葬式・葬儀の受付係

葬儀の受付のページ。葬式・葬儀では、遺族や親族、職場関係者、近所の人たちが助け合い、喪主、受付係、会計係、接待係、司会進行係などの役割を決めて会葬者(弔問客)の対応をします。故人の気持ちを大切にしながら、まずは遺族がひとつになって儀式をきちんととりおこなうことが大切です。葬儀社やお寺とも、よく相談して準備をしましょう。
このページでは、皆様からご要望が多く寄せられた「葬式・葬儀の受付係」について、役割、仕事の内容や服装、作法などについてご説明いたします。

………このページの内容………
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▼1.葬式・葬儀・告別式での役割分担について
▼2.受付の服装について
▼3.葬儀・葬式・告別式での受付係の仕事・役割
▼4.葬儀・告別式の全体の流れ
▼5.お手伝いの方へのお礼・謝礼

■1.葬式・葬儀・告別式での役割分担について

葬儀の喪主は、故人と最も縁の深い人がつとめます。その他に、葬儀には、様々なお世話をしたり、手伝ったりする人が必要になります。こうしたお手伝いをする人を「世話人」「世話役」などと言います。

下記に主な係を紹介します。葬儀を滞りなくとり行ない、弔問客(会葬者)の対応をするために葬儀社のスタッフ以外に近所の人や会社関係の人などにも協力をお願いし、さまざまな役割を分担します。

地方によっては、地域ごとに「助け合い組織」のようなしきたりがあるところがあります。その場合にはそうした地域の組織や、隣組、町内会のようなグループにすべておまかせすれば、近所の人が台所係、接待係、交通整理などの世話役を分担して行なってくれます。
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葬式・葬儀・告別式でのおもな係、役割
喪主(もしゅ)

 

●故人に代わり、弔問客の対応をします。誰が喪主をつとめるかは、通夜までに遺族が相談して決めます。

●一般的には、 最も故人と縁が深い人がつとめます。
(配偶者、または配偶者が高齢の場合は長男など。戦前は配偶者ではなく長男が多かった。長女でも構わない。遺族で相談して決める)
お世話役代表

 

主な役割

人選の参考に

●葬儀・葬式全体が滞りなくとりおこなわれるように、心配りをしながら全体を統率、指揮します。

● 遺族、寺(僧侶)、葬儀社の担当者と相談しながら、進行および裏方(手伝いの人たち)一切をすべて指揮します。

●遺族は葬儀の進行のすべてを世話役代表にまかせます。
●年長で、知識や経験が豊富な人

●会社関係の場合、職場の総務担当者などが行なう場合もある

●補佐役が必要な場合は、遺族から1名選ぶ。
受付係

 

主な役割

人選の参考に

●会場の受付において、会葬者(弔問客)に記帳してもらったり、香典などを受け取って預かり、会計係に渡すなどの役割があります。

※受付係の役割の詳細…>>
●近所の人や、会社関係の人にお願いする場合が多い。
会計係

 

主な役割

人選の参考に

●会葬者(弔問客)から受け取った香典を記帳し、計算し、安全に保管・管理します。 ●葬式葬儀の会計は必ず2名以上の人に依頼する。 例えば親族と、会社関係の人と1名ずつ依頼するなど、異なる立場の人にお願いする場合が多い。
接待係・台所係
 

主な役割

人選の参考に

●会葬者(弔問客)、寺の僧侶、お手伝いの人や葬儀社の人などの食事やお茶などの世話をします。

●葬儀後に会食を予定している場合には、料理や飲み物などの手配についても、葬儀社と相談の上とりおこないます。
必要な湯呑み、急須、ポット、グラスなどの手配や確認も行ないます。 湯呑みやグラスなどは、葬儀社や近隣の助け合い組織などで借りられる場合が多いようです。

