在宅ワーク

パソコンの普及に伴い「在宅ワーク」という言葉をよく耳にするようになりました。本業として自宅で従事する仕事を在宅ワークと言います。現在では、子育てをしながら自宅でできる仕事や、自宅でできる専門職の仕事等の、在宅ワークに関する情報が溢れています。
このページでは在宅ワークを探す際の注意点を紹介すると同時に、求人側の企業が留意したい事項も紹介しています。

…… このページの内容 ……
在宅ワークとは?
主な在宅ワークの種類
在宅ワークを探す時の注意点
新しい働き方のかたち「クラウドソーシング」
在宅ワークに安心して従事するために

■ 在宅ワークとは?

在宅ワークという言葉を耳にしたことがおありでしょう。
現在使われる在宅ワークという言葉は、ひと昔前の内職よりももっと広い意味で使われています。
在宅ワークとは以下のようなものをさします。
 
但し、厚生省の『在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン』では、主として文章入力、テープ起こし、データ入力、ホームページ作成などの「他の者が代わって行うことが容易なもの」をさし、専門的なものはガイドラインの対象とはしていません。詳細はこのページの別項で説明しています。※別項…ガイドラインの説明へ>>>

1. 子育てをしながら自宅でできる仕事

●ここで説明する仕事は仕事の種類を問わず、子育てをしながら自宅でできる仕事をさします。

●子供が小さいうちは(特に乳幼児がいるご家庭では)、正社員以外の(アルバイトやパートの)仕事であっても外に出て働くのはなかなか難しいもの。また、幼稚園や小学生の子供がいる家庭では、フルタイムの仕事はしづらいものです。

2. 自宅で行える専門職の仕事

●専門的な技術を持っている人が、自宅で行う仕事をさします。

●CAD、翻訳、プログラミング、ソフト開発などの仕事やWEBデザイナー、イラストレーター、ライターなどです。

3. SOHO・独立系として、自宅で行う仕事

●将来に備えてSOHOから始めた人、独立間もない人などが自宅で行う仕事をさします。

●ネットショップオーナー、税理士など

4. その他(在宅勤務)

●在宅勤務は在宅ワークとは異なりますが、参考までにご紹介します。近年、大手企業でも導入が進んでおり、通 勤時間を短縮するだけでなく、自己責任において好きな時間に業務をこなすというものです。通 信の発達が多大な寄与をしています。

●サテライトオフィスは、在宅ワークや在宅勤務とはまた別の意味になります。都心にあるオフィスに通勤しなくてもよいように、郊外などに専用の事務所を設け、そこで勤務することをさします。
▼これらの1〜3については、待っているだけではなかなかお金にならないので、どうやって仕事をもらうかが鍵になります。
次項で述べますが、怪しい仕事情報にはくれぐれも注意して下さい。ハッキリした指標はないのですが、名の通 った企業の仕事や、大手のしっかりした会社が紹介してくれる求人情報が安心です。

▼独立系や専門的な仕事の場合には、自分の能力やスキルをアピールする場が必要になります。
業種によって異なりますが、アート系なら広告代理店やシステム開発会社、プログラムやシステム開発の場合はシステム開発会社や代理店、翻訳なら翻訳の会社、また、翻訳や税理士などの場合、自らのホームページを立ち上げてPRするのも良いでしょう。
地道に実績を積み上げていくことが、次の仕事の受注へと繋がります。

※余談ですが、筆者が実際にハローワークに出向いてリサーチしてみたところ、なかなか在宅の仕事は見つかりませんでした。
実際の検索でヒットした仕事の例は
「電話による保健指導、電話による栄養指導」
(= 在宅での電話による保健指導および栄養指導…参考ページ平成20年度にスタートした特定検診および保健指導の制度に基づくもの)など、わずかでした。
専門的な知識、資格や経験が必要な仕事です。
例えば小さい子供がいる女性など、仕事を探す立場としては、安心して従事できる仕事を見つけたいわけで……実際には登録されていない仕事がもっとあるはずですが、安心できる求人情報を探すのにもひと苦労です。 政府も少子化対策と平行して在宅ワークの情報提供に力を注いで欲しいものです。

