新入社員の自己紹介のページ。自己紹介とは、初対面などの相手に対して、氏名をはじめとする自分に関する情報を自分自身で知らせることをさします。就職面接や採用面接の際にも自己紹介を行ないますが、ここでは入社後に行なう新入社員の自己紹介について(例えば入社式での自己紹介や入社歓迎会の自己紹介などについて)および、社外の相手に対する自己紹介について説明します。
目次
1.自己紹介とは |
●自己紹介とは、初対面などの相手に対して、氏名をはじめとする自分に関する情報を自分自身で知らせることをさします。 ●新入社員の皆さんは、入社後しばらくの間、自己紹介をする機会が沢山あると思います。自己紹介をするにあたり、「自己紹介をする人の人数が多いか少ないか(1名〜数名か、10名以上か)」あるいは「社内の人に対する自己紹介か、社外の相手に対する自己紹介か」…など、状況に応じて内容を変える必要があります。 ●下記にその概要を簡単に説明します。 ※なお、面接試験の自己紹介は別ページで紹介します>>> |
▲PAGE TOP |
▼ケース別自己紹介の留意点とポイント(※は、ぜひ盛り込みたい項目) | |
---|---|
入社式での新入社員の自己紹介 | |
盛り込みたい内容 | 留意点とポイント |
1.氏名(※) 2.配属先(※) 3.専攻や専門分野(※) 4.出身地 5.趣味・特技 6.抱負(※) 7.よろしくお願いしますの言葉(※) | ●入社式の挨拶の場合は、入社した喜びをはじめ、決意や抱負を述べます。文例はこちら>>> |
歓迎会での新入社員の自己紹介 | |
盛り込みたい内容 | 留意点とポイント |
1.氏名(※) 2.配属先(※) 3.専攻や専門分野 4.出身地 5.趣味・特技(※) 6.抱負(※) 7.よろしくお願いしますの言葉(※) | ●左記とは別に、.歓迎会を開いていただいたお礼の言葉を忘れずに述べてください。 ●歓迎会での挨拶の場合は、できれば人柄や個性が伝わるような内容も盛り込みたいところです。 |
社外の相手に対して行なう新入社員の自己紹介 | |
盛り込みたい内容 | 留意点とポイント |
1.氏名(※) 2.配属先(※) 3.担当する業務(※) 4.専攻や専門分野 5.出身地 6.趣味・特技 7.抱負 8.よろしくお願いしますの言葉(※) | ●まずはできるだけ手短に自己紹介を行えるようにしておいてください。 むしろ先方からいろいろと質問されると思いますので、ハキハキと答えられるようにしておくと良いでしょう。 |
※ここでは入社後の新入社員の自己紹介について述べていますが、入社前の面接試験での自己紹介では、 「企業人として、また社会人としてふさわしい礼儀、マナー、態度が身に付いているのか」 「その企業に就職したいという熱意があるか」 「人柄はどうか」などがチェックされます。 面接試験の自己紹介は別ページで紹介します>>> |
スポンサードリンク
2.新入社員の自己紹介(入社式での自己紹介) |
・それでは、入社式での新入社員の自己紹介の例文をご紹介します。 ※なお、新入社員代表の挨拶の文例は当サイト別ページにて>>> [全体の構成] (※はぜひ盛り込みたい) 1.氏名(※) 2.配属先(※) 3.専攻や専門分野(※) 4.出身地 5.趣味・特技 6.抱負(※) 7.よろしくお願いしますの言葉(※) |
【例1】 営業部に配属になりました見本一朗と申します。
【例2】イチロウの「ロウ」は朗らかと書きます。 学生時代、ずっと体育会のラグビー部におりました。 「悩むよりまず行動する」がモットーです。 やる気と体力には自信があります。 一日も早く仕事を覚えられるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。 このたび入社致しました見本一朗と申します。 配属先は営業部です。 社会人としての第一歩をこの会社で迎えられることを本当に嬉しく思っています。 仕事に慣れないうちは何かとご迷惑をおかけするかと思いますが ご指導のほどよろしくお願いします。 |
3.新入社員の自己紹介(歓迎会での自己紹介) |
・それでは、歓迎会での新入社員の自己紹介の例文をご紹介します。 [全体の構成] (※はぜひ盛り込みたい) 1.氏名(※) 2.配属先(※) 3.専攻や専門分野 4.出身地 5.趣味・特技(※) 6.抱負(※) 7.よろしくお願いしますの言葉(※) 上記とは別に、歓迎会を開いて頂いたことに対するお礼の言葉を忘れずに述べてください。 下記に文例をご紹介します。 歓迎会の挨拶では、少しプライベートなことに触れても良いでしょう。 |
