11月のイメージ 11月時候の挨拶

11月の季節の挨拶のページ。季節の言葉/季節の挨拶の言葉とは、手紙やはがきの書き出しや、メールの冒頭に使われる時候の挨拶をさし、ビジネス文書の冒頭などにも用います。11月の季節の言葉の例・文例集(上旬・中旬・下旬)を掲載します。
なお、合わせて季語も紹介します。(季語は俳句の中でその季節を表す言葉として用いられるもので、俳句には必ず盛り込むこととされています)
「11月」のページの内容
1.「11月」の時期について(旧暦と新暦)
2.11月の時候の挨拶/季節の挨拶の文例・例文
3.参考情報「季語」について

1.「11月」の時期について(旧暦と新暦)

 現在、日本では新暦(グレゴリオ暦)が使われていますが、季節の挨拶には、旧暦から来るものや二十四節気から来るものがあります。
 ここでは、現在の11月が旧暦のいつにあたるのか、また二十四節気の中ではどれが11月に該当するのかについて説明します。
(1)11月とはどんな季節?
・二十四節気では
(※二十四節気をすべて見る>>
立冬(りっとう)…二十四節気のひとつ。現在の11月7日頃のこと(※その年によって異なる)。
この日から暦の上では冬とされる。
小雪(しょうせつ)…二十四節気のひとつ。現在の11月22日頃のこと(※その年によって異なる)。
この頃になるとわずかに雪が降り始めるとされる。
・旧暦では 新暦2017年の11月1日は…旧暦では9月13日頃となる。
新暦2017年の12月18日が、旧暦では11月1日
新暦2018年の11月1日は…旧暦では9月24日頃となる。
新暦2018年の12月7日が、旧暦では11月1日
新暦2019年の11月1日は…旧暦では10月5日頃となる。
新暦2019年の11月27日が、旧暦では11月1日
(2)11月にまつわる言葉
霜月(しもつき)………陰暦の11月のこと。
雪待月、雪待ち月(ゆきまちづき)………11月の異名。
神楽月(かぐらづき)………11月の異名。
神帰月(かみきづき)、神帰り月(かみかえりづき)………11月の異名。

2.11月の時候の挨拶/季節の挨拶の文例・例文
(「立冬の候」などのように、〜の候をつけて使えます)

・それでは、手紙やはがきをはじめメール、ビジネス文書などに使える季節の挨拶/時候の挨拶を紹介します。
 年によって暑さ寒さなどの気候が異なります。霜が降り寒い日が続く11月もあれば、温暖で過ごしやすい11月もあります。その時の季節感、実際の感覚に応じて季節の挨拶を使い分けて下さい。
11月に使う時候の挨拶
11月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文
・立冬
  ・11月7日頃をさします。立冬は、二十四節気のひとつ。
この日から冬になることを意味します。
[11月7日頃に]
[個人あて文例]

・暦の上では冬となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。

・立冬を過ぎ 吹く風の中にも冬の気配が感じられます。

[ビジネス文書では]
・拝啓 立冬の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

【手紙に使う場合の結び・結語について】頭語と結語はセットになっています。「拝啓」を用いた場合の結語は「敬具」となります。
親しい間柄の相手に対する手紙で書き出しに[「拝啓」などの頭語を用いない場合には結び・結語も決まった語を用いません。
親しい相手への結びの例としては
「取り急ぎ近況報告まで。」
「取り急ぎお知らせまで。」
「取り急ぎお見舞い申し上げます。」
「またお会いしましょう。お元気で。」など
・小雪
  ・11月22日頃をさします。
この頃から、わずかに雪が降り始めるとされます。
[10月下旬に]
[個人あての例文]

・拝啓 小雪を迎えても穏やかな天候が続いています。お変わりなくお過ごしでしょうか。

[ビジネス文書では]
・小雪の候 貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
11月に使う時候の挨拶(つづき)
11月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文
・霜月
  ・陰暦の11月のことをさしますが、手紙では新暦にも使われます。 [個人あて文例]
・拝啓 今年もはや霜月となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。

[ビジネス文書では]
・拝啓 霜月の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
・菊花
  ・菊花は11月の季語であり俳句にも用いますが、手紙の文中でも挨拶文として使えます。 [11月全般に使える文例]
[個人あて文例]

・拝啓 菊花の季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。

・各地で菊花展が催される季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。

[ビジネス文書では]
・拝啓 菊花の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。


【手紙に使う場合の結び・結語について】頭語と結語はセットになっています。「拝啓」を用いた場合の結語は「敬具」となります。
親しい間柄の相手に対する手紙で書き出しに[「拝啓」などの頭語を用いない場合には結び・結語も決まった語を用いません。
親しい相手への結びの例としては
「取り急ぎ近況報告まで。」
「取り急ぎお知らせまで。」
「取り急ぎお見舞い申し上げます。」
「またお会いしましょう。お元気で。」など
・菊薫る
  ・菊花は11月の季語であり俳句にも用いますが、手紙の文中でも挨拶文として使えます。 [11月全般に使える文例]
[個人あて文例]
・拝啓 菊薫る季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。

