迷惑メール対策のページ。迷惑メールとは、受信する人の意志に関係なく、勝手に送りつけられるメールのことをさします。スパムペールとも呼ばれます。特に多いのが広告や勧誘や個人データ取得などの目的で大量に送信されるメールです。このページでは、迷惑メールについての基礎的な知識と、その対策のための情報を提供したいと思います。
………このページの内容……… |
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1. 迷惑メールとは |
2. 迷惑メール対策 |
3. メールの送信と返信のマナー 次のページ |
・電子メール送信時のマナーと、返信時のマナー 次のページ |
4. ウィルスチェック、ウィルス感染チェック 次のページ |
5. 迷惑メール等の通報について 次のページ |
▼クロールロボットにメールアドレスを取得されないようにする |
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・クロールロボットは、別名クローラ(crawler)、スパイダーロボットなどとも呼ばれます。ウェブ上を定期的に周回し、画像やHTMLのデータを自動的に収集します。このクロールロボットが、あなたのホームページ上で公開されているメールアドレスも収集するのです。アドレスを(ロボットに取得されやすい形で)公開することが一番簡単に迷惑メールの標的になりやすいパターンと言えます。 ・このスパム業者のクロールロボットにメールアドレスを拾われないように連絡先を記載するためには、以下の方法があります |
【1】個人サイトならメールアドレスを掲載しないという手も。 | ||
サイト運営者を明記するのは基本的なビジネスマナーなのでメルアド非掲載はあまりおすすめしませんが、個人サイトならメールアドレスを載せないケースも見受けられます。 | ||
【2】メールアドレスを画像にして掲載する。 | ||
但し「mailto:」というHTMLタグを使ってリンク先を設定したりしないこと 【メールアドレスを画像にして表示した例】
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【3】メールアドレスを部分的にわざと変えて表示する。 | ||
但し「mailto:」というHTMLタグを使ってリンク先を設定したりしないこと 【メールアドレスを部分的にわざと変えた例】
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【4】お問い合わせフォームのページを作成し、メールフォームによってメールを受信する | ||
但し、受信者側の(あなた=管理人の)メール受信時のフィルタ設定については、自分のサイトからのメールをきちんと受信できるようにする必要があります。 | ||
【5】HTMLソースがわかる方なら、HTMLエンティティ生成という手法があります。 | ||
WEBページ上で自分のアドレスを公開するときに、クロールロボットが素通りしてくれるように処理をするものです。ほとんどのクロールロボットは、「@」とか、「mailto:」のタグなどを指標にしてデータを収集しているので、こうしたロボットに対しメールアドレスが記載されていることをわからないようにするために、メールアドレスの表記を「エンティティ表記」に変換することをさします。 フリーソフト(無料ソフト)でもエンティティ表記に変換できるソフトが公開されていますので、使える方はぜひ活用してください。 |
【2】−1.迷惑メール対策(スマホ・携帯電話) | ||
ここまでは、自分のメールアドレスの公開の方法について簡単に説明しました。 次に、自分がメールを受け取る際に、最低限やっておきたい迷惑メール対策をご紹介します。 まずはスマートフォンや携帯電話(スマホ・ケータイ)についてご紹介します。 携帯電話の迷惑メール対策は、サービス会社ごとにそれぞれありますが、「可能な対策」は、どの会社もほとんど同じです。 |
▼携帯電話の迷惑メール対策をする | |
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・スマホやケータイのメールは、パソコンとは異なり電話器の設定をしっかりしておけば今では大半がブロックできるようになっています。それぞれの言葉の意味や機能を理解して、賢く利用しましょう。 以下に主なものをご紹介します。 | |
【1】 指定受信・指定拒否 | |
・送られてくるメールのアドレスやドメインを指定して受信したり、受信拒否したりできる機能。 ・ドメインとは「@」以降の部分を差します。 | |
【2】 未承諾メール拒否 | |
