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香典とは、線香・抹香や花の代わりに死者の霊前に供えるもので、現金を不祝儀用ののし袋に包んだものをさします。この香典を包む不祝儀用ののし袋は香典袋とも呼ばれます。
香典に使えるのし袋には、宗教によって決まりがあるだけでなく、袋に書く表書きにも決まりがあります。また、中袋には、中に入れた金額を漢数字で書きます。 このページでは、香典袋の表書きと中袋(中包み)の書き方について見本を示し、更に香典の金額の目安をご説明します。
このページでは香典袋の中袋の書き方、お金の包み方、御香典の相場について解説します。
なお、香典の表書きの書き方は前のページで詳しく解説しています。
………「香典袋の書き方について」のページの内容………
1.香典袋の書き方と見本 前のページ
2.死亡の連絡がきたら 前のページ
3.香典のマナー(不祝儀を贈るときの注意とポイント) 前のページ
4.中袋・中包みの書き方と、お金の包み方 
 ▼香典の中袋・中包みの書き方、
 ▼香典袋へのお金の入れ方・香典のお金の入れ方・お金の包み方
  (ご霊前その他)
 ▼香典袋にお金(中袋)を入れたら上包みで包む。
5.お香典の相場(香典料の金額のめやす)
6.法事とお香典マナー
7.香典と御霊前
※ 香典返し(ご香典のお礼とお返し)のページへ
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4.中袋・中包みの書き方と、お金の包み方

霊前にお供えする果物やお花などを「供物」「供花」といいます。
「供物」としては線香、ろうそく、果物、お菓子など。
「供花」は生花、花輪などがあります。
 ふつう、花輪は会社や団体などが贈るものです。個人で花を贈るときは生花を贈ります。

[中袋・中包みの使い方]
①中包み・中袋に金額や住所氏名を書く
②中包み・中袋に現金を入れる(お金を入れる)
③上包みで包む(上包みには「御霊前」などの表書きをする)

【香典の書き方ワンポイント…中袋なしの時・中袋がない時】
お金の入れ方…中袋のないタイプは金額が少ない時に使われます。そのまま現金を入れても構いません。お札の向きを揃えて入れます。
中袋なしの場合の香典の書き方…表書きの書き方は、中袋の有無で変わりません。裏面に金額欄があれば金額を書きます。

【供物・供花の相場…お金のページへ】 
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▼香典の中袋・中包みの書き方
●中包みにお金を入れて、中包みの裏面に金額と住所氏名を書きます。正式には筆で書くのですが、ペンでも良いでしょう。

漢数字で書くと以下のような表記になります。現在では普通 の漢数字で書く方も多くなって来たようです。
例えば3万円の場合には、金三万円、金参萬円または金参萬圓などと書きます。金額の後に「也(なり)」はつけてもつけなくても構いません。

数字の書き方…香典の中包みで用いる漢数字
10
五または伍 十または拾

その他に、中包みで用いる文字の書き方
香典の中包みで使われる文字
万または萬 円または圓
★中包みの書き方(内袋の書き方)
・中に入れたお金の金額については、中包みの表面に書くという説と、裏面に書くという説があります。どちらでも構いません。のし袋によっては、内袋などに金額を書き入れる欄があるものもあるようです。

・金額、住所、氏名を書きます。遺族がお礼状や香典返しなどの手配をする際に役立ちます。
  裏面の書き方の例 表面の書き方の例
  のし袋の中包みの書き方 のし袋の中包みの書き方
  1万円の場合 3万円の場合
●故人や遺族とのおつきあいの深さによって包む金額を決めて下さい。中に入れる金額に決まりはないのですが、4万円、9万円という金額は、死や苦を連想させるということで、お悔やみごとにはNGです。
※参考金額はこのページの下の方に掲載しています。>>>


