借用書の書き方

借用書の書き方のページ。借用書とは、お金を借りたこと(金銭を借りたこと)またはモノを借りたこと(物品を借りたこと)を証明する証書のことをさします。借用証書、あるいは借用証とも言います。 例えば金銭であれば金銭借用書とも言い、返済方法、返済期限、条件としての利息などを明記します。また、物品の場合には物品借用書とも言い、返却の期限や条件などを明記します。
このページでは借用書の書き方について解説します。
………「借用書」のページの内容………
借用書ってなに1. 借用書とは?
借用書の種類2. 金銭の借用書の種類には、どんなものがあるの?
借用書を作ってみよう3. 借用書を作ってみよう
利息利率返済4. 借用書の代表的な例 次のページ
  (1)借用書の代表的な例 金銭借用書 次のページ
  (2)借用書の代表的な例 住宅資金借用書 次のページ
利息利率返済5. 利息、利率、返済について       次のページ
収入印紙6. 収入印紙について(印紙税・印紙について) 次のページ

1.借用書とは?

◉借用書とは、お金を借りたこと(金銭を借りたこと)またはモノを借りたこと(物品を借りたこと)を証明する証書のことをさします。金銭の場合には金銭借用書、物品の場合には物品借用書とも言います。
 例えば金銭の場合なら、借り手は誰で、貸し手は誰なのか。借り手と貸し手の間で、いつ、いくら貸したのか。返済はどうするのかといった約束ごとを書面 にしたものです。
借用書、借用証書、あるいは借用証とも言います。

◉借用書では、返済方法なども約束します。事前に条件を決めて当事者間で確認してから取引することを目的としています。
 借用書の用途は、金銭の貸し借りの場合だけでなく、物品の場合にも用いられます。事前に双方が条件に合意の上で貸し借りをすることで、トラブル防止に役立ちます。

◉下記に借用書に盛り込む内容を簡単な表にしてみました。
借用書とは?(借用書に記載する主な内容/正しい借用書)
◉ 目的
  借用書とは、お金またはモノを借りたこと(金銭または物品を借りたこと)を証明する証書のことをさします。
◉ 借り手、貸し主
  借り手は誰で、貸し主は誰なのかを明らかにし、責任の所在をはっきりさせます。
◉ 借りた日時(貸した日時)
  借りたのはいつなのか、貸したのはいつなのかを明記します。
◉ 返却期限、返済期限
  いつまでに返すのかという期限を明記します。
物品の場合には返却期限、金銭の場合には返済期限となります。
◉ 条件、利息、支払方法
  物品の場合には、いくらで貸すのかを明記します。
金銭の場合には、利息はどのくらいで、どのように返済するのかを明記します。

2.金銭の借用書の種類にはどんなものがあるの?

お金を借りたことを証明するために借用書を作成する場合、以下の2つのタイプがあります。
金銭の借用書の種類
◉ 借用書、借用証、借用証書、金銭借用証書、金銭借用書
  お金を借りた方が主体となって作成する証書。
◉ 金銭消費貸借契約書
  借り手(借主)と、貸し手(貸主)の双方で結ぶ契約書。
◉ 金銭貸借契約書の公正証書
  当事者間で交わした契約書が確かにその日に作成されたものであることを公証人が証明したもの。

3. 借用書を作ってみよう
(借用書の書き方、書式、様式、文例、例文、例、雛形、ひな形、サンプル)

 借用書を作成する際にぜひとも盛り込みたい内容を箇条書きにしました。
書式や、掲載する順序、各項目の詳細はケースごとに検討してみてください。 表の下に、実際に借用書を作成する際に使える例文を掲載しております。
借用書は、上記の「2」で述べた通り、借りた人が主体となって作成する証書です。
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金銭の借用書の書き方
表題・タイトル
  ◉「借用書」「借用証」「借用証書」などのタイトルを中央に書きます。
宛名
  ◉貸し主・貸し手・金銭を貸してくれる相手の氏名を書きます。
金額
  ◉借りた金額を書きます。
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9…というアラビア数字ではなく、「壱、弐、参」…という漢数字の難しい表記を用いる方が望ましいとされています。
(証書などで用いる漢数字を、大字と言います。大字=「だいじ」と読みます。)
なお、ふだん使うような「一、二、三」…の書き方は、あとで容易に金額を改変されてしまうため望ましくないとされます。

◉書き方の例: 
金壱千萬円也
金弐佰萬円也 など。

借用書に用いられる漢数字一覧表
アラビア数字 あまり使わない 慣例的には「使われる」
又は「使っても良い」
使うのが望ましい
又は「使っても良い」
1  
2   弐・貳
3  
4  
5  
6  
7   漆・質
8  
9  
10  
100  
1000  
10000  
借りたという事実を認定する表記
  「確かに借り受けました」「確かに借用しました」「確かにお借りしました」「確かに借用受領しました」などの文章を書きます。
利息
  ◉金銭を借り受けた場合、利息をつけて返済する場合がほとんどです。
◉書き方の例: 
「年利◯◯%とし、元金返済時に合わせて支払います」
「年利◯◯%とし、借入金に利息を付したものを元金均等払いにて支払います」など。
利率については、このページの下の方「4.利息、利率」のところで説明しています。
支払方法、返済方法
  ◉返済の方法について、分割返済/分割払いなのか・一括返済なのか、
 および振り込みによる支払いか、現金による返済かなどを書きます。

◉書き方例:
「◯◯年◯◯月◯◯日までに振り込みにて返済します」
「元金に利息を付したものを、◯◯年◯◯月◯◯日より毎月月末に元金均等払いにて支払います。」
「◯◯年◯◯月◯◯日より、毎月月末に◯◯万円ずつ支払います」など。
返済期限
  ◉返済の方法に従い、返済期限を記載します。

◉個人対個人間の金銭の貸し借りの場合、借主と貸し主の双方の合意があれば、返済期限を書かないこともあり、借用書として有効です。
日付
  ◉金銭を借り受けた日の日付を記載します。
借主
  ◉借主の住所、氏名および捺印欄を作ります。
連帯保証人
  ◉借主と貸し主の双方の合意があれば、連帯保証人が無しの場合もあります。その場合も借用書として有効です。
収入印紙
  ◉借用書は印紙税法上の「消費貸借に関する契約書」となるため、収入印紙が必要となります。借用書に貼り、割り印を押します。
印紙税法については、このページの下の方「5.収入印紙」で説明しています。
[その他の条項]上の1〜11は、一般的によく借用書に盛り込まれるものです。下の12〜13は、ヒントとして記載します。必要と思われるものがあれば盛り込んで下さい。
担保権の設定について
  通常の借用書の場合は、こうした項目のないものもあります。
その他
  借用書には記載しませんが、口座振り込みによる返済の際の「振り込み手数料」は、借り手が負担するのが一般的です。
………「借用書」のページの内容………
借用書ってなに1. 借用書とは?
借用書の種類2. 金銭の借用書の種類には、どんなものがあるの?
借用書を作ってみよう3. 借用書を作ってみよう
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  (2)借用書の代表的な例 住宅資金借用書 次のページ
利息利率返済5. 利息、利率、返済について       次のページ
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