非常時・災害時の必需品

「非常時・災害時の必需品」について説明する防災のページです。
地震や水害などの非常時・災害時に必要なもの、持ち出し袋の中身や普段から準備しておきたいものや持ち物、備え・食料、水などの備蓄のポイント、トイレ対策、ガソリン節約のコツなどを紹介します。
 なお、災害時に大規模なエリアでつながりにくくなった電話についても取り上げ、優先電話や災害伝言ダイヤルにも触れます。
………このページの内容………
▼1.非常時・災害時の必需品(持ち出し品リスト)
▼2.備蓄しておきたいもの(水・食料品、トイレ対策ほか)
▼3.ガソリン節約 次のページへ
▼4.非常時の電話(優先電話・伝言ダイヤル)次のページへ

1. 非常時・災害時の必需品(持ち出し品リスト)

◉ご自宅に「非常用持ち出し袋」は用意していらっしゃいますか?
 頭では解っていても、実際に用意していた方はさほど多くないのではないでしょうか?平成23年の震災をキッカケにして「わが家でも非常時に備えて防災対策を」とお考えの方が多いと思います。これを機に、非常時に備えてすぐに持ち出しができるように「非常用持ち出し袋」を用意しておきたいものです。
非常時・災害時の必需品
・持ち出し品として特に重要なものに必需品マークを、備えていればなお良いと思われるものにプラスαマークをつけています。 必需品 必需品
項目

説明

非常時への備え
1.持出し用袋
人数分の非常用持ち出し袋。
・沢山のものが入る充分な容量 があること。
・家族の人数を考え、最低2〜3日分程度の必需品を入れられるサイズまたは個数であること。
  [必須]
油性のペンで目立つところに住所、氏名、血液型、連絡先電話番号を書いておく。
  [例:川崎市宮前区 見本一朗 B型 電話044-○○○−○○○○]
生理用品の有無など、男女や年齢で中身が異なる場合には、家族の誰のものなのかをわかるようにしておく。
すぐに持ち出せる場所に置いておく。

[可能ならぜひ]
できれば小学生以上の全員について、一人につきひとつ持ち出し袋を揃えたい。
できれば、持ち出す本人が中身の点検と詰める作業をしたい。
可能なら、素材は軽くて防水性のあるものが望ましい。
2.懐中電灯
懐中電灯は電池切れに注意。
・乾電池を余分に用意する。
・乾電池だけでなく、手回し発電(ダイナモ)と併用する手動充電タイプや、ソーラー充電併用タイプもある。
・建物内でのサバイバル生活においては、両手が自由になるランタンタイプもおすすめ。
  [必須]
持ち歩き用に一人1つは必要。

[可能ならぜひ]
交換用電球を備えておく。
携帯電話も充電できる手回し充電タイプもある。
手作りランプの作り方を頭に入れておく>>>
3.飲料水
一人あたり、一日2Lの飲料水を確保。
・人数分の飲料水を確保する。
  [必須]
非常用持ち出し袋には1人あたり2Lを入れておき、 自宅には2L(リットル)×3日分×人数分をストックしたいものです。

[可能ならぜひ]
2Lのペットボトルよりも、500ml×4本のほうが扱いやすい。空きボトルはすぐに他の用途に使える。
長期の避難生活や、長期の断水に備えて、空きペットボトルも数本ストックしておくと良い。
ペットボトルに水を入れて凍らせておくと、保冷剤として停電対策にもなり、溶けた水は飲用または生活用水として使用できる。
(※参考ページ…冷蔵庫の停電対策>>>
下記の4.につづく
非常時・災害時の必需品(つづき)
・持ち出し品として特に重要なものに必需品マークを、備えていればなお良いと思われるものにプラスαマークをつけています。 必需品 必需品
項目

説明

非常時への備え
4.軍手
すべり止め付き軍手。
・人数分の軍手を用意しておく。
  [必須]
一人につきワンペアは必須。できれば予備もあれば尚良。

[可能ならぜひ]
油性のペンで目立つところに氏名、血液型を書いておく。
5.携帯ラジオ
携帯ラジオは電池切れに注意。
・乾電池を余分に用意する。
・乾電池だけでなく、手回し発電(ダイナモ)と併用する手動充電タイプや、ソーラー充電併用タイプもある。
  [必須]
一家に一台は必須。

