冷蔵庫の節電対策・節電

冷蔵庫の停電対策・冷蔵庫の節電のページ。
災害時の停電、あるいは計画停電に対する備えは万全ですか?
家庭でできる節電・停電対策のページです。計画停電に備えて、冷蔵庫の停電対策を中心に、準備したい停電対策グッズや停電の場合の夜や夏・冬の季節別 の対策・対処法などを紹介します。
………このページの内容………
▼ 1.停電対策とは
▼ 2.冷蔵庫の停電対策と節電
※概要(詳細はそれぞれの項目を参照してください)
(1)庫内の冷気が外に出るのを防ぐ
(2)蓄冷体を活用する
(3)計画停電を前提に、それぞれの食品の保管場所を決める
(4)冷蔵庫は、詰め過ぎない
(5)温度管理は適切にし、冷やし過ぎない
(6)冷蔵庫は、周囲に十分なスペースを空ける
(7)旧タイプの冷蔵庫は、省エネタイプに替える
▼ 3.照明の停電対策と節電 別ページ>>>
▼ 4.パソコンの停電対策と節電 別ページ>>>
▼ 5.エアコンの停電対策と節電 別ページ>>>

■1. 停電対策とは

●停電対策とは、災害に伴う突然の停電や関東周辺の東京電力による計画停電に際し、なるべく快適に、あるいは生活に支障をきたさないように乗り切るための対策をさします。
 日頃から停電に備えてグッズを用意しておいたり、あるいは必要な準備をしておくことの積み重ねにより、皆で協力して停電を乗り切りましょう。
●このページは家庭での停電対策のページです。
計画停電の場合の停電対策・省エネ対策のポイント
※下記の家庭での消費電力数字(%)は、
省エネルギーセンター 「家庭の省エネ大事典2011年版」によります。
(別サイト)“省エネルギーセンターのページへ
【1】主な家電品
(1-1)エアコン
  ●家庭での消費電力のうち25.2%がエアコンによるものとされます。

●エアコンの消費電力をコントロールすることが省エネの最大のポイントです。
特に夏場、冬場の対策が必要です。

※詳細説明は別ページの「5.エアコンの停電対策と節電へ」>>
(1-2)冷蔵庫
  ●家庭での消費電力のうち16.1%が冷蔵庫によるものとされます。
●特に夏場は室内の温度も高くなる上、食品が痛みやすい季節でもあり、衛生上からも停電に対する積極的な対策が欠かせません。

※詳細説明は別項の「2.冷蔵庫の停電対策と節電」へ>>
(1-3)照明器具
  ●家庭での消費電力のうち16.1%が照明器具によるものとされます。
●安全上の観点からも、停電対策をすすめておきたいものです。

※詳細説明は別ページの「3.照明の停電対策と節電」へ>>
(1-4)テレビ
  ●家庭での消費電力のうち9.9%がテレビによるものとされます。
●ポータブルタイプのワンセグTVは、停電時にバッテリーで動かすことができるため、持っていると便利です。
●情報収集にも役にたちます。
(1-5)その他
  ●上記以外に、家庭での消費電力を占めるものは下記のとおりです。
電気カーペット4.3%、温水洗浄便座3.9%、衣類乾燥機2.8%、食器洗い乾燥機1.6%、その他のものが20.2%とされます。
停電対策・省エネ対策のポイント つづき
【2】その他
(2-1)パソコン
  ●ノート型のパソコンは、停電時にバッテリーで動かすことができるため、持っていると便利です。
●情報収集にも役にたちます。
●デスクトップタイプの場合には、電源コンセント差し込み口に無停電電源装置をかませておくと便利です。

※詳細説明は別ページの「4.パソコンの停電対策と節電へ」>>
(2-2)ラジオ
  ●ポータブルラジオは、ラジオで動かすことができるため、持っていると便利です。
●情報収集にも役立ちます。
(2-3)懐中電灯
  ●懐中電灯は停電時の必須アイテムですが、両手が自由になるタイプ(例えばランタンなど)もあると更に便利です。
(2-4)その他
  ●計画停電(A)と地震、台風などの災害による停電(B)の時とでは対策が異なります。あらかじめ「□時〜□時」というように時間帯が決まっている計画停電は、事前に対策を取ることができる上に、時間帯も限られていますが、災害時の停電はすぐに対応しなくてはならない上に、いつまで続くのかが不確定です。