●事情があって通夜や葬儀に出席できない場合や、遠方などの理由で郵送する場合は不祝儀袋ごと現金書留封筒に入れて送ります。お悔やみの言葉を書いた手紙を同封しましょう。
※お悔みの手紙の例文へ>>>
▼香典袋へのお金の入れ方・香典のお金の入れ方・お金の包み方
(ご霊前その他)
★中袋に入れるお札の向き(内袋へのお札の入れ方・お金の向き)
・お金を入れる時のお金の向き・お札の向きについては本当に諸説ありますので(例えば顔がある側が、最終的に表面にくるようにする等の説があります)、このページでは筆者の考えを述べます。お札の向きについては、考え方が地方によっても人によっても異なりますし、仮に逆向きだったとしてもさほど失礼にはあたらないと思います。
「お札の枚数が2枚以上になるときには、すべてのお札の印刷の絵柄を同じ面が上に来るような向きになるようにする」という点だけ守っていただければと思います。

・なお、新札は「まるで用意していたようだ」ということから不祝儀には向かないという考え方をする地域が大半のようです。もし真新しいお札を入れる場合には一度折って折り目をつけてください。逆に汚れたお札やしわしわのお札を用いるのもマナー違反です。
▼香典袋にお金(中袋)を入れたら上包みで包みます。
★上包みの包み方
中包みを紙の中央に置き、左、右の順にかぶせたあと、最後に上側を下側にかぶせる。

左は重なり方をわかりやすくしたイメージ図。

  弔事 のし袋の外包み
  後ろから見た図 後ろから見た図

5.お香典の相場(香典料の金額のめやす)

香典の金額は、故人とのおつき合いの深さや、贈り主の年齢によって異なります。 一応の目安として香典の相場金額をご紹介します。
下記はごく一般的な香典代のめやすとなる金額です。
【不祝儀の相場…お金のページへ】 【このページのトップへ】
お香典の相場
あなたとの関係 亡くなった人 20代 30代 40代
勤務先の上司 本人 5,000 5,000〜10,000 10,000〜
勤務先の上司 その家族 5,000 5,000〜10,000 10,000〜
勤務先の社員や同僚 本人 5,000 5,000〜10,000 10,000〜
その家族 3,000〜5,000 3,000〜10,000 3,000〜10,000
祖父母   10,000 10,000〜30,000 30,000〜50,000
両親   30,000〜100,000 50,000〜100,000 50,000〜100,000
兄弟・姉妹   30,000〜50,000 50,000 50,000
おじ・おば   10,000 10,000〜20,000 10,000〜30,000
友人・知人   5,000 5,000〜10,000 5,000〜10,000
隣近所   3,000〜5,000 3,000〜10,000 3,000〜10,000
仲人   10,000 10,000 10,000〜
その他

※祖父母が亡くなった場合、孫は御香典を出すか?

…一般的には、両親に扶養されている孫の場合は、両親が香典を出すため、孫は出さない、という考え方が多いようです。
では社会人になっている孫の場合はどうするか…についてですが、同居している、していないに関わらず働いている孫の場合は出すべきだと筆者は考えます。他の孫たちとのバランスもありますので、例えば年齢が同世代の孫たちで同じ額ずつ出して「孫一同」という形で御香典を包んでもよいでしょう。
結婚しているお孫さんの場合には、単独で御香典を出すべきだと考えます。

6.法事とお香典マナー

参列者がお供えするのし袋の表書きに「御霊前」という表書きが使えるのは、仏教では、四十九日の法要までです。筆者が祖母から教えられたのは、それ以降の50日めからは、故人は「霊」ではなく「仏様」になるため、御霊前ではなく「御仏前」になるとのことです。事の真偽はともかく、忌明けの日を境に御霊前は使えなくなるので注意してください。

例えば一周忌、三回忌、七回忌…といった法事では、「御仏前」または「御佛前」という表書きを使います。その他に法事の熨斗袋の表書きに使えるのは「御香料」「御供物料」などです。

一方、遺族が、初七日〜四十九日の法要にお寺にお包みするお礼の場合の表書きは「御布施」「御経料」「御法禮」「御回向料」「お布施」などですが、これは忌明け後も用いられます。