【例文1】営業部に配属になりました見本一朗と申します。 本日は私のためにこのような会を催して頂き、本当にありがとうございます。 今日は初日ということで、朝からずっと緊張のしっぱなしでしたが、こうして 皆さんに温かく迎えて頂き、少しホッとしております。 私の出身地は奈良県で、中学生の頃からずっとバレーボールをやっていました。 地元ではバレーボールの強豪と言われる高校に入りましたが、ご覧のとおり身長が足りないので、バレーボールは高校の三年間までで諦めました。 しかし 身体を動かすことは本当に大好きです。やる気と体力は有り余っておりますので、どうか思う存分鍛えて下さい。 また、スポーツは観るのもするのも大好きですので、何か楽しいお誘いがありましたら ぜひ声をかけてください。 仕事に関しましては、皆さんに一から教えて頂くことばかりです。 右も左もわからない状態ですが、とにかく一日も早く仕事を覚えられるよう 頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いします。 【例文2】このたび入社いたしました見本愛子と申します。 本日は私のためにこのような会を催して頂きましてありがとうございます。 システム部システム開発担当に配属になりました。 どうぞ宜しくお願いします。 私の実家は愛知県で、中部国際空港の近くで輸出用の花を栽培しています。 私自身も花たちと同じ温室育ちですので、社会人になったからには 職場の皆さんには少し厳しく教育して頂くようにと 両親から言い付かって参りました。 真面目で正直なところが自分の長所だと思っています。 仕事に慣れないうちは何かとご迷惑をおかけするかと思いますが どうかご指導のほどよろしくお願いします。 |
スポンサードリンク
4.新入社員の自己紹介(研修会, 懇親会での自己紹介) |
・入社式を終えると新入社員研修会(いわゆる新人研修、新入社員研修)があります。 研修会や懇親会での新入社員の自己紹介の例文をご紹介します。 [全体の構成] (※はぜひ盛り込みたい) 1.氏名(※) 2.配属先(※) 3.専攻や専門分野 4.出身地 5.趣味・特技(※) 6.抱負(※) 7.よろしくお願いしますの言葉(※) 上記とは別に、歓迎会を開いて頂いたことに対するお礼の言葉を忘れずに述べてください。 下記に文例をご紹介します。 研修会での自己紹介は、研修担当者から「一人当り3分以内で」というように、スピーチの長さを設定されることがあります。与えられた時間内で最大限にアピールしてください。 歓迎会の挨拶では、少しプライベートなことに触れても良いでしょう。 |
【研修会での自己紹介の例】
仙台支店に配属になりました見本一朗と申します。 どうぞよろしくお願いします。 学生時代の4年間は、ボランティアでさまざまな地域貢献の活動をしてきました。 3年生からは○○大学ボランティアサークル全体のリーダーを務めました。 特に災害復旧のボランティアでは、各自がバラバラに動くよりも、全体として 統制のとれた活動が不可欠になります。 災害復旧、農業支援など、取り組むべきと決めたテーマに合わせた組織を作り、各責任者を決めて連携をとりながら最終的には全体としての目標を達成していくというプロセスは企業活動に通じるものがあると思っています。 この研修での自分の目標は、この会社の社員としての基礎教育をしっかり受け、業務上での知識を得て、研修終了時には「何らかの糧」を得ることと、もうひとつは、研修期間を通して同期のみんなときちんとした仲間組織を作ることです。 この研修を計画してくださった先輩方のためにも、 必ず成果を得て次につなげたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします。 【懇親会での自己紹介の例】
経理部に配属になりました見本花子と申します。 どうぞよろしくお願いします。 私は岐阜の出身です。岐阜というと白川郷が有名ですが、私の実家は単なる田舎町で 周りに何もなく、のんびりと育ちました。 学生時代は京都で過ごしましたので、今朝は東京の朝の通勤ラッシュの洗礼を受けて、 本当にびっくりしました。 田舎育ちでおっとりしたところがありますが、真面目で前向きなところが 私の取り柄だと思っています。 一日も早く仕事を任せられるようになりたいと思っていますので、 どうかよろしくお願いします。 |