■2. 冷蔵庫の停電対策と節電

●家電量 販店に電話でたずねたところ、冷蔵庫の電源は、計画停電の時にもコンセントをさしたままで良いそうです。停電中はドアの開閉を少なくするように心掛けましょう。

●新しく冷蔵庫を買う場合には、ほぼすべての冷蔵庫が従来品よりも省エネタイプとなっています。下記では更に節電する場合の対策と、停電対策をご紹介します。
冷蔵庫の停電対策と節電
項目 補足説明
(1)庫内の冷気が外に出るのを防ぐ
●停電中は開け閉めの回数をなるべく減らす。
  ●冷蔵庫はドアを開けるたびに、庫内の冷気が外に出て、冷蔵庫内部の温度を上げる原因となります。停電中はなるべくドアを開け閉めしないようにします。
●ビニルシートで暖簾を作る。
  ●冷蔵庫を開けた時に、なるべく庫内の冷気が外に出ないように、透明なシートで暖簾を作ります。
 
●事務局でも「透明テーブルクロス」というものを購入してみました。
横一枚ではなく、縦に長い何枚かの短冊状にして吊り下げるのがコツです(暖簾状にする方が中の物が取り出しやすくなります)。また、透明シートの方が、中身の食品が見えやすくて使いやすいようです。
  ネット上では「透明ビニールシート」「透明テーブルクロス」などの名称で販売されています。
厚手のシートは値段が高くなるだけでなく、重量もかさみ冷蔵庫内に吊り下げるのが大変なので、適度な強度さえ満たせば、あまり厚手でなくても良いでしょう。問題は上部をどうやって固定するかですが、ダブルクリップ+はがせるテープや、突っ張り棒にリングのついたフックを付けて使う(突っ張り棒はクリップ付きの吸盤で固定)など、冷蔵庫の大きさや、家族構成(小さなお子さんがいる/いない)などに合わせて工夫してみてください。

●はみだし知識1……100円ショップには、この用途のための専用の商品が売られているところもあるそうです。

●はみだし知識2……例えば、スーパーマーケットのバックヤード(売り場ではなく、従業員だけが出入りし、生鮮食料品などを搬出搬入するエリア)などでは、業務用の大型冷蔵庫や冷蔵倉庫の入り口に透明なビニールシートで暖簾(のれん)が作ってあります。また、企業の工場などでも製品や原料、部品の搬入口では、フォークリフトなどが出入りする場所に「ビニールカーテン」といった名称で呼ばれるシートが設置されています。
  (2)へと続きます  
(2)蓄冷体を活用する(蓄冷剤)
●計画停電の際、あらかじめ冷凍庫で凍らせた蓄冷体を冷蔵庫に入れておく。
  ●あらかじめ凍らせた蓄冷体や保冷剤を冷蔵庫に入れ、その保冷効果 を利用します。なお、庫内の温度が上がらないようにするため、計画停電中は冷蔵庫のドアをなるべく開けないようにします。

●蓄冷体や保冷剤がない場合は?……もし、蓄冷体や保冷剤がない場合には、ペットボトルに水を入れたもので代用します。

●家を留守にする場合は?……もし、仕事や学校に行くために、計画停電の直前に蓄冷体をセットすることができない場合には、出勤前や登校前にセットします。

●2Lのペットボトルに水を入れたものを3本用意し、冷凍庫で凍らせておきます。 停電時には、凍らせたペットボトルを冷蔵庫に移します。

●実験では、550Lクラスの冷蔵庫で、庫内の温度25度からスタートし、6時間で約6度まで下がりました。実際の計画停電の場合には、スタート時の庫内温度が5度くらいだと思われますので、3時間程度の停電なら全く問題なく過ごすことができるでしょう。
(実験実施日は2011年4月中旬。上述(1)の冷気を遮断するカーテンの使用なし。ドアの開閉なし。なお、この結果 はあくまでも事務局での実験の結果であり冷蔵庫のサイズ・庫内の容量 や食品の 詰め具合、外気温、ドアの開閉回数などによって異なります。)