※はみだし情報…お手伝いをするときのエプロンは、地味めの色のものを使用します。無地の白エプロンまたは黒エプロンなど。無ければなるべく地味なものを。
●台所仕事に慣れている人。
●近所の人や、親族、職場の人など。
親族の中から接待係をきめる場合は、比較的故人と縁が遠い関係にある女性など。
親族で行う(ごく内輪の)葬儀の場合には、孫、外孫などがお茶の係(女性)などを手伝うことが多いようです。
葬式・葬儀・告別式でのおもな係、役割(つづき)
交通係・ 駐車場係

 

主な役割

人選の参考に

●駐車場の手配や確保をします。

●喪章をつけ、最寄りの駅から葬儀会場への順路や車の進行を案内したり、会葬者(弔問客)に会場への道順案内や交通案内や駐車場の案内をします。

●葬儀のために交通に支障を来たすおそれがある場合には、警察署に道路使用許可をとります。まずは交番に電話し「葬儀のための『道路使用許可証』申請方法」を尋ねると良いでしょう。

◎必要に応じて、
・僧侶の送迎車手配
・火葬場への送迎車手配
・火葬場への バスやマイクロバスの手配なども行ないます。
●会社関係の場合は、職場の若い男性などが行ないます。親族が行なう場合には、比較的故人と縁が遠い関係にある若い男性などが行います。 親族で行う(ごく内輪の)葬儀の場合には、孫、外孫などが手伝うことも多いようです。
その他
●その他の役割(係)には、以下のようなものがあります。

●もしわからないことがあれば、寺(僧侶)や葬儀社に相談に乗ってもらい、見積りを取ると良いでしょう

係名および仕事の内容

解説

◎靴係・下足係
(玄関が狭い場合などに、履き物を一時的に預かって、あらかじめ決めた場所に収納します。会葬者が帰る際に、履き物を出して来て渡します。引き換え用の札などを用意すると良いでしょう)
◎会社関係の場合は、職場の若い男性などが行ないます。親族が行なう場合には、比較的故人と縁が遠い関係にある若い男性などが行います。
◎写真係・撮影係
(葬儀の様子を撮影します)
◎遺族から要望があれば、葬儀の様子を撮影します。
葬儀社を通じてプロに依頼することもあります。

■2.受付係の服装・髪型について

受付係は、遺族の代理となって会葬者(弔問客)を迎える立場です。
服装も、振る舞いもすべて遺族の立場になって行ないます。

参考:通夜(お通夜)・葬式・葬儀での、遺族の服装と参列者の服装のページへ…>>
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葬式・葬儀・告別式 受付係の服装と髪型
男性の服装
説明 備考
上下黒のブラックスーツ
ワイシャツは白
ネクタイ、靴下、靴は黒
●遺族に代わり、弔問客の対応をします。必ず喪服を着用します。

●靴はエナメルは不可、光る飾りのついたものは不可です。

●長い髪の場合は後ろでまとめるなど慎みのある髪型にします。  
女性の服装
説明 備考
黒いワンピースまたは黒いスーツ
肌を多く露出するものはNGです。
ストッキングは肌色または黒。
靴、バッグは黒
●遺族に代わり、弔問客の対応をします。必ず喪服を着用します。

●靴はエナメルは不可、光る飾りのついたものは不可です。女性の場合、受付係は動き回ることが多いので、ハイヒールのかかとは低いものをおすすめします。

●髪型その他…光るヘアアクセサリや派手な髪飾り、派手なリボンはNGです。長い髪の場合は後ろでまとめるなど慎みのある髪型にします。ノーメイクにする必要はありませんが、派手な化粧は好ましくありません。
その他
●もし中学生、高校生が手伝う場合には制服を着用します。
制服が無い場合には、紺、黒、グレーのブレザーと白いシャツまたはブラウス。黒、紺、グレーのズボンまたはスカート。

※はみだし情報…台所係など、裏方のお手伝いをするときのエプロンは、地味めの色のものを使用します。無地の白エプロンまたは黒エプロンなど。無ければなるべく地味なものを。

■3.受付係の仕事・役割について

受付係は、弔問客(会葬者)を迎える役割を担います。その役割の範囲は思った以上に広範囲となります。
受付係を頼まれた場合には、会場のレイアウトや全体の式の流れを頭に入れて、(自分自身が行う)焼香は会葬者の少ない時間に行ないます。