スポンサードリンク
5.新入社員の自己紹介 |
【5-1】ビジネスでの自己紹介 ・それでは、新入社員の皆さんのために、ビジネスシーンでの自己紹介(例えば営業同行で、他社の担当者に面会した場合など)の例文ををご案内します。 ※なお、名刺交換のマナーについては、当サイト内の別ページ[名刺交換]で詳しく説明していますので、参照してください>>> [全体の構成] 1)あいさつ 2)自己紹介 (社名および)所属、氏名 3)今後のお付き合いや指導をお願いする言葉 [下記の点に注意してください] ・相手に対しては敬語を使う 「お目にかかる」「お伺いする」など。 自分の会社は「弊社」。先方は「貴社」など。 敬語の詳細は当サイト内の「敬語」のページを参照してください>> 以下に簡単な例文をご紹介します。 |
ビジネスシーンでの自己紹介の例(他社の担当者に対する自己紹介の例) ※新人は先輩と一緒に営業同行したり、名刺交換をしたりします。 |
---|
【例1】 はじめまして。 4月から営業二課に入社いたしました「見本一朗」と申します。 まだ研修中でございますので全く何かとご迷惑をおかけすることが多いと思いますが、 ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。 |
【例2】 はじめまして。 4月から営業三課に入社いたしました「見本太郎」と申します。 上司の高田より、自分も新人時代に○○様には大変にお世話になったとと聞いております。 私自身すべてにおいてまだ勉強中でございますが、どうぞご指導のほど よろしくお願い申し上げます。 |
【例3】 はじめまして。 4月から営業三課に入社いたしました「見本太郎」と申します。 ◯◯様は◯◯のご出身だそうですね。実は私も◯◯出身でして、先程上司から聞いて大変心強く思っております。 まだまだ半人前ですが、ご指導のほど よろしくお願い申し上げます。 |
スポンサードリンク
【5-2】メールの場合 ・それでは、新入社員の皆さんのために、ビジネスメールの文中での自己紹介の例文ををご案内します。 通常のビジネスシーンでの電子メールの詳細については、当サイト内の別ページ[電子メールのマナー]で詳しく説明していますので、参照してください>>> [全体の構成] 1)宛先 2)書き出し文と自己紹介 3)用件 4)差出人の社名、所属、氏名、連絡先 [下記の点に注意してください] ・宛名の社名は省略しない。 ・宛名には先方の役職名(肩書き)を忘れずにつける。 ・役職名のある相手の場合、[□□部長様][□□社長様]は、NG。 肩書きそのものが敬称なので、敬称に「様」をつけるのはおかしい。 必ず、役職名を先に書き[部長 □□様][社長 □□様]とする。 ・相手に対しては敬語を使う 「お目にかかる」「お伺いする」など。 自分の会社は「弊社」。先方は「貴社」など。 敬語の詳細は当サイト内の「敬語」のページを参照してください>> 以下に簡単な例文をご紹介します。 |
メールの場合の文例 (メールでの宛名の書き方や敬語の使い方などを参照して下さい) |
---|
株式会社 サンプル物産 海外事業部 部長 散布瑠様 平素は大変お世話になっております。 4月1日付けで雛形商事に入社いたしました見本一朗と申します。本日はお忙しいところお時間を頂戴しまして本当にありがとうございました。 サンプル物産様は弊社とのおつきあいの歴史も長く、大切なお取引先と承っております。お伺いしたお話は大変興味深く、特に□□□×○○○間の取引に関するご意見は、まさにさまざまな視点からの示唆に富んだもので、私自身大変勉強になりました。上司に同行をせがんだ甲斐があったと感激いたしております。 入社間もない私ではございますが、これからもぜひいろいろとご指導を賜りたくお願い申し上げます。 再来週には新しい商品カタログが出来上がる予定でございますので、その際はまた改めてご挨拶にお伺いしたいと存じます。 まずは本日のお礼を申し上げたくお便りを差し上げました。 今後とも宜しくお願い申し上げます。 ありがとうございました。 ……………… 雛形商事株式会社 化学加工品事業部 見本一朗 東京都港区○○○□−□−□ tel.03-****-**** mail******* ……………… |
スポンサードリンク