがクリスマス向けに販売されています。
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8.クリスマス・リースとは (christmas wreath)

・クリスマスには、花や葉で作った輪をドアなど飾る習慣があります。この輪をクリスマス・リースと呼びます(christmas wreath)。
クリスマス以外には、儀式の時に頭につける月桂の冠や、棺の上に飾られるの花環もリースの一種です。これら2つはローマ人の習慣から来たとされています。
クリスマスのリースは、キリストの血を表わす赤、常緑樹に象徴される生命力を表わす緑、純潔を表わす白を用いて作られることが多いようです。
なお、リースは、前述のようにキャンドルを飾るアドベントリースとして用いられることもあります。>>>
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