葬儀の全体の流れについては、このページの他の項目で簡単に説明しています。>>
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葬儀葬式受付のやり方(葬式・葬儀の受付の仕事)
役割

説明

備考
0). 準備
 

説明

備考
●会場のレイアウトと、式の流れを頭に入れておきます。

●芳名帳の各行ごとに番号をつけておきます。

●筆記具を用意します。黒のボールペン、サインペン、筆ペンなどが用いられます。

●弔問客が少ないうちに、受付係も交替で焼香をします。
●弔問客から、トイレの場所、駐車場の場所、遺族の所在部屋、式の開始時刻などを聞かれたら答えられるようにします。
1). 受付の挨拶(あいさつ)
  ●弔問客がお悔やみを述べたら、遺族の代わりに、弔問に来て下さったことに対するお礼を述べます。
お礼の言葉の例:
「本日はお忙しい中をおこしいただきましてありがとうございます」

雨天の場合の挨拶の例:
「本日は足元のお悪い中をおこしいただきましてありがとうございます」
●遺族に代わり、弔問客の対応をします。言葉づかいも、ふるまいも、遺族の立場にたって行ないます。  
2). 香典を受け取る
  ●弔問客が香典を差し出しますので、
「お預かりします」
と言い、香典を両手で受け取って一礼します。
●香典は必ず両手で受け取ります。
3). 芳名帳に記帳してもらう
  ●弔問客に記帳していただきます。
「恐れ入りますが、こちらにご住所とお名前をご記入下さい」
「恐れ入ります。こちらにお名前とご住所をお書き頂けますでしょうか」
など。
●芳名帳には、「0).準備」のときに、各行ごとに番号をつけておきます。記帳がおわったら、その行と同じ番号を、香典袋に書いておきます。
葬儀葬式受付のやり方(葬式・葬儀の受付の仕事)つづき
4). 返礼品を渡す
 

説明

備考

●弔問客の記帳が終わったら
「ありがとうございます」と述べながら、返礼品を渡します。
・会葬礼状
・香典返し、 など。
●記帳にはどうしても時間がかかるため、後ろに列を作る形で弔問客をお待たせするケースが多くなります。
大きな葬儀の場合は、香典を受け取って記帳をお願いする係と、返礼品を渡す係を分けたり、芳名帳を2〜3冊用意し、数人が一度に記帳できるようにするなど、工夫しましょう。
5). 必要であればコートなどを預かる
  ●必要に応じて、受付係が携行品係も兼ねる場合があります。
(大きな葬儀の場合には、受付係りとは別に、携行品係を決めます)
遠方からおこしの方のかさばる荷物をお預かりしたり、コートなどをお預かりしたりします。
●携行品係は、例えばペアになった番号札を作っておき、荷物と引き換えに札を渡します。
お帰りの際には、番号札と引き換えに荷物をお返しします。貴重品については、お預かりしない方が良いでしょう。
『恐れ入ります。貴重品はお手元にお持ち下さい』などと申し上げるようにします。
6). 会場に案内する
 

説明

備考

●式場への行き方を案内します。
例:
「告はあちらで行ないます。入口で靴を脱いでまっすぐお進み下さい」など。
●大きな葬儀の場合には、受付係とは別に、案内係も決めておきます。年配の方には手を引いてあげたり、入口のドアをおさえてあげたり、遺族になったつもりで会葬者を迎え入れます。
7). 香典を会計係に渡す
  ●弔問客が目の前を立ち去ってから会計係に香典を渡します。 ●香典には現金が入っているので、取扱には十分に注意をしましょう。
会計係は受付のすぐ後ろにおり、後ろ向きで記帳や計算を行ないます。
8). その他
  ●弔電を受け取ったら、記帳したのちに、進行係に渡します。

