お宮参り いつ》男・女・いつまでに・里帰り・いつ頃・誰と・春・夏・秋・冬

お宮参りはいつ?いつ行った?いつまでに?いつ頃?お宮参りとは生後1ヶ月の頃に赤ちゃんの健やかな成長を祈り氏神様にお参りする儀式です(正式な日取りは男と女で異なりますが赤ちゃんとお母さんの体調と春・夏・秋・冬、里帰り等考慮し生後6ヶ月頃までに行います)。
お宮参りは誰と?かつては両親と父方祖母でお参りしましたが、現代では家族で相談し、赤ちゃんと両親のみで、あるいは両家の祖父母も同行するなど変化してきています。
[参考ページ]
※「お宮参りのママの服装」のページへ>>>
※「お宮参りの赤ちゃんの服装」のページへ>>>
※「お宮参りの着物の着せ方」>>>のページへ
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1. お宮参りの時期の決め方
 (お宮参りはいつ?いつ行った?いつする?いつ頃?)

お宮参りとは、近くの氏神様にお参りし、赤ちゃんの健やかな成長を祈る儀式で、本来は生後一ヶ月の頃にお参りします。
※氏神様(氏神=うじがみ)とは、その土地に住む人々がお祀りする神様のこと。その土地やその土地に住む者を守る神様をさしますが、現代では鎮守様(鎮守=ちんじゅ)と同じような意味で使われることが多くなっています。
以下にお宮参りの時期について解説します。

お宮参りの時期はいつ?

お宮参りの時期の決め方
[最も重要なポイント]

1.「生後何日め」にこだわらない…現代ではお宮参りの日は1ヶ月めという日数にこだわらず柔軟に決めれば良い。
2.体調優先。無理をしない…赤ちゃんとお母さんの体調を優先して日取りを決める。
3.気候の良い時期を選び、時期をずらしても良い…暑さや寒さの厳しい時期(真夏・真冬)は無理にお参りせず、秋や春の過ごしやすい季節に行くなど、時期をずらしてお参りをしても構わない。
4. 六曜の「大安」にこだわる必要はない…お宮参りは大安にするという決まりはない。
ポイント
・赤ちゃんが生後一ヶ月の頃に行うのがめやすですが、しきたりでは男の子は生後31日目、女の子は生後32日目とされています。
・お宮参りの場合、日数を数える際の数え方は、生まれた日を1日目として数えます。
・神社で祝詞(読み=のりと)をあげてもらう場合・祈祷(読み=きとう)をしてもらう場合には、事前に神社に予約をします。
※神社にお渡しする謝礼や、お宮参りのしかたについて参考…お宮参りのしきたりのページ>>
日程についての補足
・お宮参りの時期はいつなのかは地域によって異なります。また、沖縄にはお宮参りの風習自体があまりない地域もあるようです。
・赤ちゃんやお母さんの体調に配慮したり、暑さ寒さの気候や天気などを考慮して決めます。
・最近では同行するお父さんの仕事の都合の良い日(土日や休日)を選んだりします。
・両親と赤ちゃんだけの、3人でのお宮参りも多くなっています。
・お日柄の良い日(六曜の大安にあたる日)を選ぶ方もいらっしゃいます(決まりはありません)。もしお日柄にこだわる場合には、大安、友引、先勝の午前中、先負の午後などにお参りをします。
・ご家族で良く相談して決めましょう。
【はみだし情報】
お宮参りのときにご祈祷をお願いすると(祝詞をあげてもらう)、神社から「授かりもの」を頂くことができます。授かりものの内容は地域や神社によっても様々です。事務局で一部調査した結果は以下の通り。
北海道…お守り、御札。盛岡…お守り、お食い初めセット。
大阪…お食い初め用の食器(お食い初め茶碗)、お守り、護摩札、お箸など。
広島…御守、箸、しゃもじ、ふきん等

2. お宮参りはいつまでに行く?
  (時期をずらす場合はいつまで?)

赤ちゃんやお母さんの体調に配慮し、気候を考慮してお宮参りの時期をずらすことがあります。そんな場合いつまでに行けばいいのでしょうか?

お宮参りはいつまでに行くのか

・基本的には生後一ヶ月の頃なのですが、以下に配慮して時期をずらすことがあります。
①赤ちゃんやお母さんの体調
②暑さ(真夏)、寒さ(真冬)、台風・雨天などの気象条件
③赤ちゃんのお父さんの仕事など、一緒に参拝する人の都合

また、上記以外に↓④〜⑦は地方によっては、あるいは家族によっては考慮することもあります。
④土日祝日と「大安」が合わない
⑤年始の参拝客が極めて多い時期は避けたい
⑥喪中の時期を避けたい
⑦インフルエンザが流行している時期は避けたい

赤ちゃんやお母さんの体調を優先した上で、赤ちゃんの両親だけでなく両家の祖父母の気持ちも汲んで日程を決めるのが、円滑なお付き合いのためのマナーです。

いつまでに行く?