[ビジネス文書では]
・菊薫る候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
11月に使う時候の挨拶(つづき)
11月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文
・向寒
  ・秋から冬に向かう頃の、次第に寒くなる時期に使います。 [11月中旬・下旬の文例]
・向寒の候 皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。

[文末に]
・向寒のみぎり、どうかご自愛下さい。
・晩秋
  ・11月全般に使えます。

[11月上旬、中旬、下旬]
[個人あて文例]

・拝啓 晩秋の候 お変わりなくお過ごしでしょうか。

[ビジネス文書では]
・拝啓 晩秋の候 貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。

【手紙に使う場合の結び・結語について】頭語と結語はセットになっています。「拝啓」を用いた場合の結語は「敬具」となります。
親しい間柄の相手に対する手紙で書き出しに[「拝啓」などの頭語を用いない場合には結び・結語も決まった語を用いません。
親しい相手への結びの例としては
「取り急ぎ近況報告まで。」
「取り急ぎお知らせまで。」
「取り急ぎお見舞い申し上げます。」
「またお会いしましょう。お元気で。」など

3.参考情報「季語」について
(「立冬の候」などのように、〜の候をつけて使えます)

下記に季語についてご説明いたします。
ちなみに旧暦の11月は、ほぼ新暦の12月にあたり(その年によって少しずつ異なりますが)冬の季語となります。新暦の11月はほぼ旧暦の10月頃です(その年によって少しずつ異なります)
1. 季語とは、俳句の中で、その季節を表わすことばとして用いられるものをさします。俳句を作る際には、必ずもり込むこととされています。季題と呼ばれることもあります。
 
2. 季語は1つの俳句に1つだけしか用いません。季語を2つ以上用いることを、季語を重ねる、季重ね、季語重ねなどと言います。
3. ・季語をもりこまない俳句のことを、無季俳句と呼びます。また、川柳のように、世相を風刺的に表わしたり批評したりするものには、季語は不要とされています。
4. 連歌や俳諧でも季の詞(きのことば)、四季の詞という形で用いられることばがあります。
※なお、手紙の冒頭部分に用いられる季節の言葉は「時候の挨拶」と言い、季語とは区別されます。
季語の一部を下記に紹介します。
(新暦と旧暦とがありますので、秋と冬の季語の一部を掲載します)
なお季語については、別ページでもっと詳しく紹介しています>>
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分類 秋の季語の例
(秋の季語ですが11月以外のものも含まれますので注意して下さい。)
時候 初秋、仲秋、秋深し、秋の夜、白露、長月、行く秋、文月、稲刈時、残暑、秋惜しむ、晩秋、秋の暮、秋の夜、など
天文 菊日和、秋時雨、星月夜、流星、稲妻、十六夜、鰯雲(いわしぐも)、秋雨、秋時雨、天高し、天の川、名月、秋風、など
地理 山粧う、秋の野、野山の錦、不知火、枯野の色、秋の田、刈田、秋の川、盆波、秋出水、落し水、秋の浜、など
人事 秋の服、灯火親しむ、秋の宿、秋団扇、菊枕、菊人形、夜なべ、月見、紅葉狩、芋煮会、牽牛、織女、稲刈、など
行事 風の盆、おくんち、赤い羽、時代祭、万聖節、敬老の日、運動会、盆踊り、墓参り、七夕、十五夜、、迎え火、秋彼岸、など
忌日 乃木祭、道元忌、太閤忌、広重忌、芭蕉忌、紅葉忌、など
動物 雁、蛇穴に入る、蜻蛉(とんぼ)、白鳥渡る、百舌、鹿、猪、落鮎、秋刀魚、太刀魚、初鮭、秋鯖、など
植物 紅葉、落葉、彼岸花、桔梗、コスモス、鶏頭、菊、栗、萩、芋、彼岸花、など
食物 山葡萄、里芋、秋茄子、柚子味噌、松茸飯、林檎、薩摩芋、西瓜、とうもろこし、柿、など
分類 冬の季語の場合の例
(冬の季語ですが11月以外のものも含まれますので注意して下さい。)
時候 師走、年の瀬、年越し、節分、小寒、霜月、大晦日、年の暮れ、霜夜、年の内、神無月、節分、など
天文 小春日和、初雪、雪、樹氷、北風、冬の雨、霧氷、霜、冬凪、雪晴、風花、オリオン、木枯らし、流氷、など
地理 冬の山、山眠る、枯れ野、冬の海、冬の川、冬の波、冬田、時雨、など
人事 炭、炭俵、ストーブ、炬燵(こたつ)、火鉢、家事、スキー、スケート、雪見、暖房、湯田んぼ、風、竹馬、火の番、雪だるま、など
行事 針供養、柚子湯、節分、除夜、クリスマス、降誕祭、酉の市、羽子板市、豆撒き、社会鍋、など
忌日 一茶忌、漱石忌、芭蕉忌、近松忌、など
動物 鶴、白鳥、狐、熊、熊穴に入る、冬の雁、ウサギ、鯨、鱈、鰤(ぶり)、千鳥、寒雀、鴨、ふぐ、など
植物 枯れ木、枯葉、枯れ尾花、水仙、寒椿、さざんかなど
食物 鴨鍋、鯛焼き、鱈場蟹、ちり鍋、寒餅、人参、大根、白菜、みかん、葱(ねぎ)、など