死亡通知状の書き方》死亡通知書・死亡広告・時期・電話・書式・文例・例文

死亡通知状・死亡通知のページ。
死亡通知状とは、亡くなった人の氏名、死亡した日、および葬儀告別 式の日時および喪主の連絡をするための書面をさします。 葬儀の前に葬儀の日時、場所などを知らせる死亡通知状と、葬儀を済ませたあとで死亡したこと、 および葬儀を済ませたことを知らせる死亡通知状とがあります。このページでは、死亡通知の書き方と文例をご紹介します。
………参考ページ………
・喪中ハガキ・年賀欠礼状>>>

1.死亡通知状とは?

・死亡通知状とは、亡くなった人の氏名、死亡した日、および葬儀告別式の日時の連絡をするための書面をさします。
・一般的な家庭では、親族や友人への死亡の通夜、葬儀の日時の連絡は電話で行なわることが多いようです。
郵送で葬儀の事前連絡をする死亡通知は、社葬をはじめとし、会社関係のおつき合いに関して送付される場合がほとんどです。
・死亡通知には以下の2種類があります。
(1)葬儀の前に、葬儀の日時、場所などを知らせる死亡通知状。
(2)葬儀を済ませたあとで、死亡したこと、および葬儀を済ませたことを知らせる死亡通知状。

↓ それぞれについて、以下にご説明いたします。
(1)葬儀の前に、葬儀の日時、場所などを知らせるもの。
大きな会社や、社会的に地位のある人などの場合は新聞に死亡広告を掲載する場合もあります。
(2)葬儀を済ませたあとで、死亡したこと、および葬儀を済ませたことを知らせるもの。
例えば故人の友人、知人、遠方にお住まいの方などに郵送でお知らせします。
年末が近ければ年賀状の欠礼ハガキ(年賀欠礼状)によって代替する場合もあります。
※なお死亡通知、死亡通知状とは別に、職場などにおける社内文書で「死亡通知書」があります。これは「社員や社員の家族の死亡を知らせる書面」 です。
死亡通知書は、社内での情報共有の目的の他に、故人とのおつき合いの深さによって各自が個別に弔電を打つ,通夜や葬儀に参列する,お悔やみの手紙を書く等、必要なことをするためのものです。職場によって回覧や掲示などがなされます。

社内文書「死亡通知書」に記載する内容

1-1.死亡者の氏名故人の氏名とふりがな
1-2.死亡者の資格故人が社員の場合と、社員の家族の場合があり、それがわかるようにします。
社員、契約社員、社員の家族などと書きます。
1-3.社員の所属・資格故人が社員である場合は本人の所属と資格を記載します。
故人が社員の家族である場合は、社員の所属と資格を書きます。
(書き方例:「名古屋支店総務課」など)
1-4.社員の住所・連絡先社員の住所と連絡先を書きます。
2-1.死亡日時死亡年月日を書きます。時間については、可能な範囲で記載します。
2-2.死因差し障りのない範囲で死因を書きます。故人や遺族の気持ちに配慮し、差し障りのある場合は空欄の方が良いでしょう。
3-1.通夜日時通夜の日時を書きます。
3-2.通夜場所通夜が行われる場所(自宅、◯◯会館など)、住所、連絡先電話番号などを記載します。
4.喪主喪主の氏名、故人との続柄、連絡先を書きます。
5.宗教喪家の宗教、宗派などがわかれば記載します。
6-1.葬儀・告別式日時葬儀・告別式の日時を書きます。
6-2.葬儀・告別式の場所葬儀・告別式が行われる場所(自宅、◯◯会館など)、住所、連絡先電話番号などを記載します。
その他通夜・葬儀に出席できない場合の弔電のあて先、香典のあて先などを掲載しておくと、見る相手に対して親切です。

2.死亡通知状を出す時期

葬儀の前に、葬儀の日時、場所などを知らせる死亡通知は、準備が整い次第、 なるべく早く出します。スケジュールが厳しい場合が多いと思いますが、遅くとも葬儀の前日までに先方に届くようにします。
葬儀を済ませてから先方に通知するような場合には、初七日の頃をめどに、なるべく早く手配をします。
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3.死亡通知状を作ってみよう
(通知状の書き方・文例・例文・例・雛形)

下記にご紹介するのは、死亡通知の代表的な文例、例文です。
(1)葬儀の前に、葬儀の日時、場所などを知らせる死亡通知状
(2)葬儀を済ませたあとで、死亡したこと、および葬儀を済ませたことを知らせる死亡通知状
(3)死亡広告(郵送ではなく、新聞に掲載するもの)