[可能ならぜひ]
ライト付きのラジオや、携帯電話の充電ができるタイプもある

※携帯電話の新しい機能として、ラジオが聞けるものがあります。携帯ラジオと携帯電話の両方を持ち歩くのは面 倒という方は、ラジオが聞ける携帯電話も良いかもしれません。但し、ラジオを聞いている間も携帯電話の電池は消耗しますのでご注意を。
6.携帯電話
予備のバッテリーを用意しておく。

非常時の連絡方法を家族間で決めておく。
  [必須]
予備のバッテリーを用意し充電しておく。

[可能ならぜひ]
災害用伝言ダイヤルの使い方を確認しておくと良い。特にお子さんがいる家庭では練習をしておくと良い。
ラジオやライトで、携帯電話の充電機能がついているものがある(手動発電のダイナモタイプやソーラータイプもあり、停電対策にもなる)。
7.簡易食糧・食料
すぐに食べられる食料を用意。
・備蓄用とは別に、携帯食品などを非常用持ち出し袋に入れておく。
  [必須]
備蓄用とは別 に、持ち運びができる簡易食料を用意しておく 。

[可能ならぜひ]
カンパン、缶 入りドロップなどの「音」の出るものは、救助を要する際などに思いがけず役立つことがあります。
非常時・災害時の必需品(つづき)
項目

説明

非常時への備え
8.着火できるもの
マッチやライターなど。
・火を付けるための道具を非常用持ち出し袋に入れておく。
  [必須]
ライター、マッチなどは、安全に持ち運びができるものを選ぶ 。
9.蝋燭(ろうそく)ローソク、ロウソク
すぐに点火できるローソク。
・ロウソクを最低1本は用意しておく。
  [可能ならぜひ]
あかりとしてだけでなく、煮炊きするときの種火にもなる。
10.マスク
人数分のマスク。
・大人用(男性用、女性用)、子供用などサイズに注意。
  [可能ならぜひ]
できれば交換用も余分に用意 。
11.アルミシートや軽量 ブランケット
防寒対策として。
・アウトドア用品(登山用など)で販売されているものが便利。
  [可能ならぜひ]
新聞紙を用意しておくと、防寒用としてだけでなく燃料にもなる。
12.簡易トイレ
家族全員が用を足せる分を確保。
・トイレを我慢すると、健康に障害をきたす。2〜3日分は用意しておきたい。
・断水でも、配水管が壊れていなければ「流す」ことだけはできます。
  [必須]
凝固剤タイプ、高分子吸収剤タイプなどがある。後処理がしやすいもの(居住地域の廃棄物処理の方法に従う)を選ぶと良い。

[可能ならぜひ]
どうしても簡易トイレが用意できない時には、介護用品を転用したり、大人用おむつの利用等の工夫を。
和式トイレで用をたせない子供たちが増えているとのこと。もし機会があれば平時から外出先などで、和式でも使えるように練習をさせておくと良い。
非常時・災害時の必需品(つづき)
項目

説明

非常時への備え
13.ティッシュ、トイレットペーパー
トイレ用と、その他の用途に。
・衛生状態を確保するための必需品。
  [必須]
ポケットティッシュは必須。

[可能ならぜひ]
ウエットティッシュもあると更に良い 。アルコール除菌ティッシュならなお良い。
14.折り畳み式レインコート
人数分のレインコート。
・大人用、子供用などサイズに注意。
15.ナイフ、ハサミ、缶 切り、栓抜き
調理や作業に欠かせないナイフ。
・安全に持ち運べるものを準備する。多機能の商品の中には使いにくいものも。
  [必須]
ナイフは必須。ハサミもある方がよい。

[可能ならぜひ]
非常用食料をストックする場合には、缶切りが必要な缶詰はさける。
下記の16.につづく
非常時・災害時の必需品(つづき)
・持ち出し品として特に重要なものに必需品マークを、備えていればなお良いと思われるものにプラスαマークをつけています。 必需品 必需品
項目

説明

非常時への備え
16.応急用医療セット
ばんそうこう(絆創膏)、胃腸薬、風邪薬、消毒薬、包帯、ガーゼ、綿棒。
・災害時の微細な怪我や、体調不良に対応するためのもの。
  もし重傷の怪我や疾病なら医療機関にかかること。
  [必須]
絆創膏は必須。綿棒もあると便利。