■ 主な在宅ワークの種類

下記に主な在宅ワークの種類を挙げてみます。
一番人気があるのは、データ入力の仕事です。
専門的な技術や能力が必要な仕事の方が時給が高くなります。  

ひと昔前の典型的な内職のイメージがある「組み立て」「分解」「包装」といった手作業の内職仕事について調べましたが、ハローワークではみつかりませんでした。
ネットで検索したところボールペンの組み立ての報酬などは、1本1円くらいのようです。専門のサイトで紹介しているところもあるようですが、必ずあなたご自身の目で相手先の会社の信頼性を十分確認してから契約をしてください。
分類 主な在宅ワークの種類
専門的な仕事
語学系 1. WEBページ翻訳
2. インターネットによる英会話講師
IT系 1. WEBページ制作
2. アプリケーション開発
3. Flash制作
デザイン系 1. ホームページのデザイン制作
2. DTP業務
建築系 1. CADオペレーション
2. パース作成
栄養士・保健師系 1. インターネットや電話による栄養指導
2. インターネットや電話による保健指導
一般的な仕事
事務系 1. データ入力
その他 1. ライター業務やブログ作成
(あるテーマに基づいたブログを書く)
(口コミ情報を記事やブログに書く)
2. データ収集(例えば商品の価格調査など)
インターネットでは無料で検索できますが、ヒットした仕事情報が必ずしも安全とはいえません。安全な在宅ワークを探すための基準と言うとなかなか難しいのですが、注意点を次の項で挙げてみます。
参考になさってください。
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■ 新しい働き方のかたち「クラウドソーシング」

クラウドソーシングとは?
インターネットを利用して、業務を外部の不特定多数の人たちに依託する形をクラウドソーシングと言います。
新聞やテレビ報道でも取り上げられているクラウドソーシングについて解説します。
クラウドソーシング
特徴と解説
1 仲介する企業を通じて仕事の契約をする点は人材派遣会社と似たイメージですが、働き手は出社することなく在宅で仕事をすることができます。
2 【仕事を探す人】
面接などが必要となるケースはほとんどなく、ウェブ上でプロフィールやスキルなどを登録するだけ。希望の仕事があればウェブ上から申し込みします。
ほとんどの場合、納品までのやりとりや支払いまでウェブ上で行います。
いつでもどこでも仕事ができるという点が最大の特徴です。

【仕事を依頼する企業など】
募集広告や面接などを必要とするケースはほとんどなく、依頼したい仕事内容と報酬などをウェブ上から登録するだけです。
希望者から応募があればウェブ上からその相手に依頼するかどうかを検討します。ほとんどの場合、納品、支払いまでのやりとりはウェブ上で行います。
仲介会社に支払う手数料が必要となります。
クラウドソーシングの主な仕事 内容
 

クラウドソーシングで募集されている主な仕事・職種は下記のとおりです。一般的な事務や雑務というよりも、どちらかと言えば専門性が高い仕事、スキルが必要は仕事がほとんどです。

語学系 1. WEBページ翻訳
IT系 1. WEBページ制作
2. アプリケーション開発
デザイン系 1. ホームページのデザイン制作
2. DTP業務
その他 1. ライター業務やブログ作成
(あるテーマに基づいたブログを書く)
(口コミ情報を記事やブログに書く)
インターネットで仕事を探すもう一つのメリットとして、近隣の企業以外からも仕事をもらえるという点があります。地方居住者も都会に住んでいる人と同じ条件で仕事を受注できます。
▲PAGE TOP

■ 在宅ワークを探す時の注意点

自宅で自分の好きな時間に仕事ができるという魅力がある在宅ワークですが、個人で業者とやりとりをする性質上、あぶないワナが沢山あるのも現実です。
実際に在宅ワークを探す際の注意点を挙げてみました。
もしこれから副業を始めてみたいと思っておられる方は、参考になさってください。

なお、本業をお持ちの方で、本業とは別に副業として在宅ワークを検討したいと思っておられる方については、本業の勤め先の就業規則など、特にチェックしたい項目があります。
参考ページ)「副業」にてご確認ください>>>
(副業のページではアルバイト、パートについても注意点等を説明しています。紹介内容の一例…正社員で働く場合と比較した場合、アルバイトやパートタイム勤務の仕事は、どんなメリット、デメリットがあるのでしょう。など)