4.死亡通知状の書式

(1)葬儀の前に、葬儀の日時、場所などを知らせる死亡通知状。

日を改めて本葬を行なう場合などにも用います。
下記の画像の 青色の数字をクリックすると説明にジャンプします。
 


死亡通知状の記載内容の説明

1. 故人との続柄
・死亡通知状の場合は、時候の挨拶は不要です。
冒頭に故人との続柄を書きます。
例えば
「夫◯◯儀」、「父◯◯儀」など。
会社関係でも、遺族が喪主の場合は同様の書き出しで構いません。
社葬の場合の書き出しは「弊社代表取締役◯◯◯◯儀」などと書きます。
2. 故人の名前または氏名
・家族が喪主になる場合には、名前だけで構いません。姓の異なる喪主の場合や、社葬の場合にはフルネーム(姓と名)を書きます。
 
 
3. 死因など につづく
3. 死因など
・くどくどと書く必要はありません。
下記に死因を省いた文例をご紹介します。
「父◯◯儀、◯月◯日◯時◯分、永眠いたしました。ここに生前の御交誼に感謝し…(以下省略)
 
4. 死亡した日
・死亡日に添えて死亡時刻も載せる場合があります。
 
5. 葬儀の日時と場所
・上記文例では、葬祭場などの自宅以外の場所で行なう場合を想定しています。
・ 下記に自宅で葬儀を行なう場合の文例をご紹介します(恐れ入りますが、縦書きだと思って読んで下さい)。
 
・なお葬儀告別式は左記の通り自宅で執り行います
一、日時 ◯月◯日(◯曜日)午前◯時より
・日時と場所のすぐ後に、以下の一文を入れるケースもあります。
「誠に恐れ入りますが、故人の遺志によりご供物ご供花ご香典の儀は固くご辞退申し上げます」
・キリスト教、神教などの場合、参列者のために宗教も明記しましょう。
   
6. 差出日
・基本的には差出日で構いません。地方によっては友引きを避けます。
 
7. 差出人の住所
・故人の住所にします。
 
8. 喪主の氏名
・社葬の場合には社名と肩書きも忘れずに記載します。
 
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(2)死亡したことと、葬儀が済んだことを知らせる死亡通知状。

下記の画像の 青色の数字をクリックすると説明にジャンプします。
 
通知状の書式差出し日住所喪主の氏名続柄故人の名前死亡原因命日

死亡通知状の記載内容の説明

9. 故人との続柄
・死亡通知状の場合は、時候の挨拶は不要です。
冒頭に故人との続柄を書きます。
例えば
「夫◯◯儀」、「父◯◯儀」など。
会社関係でも、遺族が喪主の場合は同様の書き出しで構いません。
社葬の場合の書き出しは「弊社代表取締役◯◯◯◯儀」などと書きます。
10. 故人の名前または氏名
・家族が喪主になる場合には、名前だけで構いません。姓の異なる喪主の場合や、社葬の場合にはフルネーム(姓と名)を書きます。
 
11. 死因など
・くどくどと書く必要はありません。
下記に死因を省いた文例をご紹介します。
「父◯◯儀、◯月◯日◯時◯分、永眠いたしました。ここに生前の御交誼に感謝し…(以下省略)
 
12. 死亡した日
・死亡日に添えて死亡時刻も載せる場合があります。
 
13. 差出日
・基本的には差出日で構いません。地方によっては友引きを避けます。
 
14. 差出人の住所
・故人の住所にします。
 
15. 喪主の氏名
・社葬の場合には社名と肩書きも忘れずに記載します。
 
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5.死亡広告の例

下記は葬儀は近親者のみで済ませ、葬儀とは別に「お別れの会」を開くという場合の文例です。
死亡広告住所命日
・死亡広告は、大きな会社での社葬の場合や、著名な方が亡くなった場合に出します。
広告の手配については、広告代理店に依頼する方が安い場合もありますが、葬儀社に相談に乗ってもらうほうがラクです(葬儀社が代理店経由で新聞社に手配をします)。
 
・申し込み締め切りの時刻はエリアによって多少異なりますが、 全国紙の全国版の場合、前日16時ころまで。地方版の場合は前日21時頃まで申し込み受付けをしているそうです。
・例えば、上記のようなお別れの会の場合、日時と場所のすぐ後に、以下の一文を入れたケースが実際にありました。
「ご都合の良い時間帯に平服でおこしください」
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