・生後一ヶ月頃に行くのが一般的ですが、上記の①〜③(または④〜⑦)に配慮し、時期をずらす場合は生後3ヶ月頃までに行くのが一般的です(遅くとも6ヶ月頃までにお宮参りをするのが慣例です。)

生後3ヶ月頃までずらした場合な百日参りとしてお参りすることもあります。
・未熟児の赤ちゃんなどは、生後一ヶ月にこだわる必要はありません。赤ちゃんの成長に合わせて、3ヶ月〜6ヶ月の頃でも良いのです。赤ちゃんの体調を重視し、気候の良い時期を選んでお参りしましょう。
  

実際にお宮参りに行くのはいつ?

・例えば北海道や東北では、真冬の寒い時期は避けて暖かくなるまで(春近くまで)ずらすのが一般的。
また、地域によっては生後一ヶ月のお宮参りをせずに百日のお参りやお祝いをして済ませる地域もある。
・事務局の調べでは、新潟県の一部では生後一ヶ月の頃ではなく100日頃に百日詣り(読み=ももかまいり)を行う。
 青森では男の子は生後120日、女の子は生後110日に初宮参りをする地域もある。また、山形県の一部では51日目という地域も。
・ 関東以西(関東・東海・関西・中国・九州)ではしきたりでは男の子は生後31日目、女の子は生後32日目とされていますが、最近は生後1ヶ月頃が主流になっています(正式には男の子は生後31日目、女の子は生後32日目だが、30日を過ぎてから仕事の都合や日柄の良い日を選んでお参りする)、ごく一部の地域では生後100日でお参りをする地域もある。
【はみだし情報】
京都、大阪、奈良、兵庫など関西エリアでは男の子は大、女の子は小の字を額に赤い色で書き厄除けをする風習が残っているらしい。ちなみに事務局では京都でヒヤリングしたが現在でもこの風習はあるとのこと。
・事務局の調べでは、広島では神社によってはHPに男の子は生後32日目、女の子は生後33日目と表記されている。生後日数の数え方の違いか?)
・事務局が調べたところ、京都ではかつて女の子は30日めにお参りする風習があったとのこと。
・沖縄では神社へのお宮参りではなく生後100日頃に先祖のお参りをする地域もある。
最近では生後1ヶ月の頃にお宮参りをする家庭も増えてきている。

3. お宮参りの時期にまつわるQ&A(マナー)

それではお宮参りの時期に関する疑問をQ&A形式で紹介します。

(Q1)お宮参りは大安が良い?仏滅はNG?

回答
A.お宮参りの日取りは大安にこだわる必要はありません。
解説
・ただし、地方や家庭によっては六曜(大安や仏滅など)にこだわる方もいらっしゃいますので、家族で良く相談して日にちを決めましょう。
・もしお日柄にこだわる場合には、大安、友引、先勝(先勝の日なら午前中の参拝が良い)などが参拝に良いとされています。
 一般的には先負も参拝されます(先負の日なら午後の参拝が良い)。

(Q2)喪中の場合、お宮参りはいつするの?

回答
A.四十九日を過ぎてからという考え方もありますが、地方によって、また家族によっても考え方が分かれるため、家族・両家で良く相談して決めます。
心配な場合は神社に相談することをおすすめします。
解説

・喪に服している間はお祝い事は避けるという考え方から、お宮参りを先に伸ばす地域もあります。喪中の場合、鳥居をくぐる行為や人が沢山集まる賑やかな場所に足を運ぶのは気がひけるかもしれませんが、忌明け(仏教なら49日、神道なら50日祭)を過ぎれば服喪中であってもお宮参りをしても良いという考え方が一般的です。 家族で良く相談して「祝い事は避けたい」など、どうしても気になる場合は四十九日を過ぎてからお参りしましょう。
 心配な場合は参拝予定の神社に問い合わせてみることをおすすめします。
 

(Q3)里帰り中のお宮参りはいつする?

回答
A.実家から自宅に戻ってきてから参拝すればOK
解説
・お宮参りは住まいの近くの氏神様にお参りして赤ちゃんの健やかな成長を祈る儀式です。
氏神様に新しい家族として赤ちゃんを紹介するとともに、赤ちゃんにとっては生まれて初めて氏神様に挨拶をする機会となります。「これからお世話になります。見守って下さい」という儀式なのです。ですから実家を離れ自宅に戻ってから近所の氏神様に参拝するというのは理にかなっています。
もちろん里帰り中と、自宅に戻ってからの2回お参りしても構いません。先祖からずっと守ってきてくれた氏神様に赤ちゃんを紹介するのも、また「アリ」なのです。
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