●お供物を受け取ったら記帳したのちに、会場係または葬儀社の人に渡して祭壇に供えてもらいます。

■4.葬式・葬儀の流れについて

受付係は、弔問客(会葬者)を迎える役割を担います。その役割の範囲は思った以上に広範囲となります。
受付係を頼まれた場合には、会場のレイアウトや全体の式の流れを頭に入れて、焼香は会葬者の少ない時間に行ないます。
全体の流れについては、このページの他の項目で簡単に説明しています。>>
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葬式・葬儀の流れ(進行表)
おおまかな流れは下記のとおりです。
受付係に関係しているもの赤字にしました。
1. 友人、知人、ご近所などに、葬儀の世話役(世話人)をお願いする
  受付係、会計係、接待係、駐車場係など
2. 葬儀の準備
 …お供え物、弔電、お布施、心づけの確認
 …生花・花環の配置順の確認
 …弔電の順番の確認
 …葬儀社との打合せ
 …各自の役割の確認
 …受付係の準備
(会葬礼状、香典受け、記帳準備(芳名帳に行ごとに番号をつけておく)、筆記用具(ボールペン、筆ペン、サインペンなど)清め塩、会葬御礼品)
3. 葬儀・葬式
 …僧侶への挨拶と接待をします。
 …来賓のお迎えと接待をします。

[葬儀・葬式のながれ]
 …受付開始 
→ 着席 
→ 開式 
→ 読経 
→ 僧侶による焼香
→ 弔辞奉読 
→ 弔電奉読 
→ 一般参列者による焼香 
→ 閉式
4. 故人との最後のお別れと出棺
 …喪主から順番に、遺族が棺に生花を入れ合掌。
 …棺に蓋をし、喪主から順番に、棺に釘打ちをする。
 …2.の打合せの通り、位牌、遺影、遺骨の箱、棺の順で霊柩車に向かう。
 …喪主が挨拶をする。
 …火葬場へ同行する人は所定の車に分乗する。
5. 「火葬許可証」は葬儀業者に渡します。
(なお、「埋葬許可証」は寺社や墓地管理者などに渡します。公営墓地の場合は市町村への届け出も必要です。)
6. 棺を火葬炉前に運び、読経ののち焼香。火葬。
 …焼香後、棺を炉に納め係員が点火。
 …遺体がお骨になるまで(係員からの指示があるまで)控え室で待つ。
7. 骨あげ
 …係員の指示に従って、遺骨箱に骨を収容する。
8. 還骨法要
 …火葬後、自宅や斎場に戻ってから行なう儀式。
 …火葬場から戻った遺族は入口で塩と水で身を浄めて入場。僧侶による読経ののち、焼香をする。
 …喪主が参列者に精進おとしの案内をする。
9. 精進おとし
 …僧侶を主賓とし、来賓、親族を接待する儀式。
 …喪主が御礼の挨拶をし、会食をする。接待は遺族が行なう。会食中に引出物を配布する。
 …僧侶がお帰りになる際に別紙でお布施をお渡しする。
 …遺族が会食終了の挨拶をしてお開きとする。
10. 片付け、事務引継ぎ
 …遺族は受付係から会葬者名簿、香典などの引き継ぎを受ける。
 …供物、名刺、弔電など。
 …会場の片づけをする。

■5.お手伝いの方へのお礼・謝礼

通夜・葬儀の受付係のほか、会計係をはじめ世話役に謝礼・お礼・謝礼金を渡すことがあります。

参考:通夜(お通夜)・葬式・葬儀謝礼のページへ…>>>
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葬式・葬儀の各係へのお礼

白封筒

・初七日までには、受付係や、会計係などの各係をつとめてくれた方や、それらの係の取りまとめ役をして頂いた世話役の人にも、喪主または故人の配偶者がお礼のご挨拶に伺います。

持参する品については、菓子折または実用品で3,000円〜20,000円くらいまでのもので良いでしょう。社葬の場合には、遺族が会社にお礼に伺います。
葬儀社のほうで、サンプルを用意している場合もありますので、相談すると良いと思います。

・白封筒でも良いですし、 のしをつける場合は不祝儀の結び切りの熨斗で、表書きは「御礼」、下段には喪主の姓を書きます。「寸志」という表書きも用いることがありますが寸志は目下の人あてにしか使えませんので注意して下さい。
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