あぶない業者、詐欺まがいの業者がいることを頭に入れて

在宅ワークと言う名目のいろいろな情報が氾濫していますが、下記のようなものについては慎重に検討したほうが良いと思います。
在宅ワークという言葉だけでなく、副業とか、サイドビジネスでも同様です。

(安心して仕事ができるよう、まずは求人している会社をチェックすることをおすすめします。登録したり、資料請求するだけで迷惑メールが来たことがあるというスタッフの口コミ情報もあります。うまい話には十分に注意してください)

チェック項目

1)登録料、教材代などの名目で、費用がかかるものは要注意


就業するために費用がかかるものについては、慎重に検討した方が良いと思います。
保証金や登録料が必要なもの、パソコンやワープロ、教材、ソフトウェアの購入が必要なものなどは要注意です。
いわゆる内職商法・モニター商法には注意しましょう。

●「このパソコンを購入すれば、それを使った○○の仕事を紹介します」といったものは、投資に見合うだけの仕事の量がなかったりすることもあるようです。また実績と称して虚偽の掲載をしている会社もあるようです。

●最初に登録料や初期費用が必要なもの、毎月の基本料が必要なものは、申し込む前にもう一度チェックしてみてください。

2)経済産業省のホームページや、国民生活センターのページで悪質業者名をチェック


特定商取引法の違反行為をした悪徳業者は経済蚕業省のホームページの、News Release上で社名を公表されています。
公表された会社とは社名が異なっている場合でも、事例を読むだけで参考になります。セールストークが酷似していれば、似たような悪質業者である可能性があります。

● データ入力の仕事も非常に人気がありますが、仕事を紹介している企業を必ずチェックしましょう

3)マルチ商法の販売員にならないように注意


知らないうちにマルチ商法の販売員となってしまうものもあります。
訪問販売法や、連鎖販売法に抵触するような商売には係わらないようにましょう。
 

■ 在宅ワークに安心して従事するために

ひと昔前の「内職」という形態の「作業の加工賃、工賃を得るために在宅で行う仕事」から、パソコンなどの機器を使って行う在宅の仕事への需要が高まってきています。
それに伴い、不明瞭な契約からくるトラブルも多発しています。

厚生労働省では、『在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン』(別ウィンドウで厚生労働省のページが開きます) を設け、契約上のトラブルを未然に防ぎながら、家庭と仕事の両立ができるよう推奨しています。
下記にこのガイドラインから主な内容をピックアップします。
契約書作成に際しては必ずガイドラインを確認してください。
このガイドラインで定義する「在宅ワーク」とは
主として 文章入力、テープ起こし、データ入力、ホームページ作成などの
「他の者が代わって行うことが容易なもの」をさし、
専門的なものはガイドラインの対象とはしていません。
注文者(在宅ワーカーに仕事を発注する人)が守るべき事項
(1)在宅ワークに関する契約条件の文書の明示およびその保存

※契約書には以下の内容を明示します。
【参考】 厚生労働省の在宅ワーク・モデル契約様式へ>>>(別ウインドウ)
  ・注文者の氏名、住所、連絡先
・注文年月日
・注文した仕事の内容
・報酬額、報酬の支払期日、支払方法
・注文した仕事にかかる諸経費の取扱い
・成果物の納期、納品先、納品方法
・成果物が不完全であった場合や、その納入が遅れたばあいの取扱い(補修が求められる場合の取扱い)など。
(2)契約条件の適正化
  ・報酬の支払い期日
…成果物を受け取った日から30日以内。長くても60日以内に支払う
・報酬の額
…同一または類似の業務に従事する在宅ワーカーの報酬や仕事の難易度、納期の長短、在宅ワーカーの能力などを考慮する
・納期
・継続的な注文の打ち切りの場合の事前予告
(3)その他
  ・個人情報の保護
…在宅ワーカーの個人情報について、本人の同意なく無断で第三者に提供しない