※ なお、上記の表書きは仏教、仏式の場合です。キリスト教式、神式の場合も含め
 法事については別ページで詳しくご紹介しています「法事のマナー」へ>>>
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7.香典と「御霊前」

香典とは、死者にお供えするもので、主に現金を不祝儀用ののし袋に包んだものをさします。
御霊前というのは、その不祝儀袋の表書きの書き方のうちのひとつです。

お供えするものが花の場合は「御供花」。果物やお菓子をお供えする場合には「御供物」となります。
香典と御霊前
●御香典は、通夜または葬式(葬儀)、告別式のいずれかに持参します。
その際、お香典を入れる熨斗袋の表書きの一つとして使われるのが「御霊前」「ご霊前」です。

●正式には、表書きだけでなく、のし袋そのものも宗教によって種類が異なるため、喪主・喪家の宗教に合わせた袋を用意し、宗教に合わせた表書きを記さなくてはなりません(例えば蓮の花の絵が入っている熨斗袋は仏教にしか使えません)。

こうした場合に役立つのが「御霊前」という表書きです。もし先方の宗教がわからない場合には「御霊前」と書いたものであれば、たいていの宗教に用いることができます。香典(現金)だけでなく、御供物にも使うことができます。

●また、御霊前は、通夜・告別式のいずれでも使えます。
ところで、「御佛前」「御仏前」「ご仏前」という香典表書きは、一般的には四十九日の法要以後に使います。 仏教の場合、四十九日をもって忌明けとされます。この日を区切りとして死者は成仏する、つまり仏様となるため「御霊前」から「御仏前」へと表書きも変わります。

上記のほかに、このサイトで紹介している「香典」に関連する内容の一例

1.法事・法要のときの不祝儀袋のマナー
◎法事のときにも「御霊前」という表書きでいいの?
……法事の時には、「御霊前」という表書きは用いません。仏式の場合は「御仏前」「御香料」「御供物料」、神式の場合は「御玉串料」、キリスト教式の場合は「御花料」など。 香典1
◎忌明けの挨拶状とは?
……49日の忌明けの頃に、会葬のお礼状とは別に、香典返しと一緒にお礼状を贈ります。お礼状の文面をご紹介していますのでご参照ください。 香典2
 
2.通夜と葬儀のマナーについて
◎通夜や葬儀のときの服装は?
……服装は葬儀マナーの基本です。親族以外の場合、通夜に参列する際には喪服でなくてもかまわないとされています。しかし、葬儀に出席せず通夜のみにご焼香に伺い香典を持参するという場合には、喪服を着用する場合が多いようです。
葬儀には男性は白いワイシャツに黒ネクタイ、ブラックスーツ、靴下、靴は黒です。女性は黒いワンピースかスーツに黒靴黒ストッキングです。
香典3
◎通夜、葬式でのおくやみの言葉は?
……通夜や葬儀では忌み言葉に気をつけて、遺族に対してお悔やみの言葉を述べます。もし遺族から弔辞を依頼されたら、よほどの事情がない限り、断るのはマナー違反です。
別ページで葬儀やお通やの挨拶文例を紹介していますのでご参照ください。
香典4
◎通夜、葬式での遺族の言葉は?
……遺族が述べる通夜や葬儀お礼の挨拶の文例を紹介しています。お悔やみのお礼あいさつ文、スピーチ例のページへ 香典5
◎葬儀の手伝いを依頼されたら?
……葬儀には受付係、会計係など、さまざまな係のお手伝いが必要です。各係りの主な役割は、受付係のページで説明をしています。
なお、遺族は、お世話役代表にはお礼の言葉を述べるとともに「志」「お車代」などを白封筒に包んでお渡しすると良いでしょう。
香典6
◎香典のお返しと香典の礼状は?
……会葬者にはお礼状(会葬礼状はがき)はすぐに渡しますが、それとは別に御香典や御供物を頂いた方には四十九日の頃に香典お礼のお返し(香典返し)をします。供花のお返しも香典返しと同様にいたします。
会葬のお礼状とお香典のお礼状は別モノと理解して下さい。
香典7
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