・件名に「未承諾広告※」という記載があるメールの受信を拒否できる機能。営業メールとして大量 に送信される、受信者の許可を得ていない広告メールには、件名に「未承諾広告※」と表示することが義務付けられています。この記載が有るメールを受信拒否にする設定です。 | |
【3】 携帯会社、PHSメール一括受信・拒否 | |
・携帯電話のメールを受信するかそれとも受信拒否するのかを、一括で指定できる機能 | |
【4】 なりすましメール拒否 | |
・携帯やPHSになりすました迷惑メールの受信を拒否することができる機能 |
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【2】−2.迷惑メール対策(パソコン) | ||
パソコンで電子メールを受信する場合におすすめの迷惑メール対策についてご紹介します。 大きく分けると、インターネットサービスプロバイダー(ISP)によるフィルター機能を活用するものと、ご自分のパソコンで使用しているメールソフトの機能を使用するものの2つに分けることができます。 |
▼メールアドレスを複数使い分ける |
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・ご自分のパソコンで閲覧するメールアドレスをいくつお持ちでしょうか? 仕事で使うビジネスメールのアドレス(主に職場用)、私用で使うメールのアドレス(主に自宅用)と2つお持ちの方は多いと思いますが、できれば用途別 に複数のアドレスを使いわけることをおすすめします。 |
【A.フリーメールアドレスの使い道】 |
・特に、オークションサイト、ショッピングサイトなどで使うものは、あまり信用できない提供先への登録と判断し、変更がしやすいメールアドレスで登録しても良いかもしれません。 但し、実際に精算する際には「必ず連絡がつくアドレスの登録を求められる(フリーメールは不可)というケースがあります。自分のメールアドレスの情報を登録する際に「公開される可能性」「閲覧される可能性」を常に頭に入れて登録してください。 |
【B.事務局アドレス、受付アドレス】 |
・サイト運営、ホームページ公開などをしている方は、覚えやすいメールアドレスを掲載しておく必要があるでしょう。メールアドレスはプライベートのものとは別 のものを用意します。もちろんこのアドレスの掲載方法については、上述のようにクロール対策をしておいてください。 |
【C.重要なアドレス】 |
・支払い、金融機関への登録、◯◯の契約といった時に使うメインとなるメールアドレスは必ず必要です。但し、このメールアドレスの管理には十分注意し、必要な相手、信用できる相手(企業)以外には知らせないように(登録しないように)します。このアドレスは簡単には変更しないものと思って下さい。 なお、重要な情報を入力する際に、「SSL」と呼ばれる暗号化して情報を送信する方式のページがあります。見分け方は、URLの最初の書き出しが「https:」となっていることです。情報の受け手は別 として、少なくともWEBブラウザとサーバーの間は暗号化して情報送信がされるということの目印になります。 |
上記は最低限必要と思われる3つのアドレスです。私用、ビジネス用と組み合わせるといくつか必要になりそうですね。特にログインIDとしてメールアドレスを登録するサイトが多いのでメールアドレスの複数利用および厳重な管理は必須だと思います。 |
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▼ISP(インターネットサービスプロバイダ)の迷惑メールフィルタ機能を活用する | |||||||
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・サービスプロバイダのほうでも、なるべくユーザーが迷惑メールの被害を受けなくて済むように様々な対策を講じています。 実際には、すべての迷惑メールに対して100%有効というわけではありませんが、利用しないともっともっと沢山の迷惑メールに悩まされることになります。ぜひとも利用してください。 ・提供されている迷惑メール対策や、ウィルス対策は、各会社によって異なります。 以下に主なものをご紹介します。 | |||||||
【1】 OP25B (迷惑メール送信規制) | |||||||
★個人が「利用する、しない」を選択する迷惑メール対策ではありません。 OP25B=Outbound Port 25 Blocking(アウトバウンドポート25ブロッキング) ・迷惑メール対策として、メールの送信に使われる25番ポートをブロックするしくみです。 ・契約しているサービスプロバイダが、この対策をすると、契約プロバイダ以外の接続回線によりメールサーバーを利用するときに設定変更が必要になることがあります。 ・現時点ではすべてのサービスプロバイダが導入しているわけではありませんが、大きな事業者はほとんどが導入しています。 | |||||||