[可能ならぜひ]
衛生状態の悪化により、体調を崩しやすくなる。胃腸薬や風邪薬もあると良い。
17.生理用品、おむつ
生理用品、おむつは3日分を確保。
・おむつは、子供の成長に合わせて定期的にサイズを見直す。
  [必須]
持ち運びがしやすいうす型タイプを選ぶと良い。
18.割り箸、使い捨て食器
断水に備えて、洗う必要のない食器や箸を用意。
・アウトドア用品の中には、調理用の鍋がそのまま食器として使えるものも。
・コップまたはカップとなるもの。
  [必須]
割り箸はぜひ欲しい。

[可能ならぜひ]
アルミホイルを1本入れておくと、折り畳んで食器にして使うことができたり、手作りコンロの材料になったりするので、アルミホイルを用意しておきたい。
また、食器にラップをかぶせれば食器を洗わずに再使用できるため、ラップもぜひ確保しておきたい。
※手作りランプの作り方>>>
19.ヘルメット
すぐ手が届くところに頭を守るものがあると良い。
・手元に置くのが難しければ、出入り口付近に置き場を決めておく。
  [可能ならぜひ]
ヘルメットがなければ帽子の内側にタオルを入れて、とにかく頭を守る。
20.使い捨てカイロ
防寒対策は必須。
・携帯用ブランケットだけでは寒さはしのげない季節に備えるもの。お年寄りや小さなお子さんのいる家庭では多めに備えたい。
  [可能ならぜひ]
ヘルメットがなければ帽子の内側にタオルを入れて、とにかく頭を守る。
21.赤ちゃん用の粉ミルク、離乳食など
赤ちゃんがいる家庭では月齢に応じてミルクや食料を用意する。
・ふだん母乳を与えている人でも、災害時は母乳が出なくなることもある。
22.清潔なタオル
新品ではなく、一度洗濯したものを。
・新しいタオルは吸水性が劣るため、一度洗濯したものを用意しておく。さまざまな用途に使える。
23.その他
着替え用下着
ロープ
レジャーシート
なべまたは飯盒(はんごう)
携帯コンロ
空気で膨らむ「エア枕」
ホイッスル
ラップ
アルミホイル
ビニル袋(45L〜)、ビニル袋
空き缶
つま楊子
  [可能ならぜひ]
上記のうち、ラップ、アルミホイルはぜひ揃えておきたい。ラップは断水時に食器が洗えない時に重宝する。また、アルミホイルは食器の代わりとなる他、手作りランプの材料にもなる。
(※参考…手作りランプの作り方>>>
ビニル袋を段ボールに二重にセットすれば、断水時に臨時のポリタンクの代わりとなる。他にも 段ボール箱にセットし、おむつなどの吸水ポリマーをセットすれば簡易トイレになる。

■2. 準備しておきたいもの(水・食料品ほか)

直接被災しなくても、停電や断水などで、しばらくの間ふだんとは異なる生活をしなくてはならないことがあります。
下記は非常用の持ち出し袋には入らなくとも、自宅にストックしておきたいもののリストです。
準備しておきたいもの、ストックしておきたいもの
・非常時や災害時に備えてストックしておきたいものとして特に重要なものにストックマークを、あればなお良いと思われるものにプラスαマークをつけています。 ストック 必需品
項目

説明

非常時への備え
(1)飲料水
一人あたり、一日2Lの飲料水を確保。
・非常用持ち出し袋に入れる分以外に、ある程度余分に確保しておく。
生活用水も考えたい(この項の(3)参照)
  [必須]
非常用持ち出し袋には1人あたり2Lを入れておき、 自宅には2L×3日分×人数分をストックしたいもの。

[ポイント]
2Lのペットボトルよりも、500ml×4本のほうが扱いやすい。空きボトルはすぐに他の用途に使える。

長期の避難生活や長期の断水時に備えて、ペットボトルに水を入れて凍らせておくと、保冷剤として停電対策にもなり、溶けた水は飲用または生活用水として使用できる。

(※参考ページ…冷蔵庫の停電対策>>>
家庭でペットボトル入りのミネラルウォーターをストックしている場合には、賞味期限に余裕があっても、できれば毎年、更新日を決めて新しいロットを購入し交換するようにしたい。
ミネラルウォーターは保存用として販売されているもの以外は、2年以内に飲み切りたいもの。
(2)カップ麺などのインスタント食品、缶 詰、レトルト食品
最低でも3日分を確保。
・カンパンは、非常持ち出し袋に(上述)。
・自宅には「停電、断水」などに備えて調理の手間がかからないものや、身体が温まるものなど工夫をして食料品を揃えたい。
  [ポイント]
袋入りのインスタント麺よりもカップ麺タイプの方が鍋や容器が不要でお湯だけあれば食べられる。

避難生活が長期化する場合に備えるなら、麺類だけでなくアルファ米などもストック食品のリストに取り混ぜると良い。水またはお湯を注ぐだけで火を使わずに「食べられるご飯」の状態になる。お湯で作るほうが断然おいしい。メーカーによっては白米だけでなく、赤飯や五目ごはん系も出している。

東日本大震災では、救援物資や救援食で「野菜不足」が問題に。
自宅で缶詰め食品を用意するなら、肉、魚、野菜(煮物系がおすすめ)などのバランスを考えて揃えたい 。

ドロップ、チョコレートなどもおすすめ。
※ストックしておいた食品は、定期的に更新日を決めて新しいロットと交換することが大切。
東海地震の警戒区域にある静岡県磐田市では、食推のメンバーたちが缶詰食品を利用した料理のレシピ本を作成したとのこと。ストック分を新しいロットに更新する際に、古い方の備蓄缶詰を料理の献立の一品に加えておいしく消費する参考になりそうだ。

※企業の場合には、備蓄食料品の更新日が近くなったらぜひ「避難訓練」や「徒歩帰宅訓練」「帰宅難民の帰宅待機訓練」などを合わせて実施したい。
 筆者が以前勤務していた企業でも、訓練に合わせて非常用の食品のロットを更新し、古くなった方のストック分のカンパンと飲料水を社員に配布していた。

※ 例えば食事を一食だけでも緊急時の食事に置き換えて、実際に体験してみることも大切な訓練のひとつではないだろうか。湯の沸かし方、火のつけ方、飯盒炊爨(はんごうすいさん)などは、体験の有無でいざという時の動きが大きく違ってくる。
準備しておきたいもの、ストックしておきたいもの(つづき)
項目

説明

非常時への備え
(3)生活用水
断水に備える。
・飲用以外の用途に備えて水をストックしておきたい。
  [ポイント]
例えば2Lのペットボトルよりも、500ml×4本のほうが扱いやすい。空きボトルはすぐに他の用途に使える。

長期の避難生活や長期の断水時に備えて、ペットボトルに水道水を入れて凍らせておくと、保冷剤として停電対策にもなり、溶けた水は飲用または生活用水として使用できる。
(※参考ページ…冷蔵庫の停電対策>>>

ふだんの生活の中で、毎日ペットボトルに水を入れておき捨てずに植木にかけたり、庭にうち水をしたりなど、「生活用水のキープ」を心掛けたい。
置き場所に困る場合には、ベランダでもOK。
※断水の時、給水車などの自宅から離れた場所に水をもらいに行く場合、ポリタンクがなくても、旅行用のキャリーバッグにビニル袋を二重にしたものを入れて持ち運ぶと、お年寄りや女性でも無理なく重い水の持ち運びができる。
(4)トイレットペーパー、ティッシュペーパー
過剰なストックは不要だが、ある程度は必要。
・衛生状態を保つことは不可欠。トイレットペーパーやティッシュペーパーは他の用途にも使えるためある程度のストックを。
(5)乾電池
過剰なストックは不要だが、ある程度は必要。
・懐中電灯やラジオの電池は定期的にチェックを。
(6)スニーカー
自宅用と職場用(勤務先用)の2つはぜひ揃えたい。
・職場用は防水性のものが望ましい。
・自宅用は、複数を揃えるならスニーカーと、丈の長い長靴。家族の人数分用意する。
(7)レインコート
自宅用と職場用(勤務先用)の2つはぜひ揃えたい。
・1つは非常用持ち出し袋に入れておくと良い
(8)水筒
あると便利。
・子供のミルクを作ったり、沸かしたお湯の保温などに1つあると重宝する。
(9)生理用品、おむつ
過剰なストックは不要だが、ある程度は必要。
・衛生状態を保つことは不可欠。ある程度のストックを。
(10)カトラリー
割り箸、スプーン、フォークなど。
・食器はアルミホイルなどで代用できるが、割り箸、スプーン、フォークなどはぜひストックしておきたい。
(11)その他
着替え用下着
使い捨て食器
  ビニル袋を段ボールに二重にセットすれば、断水時に臨時のポリタンクの代わりとなる。他にも 段ボール箱にセットし、おむつなどの吸水ポリマーをセットすれば簡易トイレになる。
市町村の生ゴミ用の袋のような大型の袋もあると更に色々と活用できる。
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