【2】 IP25B (迷惑メール着信規制) | |||||||
★個人が「利用する、しない」を選択する迷惑メール対策ではありません。 ・迷惑メール対策として、メールの受信に使われる25番ポートをブロックするしくみです。 ・契約しているサービスプロバイダが、この対策をすると、契約プロバイダ以外の接続回線によりメールサーバーを利用するときに設定変更が必要になることがあります。 ・現時点ではすべてのサービスプロバイダが導入しているわけではありませんが、大きな事業者はほとんどが導入しています。 | |||||||
【3】 ルール設定による迷惑メール拒否 | |||||||
★ISP(インターネットサービスプロバイダー)が個別 に提供しているサービスですが、大半の業者が提供しています。これは個人が「利用する、しない」を選択できる迷惑メール対策です。 ・条件を設定し、 「拒否する」 「捨てる」 「受け取ったふりをして捨てる」 などの処理ができます。
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▼ウィルス対策ソフトを活用する | |
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・今では大半の方がご自身のパソコンに導入済みだと思います。ウィルス対策ソフトでも迷惑メールやウィルスメールに対する対策が可能です。 以下に主なものをご紹介します。 | |
【1】 迷惑メールを振り分けてブロック | |
・フィッシングメールや迷惑メールと思われるメールは、迷惑メールというフォルダに自動的に振り分けます。そのメールを削除するかどうかはユーザーが選択できるようになっています。 ・もちろんウィルスが添付されているメールはブロックされます。 | |
【2】 有害サイトへのアクセスをブロック | |
・勧誘やワンクリック詐欺やフィッシングメールなどにより、有害サイトや有害動画サイトなどを閲覧しそうになると、ウイルス対策ソフトが自動的にブロックします。 |
▼メールソフトの機能を活用する | |
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・メールソフトそのものは迷惑メールを自動的に削除する機能はついていませんが、日々届く迷惑メールに対して自分が実際にやっている対策をご紹介します。 おそらく、outlookをはじめ、たいていのメールソフトについている機能です。 | |
【1】 アカウント毎に受信フォルダをわける | |
・上述のように、筆者も複数のメールアドレスを使い分けています。メール亜アドレスごとに受信フォルダを分けると、迷惑メールが多いアドレスと少ないアドレスで自動的に区分けができ、「公開アドレス」「重要アドレス」などの区別 をするkとで受信メールに対する必要な対応がとりやすくなります。 | |
【2】 メールルール、メッセージルールの機能を活用する | |
・件名やSubjectに書かれている文字などにより、受信するメールの処理を設定することができます。 ・必要なメールを見のがさず、かつ、不要なメールはできるだけ時間や手間をかけずに始末したいときに役にたちます。 | |
【3】 迷惑メールのフィルター機能を活用する | |
・Outlook Expressには、ツールのところに「迷惑メール」という機能がついています。英文での迷惑メールが多い場合には、活用しても良いでしょう。 |
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【2】−3.迷惑メール防止法 | ||
迷惑メールを防止する法律には、「特定電子メール法」という法律があります(正式名称は「特定電子メール送信適正化法」 )。俗称として迷惑メール防止法、迷惑メール対策法などと呼ばれています。 送信者の氏名または名称の表示義務や、受信拒否のための電子メール送信先アドレスの記載など、細かく法律で規制されており、罰則も個人は1年以下の懲役または100万円以下の罰金、法人は3000万円以下の罰金(これは一部を抜粋したもの。細かい規定により、内容に応じて異なる罰則が定められています。 参考) 電気通信消費者相談コーナー (別ページにリンク)>>> |
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・電子メール送信時のマナーと、返信時のマナー 次のページ |
4. ウィルスチェック、ウィルス感染チェック 次のページ |
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