コツ1……冷気は上から下へと下がるので、蓄冷体は冷蔵庫の一番上の段に置くのがコツです。更にそのすぐ下には、一番冷やしたい食品を入れます。

 右の図は、停電時の庫内のレイアウトの一案です。 お使いの冷蔵庫のサイズ、容量、食品の詰め具合などによって異なります。

※夏場に最も心配なのは食中毒です。夏場の計画停電の際には、生の卵はぜひドアではなく蓄冷体の下に置きたいものです。

コツ2……ペットボトルに水を入れる場合、凍らせるとペットボトルが膨らんでパンパンになります。水を満量 ではなく少し少なめに入れるのがコツです。

コツ3……ペットボトルに入れた水を冷凍する際には、数本を一度に凍らせようとすると冷凍庫の庫内温度が上がってしまうため、1本ずつ時間をずらして冷凍庫に入れて凍らせるのがコツです。

コツ4……2Lのペットボトルは大きいために一度凍らせると溶けにくいというメリットがありますが、凍りにくいだけでなく、凍らせるにも場所を取り過ぎるというデメリットもあります。冷蔵庫の容量 や留守にする時間の長さに合わせて、500mlや1Lのペットボトルを活用してください。

冷蔵庫内の温度めやす
  蓄冷体・保冷剤
3〜5度 卵・乳製品・豆腐など
納豆、食べ残し、調理済み食品など
6〜7度 野菜など
6〜8度 清涼飲料など★
6〜10度 調味料など★
★はドアでも可。

●ペットボトルに水を入れておくと最終的には非常用の水としても使えます。また、ペットボトルに入れたまま何度も使い、ちょっと古くなって飲用に適さなくなったらトイレ用の流し水にしたり、植木にあげたりすることができます。

●はみだし知識…おいしいビールを味わうための最適な温度は6〜8度。冷やし過ぎると美味しくありませんが、「3度に冷やしたものを外気にさらして30度にしてしまい、また5度に冷やした」というように、20度以上の温度変化を繰り返すのも風味を落とします。風味が落ちてしまったビールは、肉料理に使うなど、工夫しましょう。
 
  (3)へと続きます↓  
冷蔵庫の停電対策と節電
項目 補足説明
(3)計画停電を前提に、それぞれの食品の保管場所を決める
●4〜6ドアなどのタイプでは「絶対に冷やしておきたいもの」を入れる場所を決めておく。 節電対策
  ●食品の中でも夏場に特に温度管理が必要なものは、一ケ所にまとめておいた方が蓄冷体・保冷剤などを活用した温度管理がやりやすくなります。 場合によっては保管庫のうちの1〜2箇所だけを「停電中は締め切った状態にするエリア」にして停電時間を乗り切ります。

●おすすめは、冷蔵庫内のレイアウト図を作ってドアに貼ることです。
「ドアを開けてから○○を探す」という使い方がほとんどでしたが、探すための時間を短くし、少しでもドアを開けたままにする時間が短くなるように、との工夫です。
(4)冷蔵庫は、詰め過ぎない
●冷蔵庫は詰め過ぎると冷えない
●停電時にはぎっしり詰まっていたほうが庫内の温度が上がりにくい。

  ●冷蔵庫は、詰め過ぎると冷えにくくなります。特に冷気が吹き出してくる部分の前を食品でふさがないように注意してください。

●なお、逆に冷凍庫は停電時には中の食品が互いに保冷剤の役割を果たすため、ある程度詰め込んでおいた方が庫内の温度上昇を防ぐ働きをします。
(5)温度管理は適切にし、冷やし過ぎない
●冷蔵庫内の温度調節目盛りを見直す。
  ●冷蔵庫内の温度調節目盛りが、一年中同じになっていませんか?外気温に応じて設定をぜひ見直してみてください。ドアの開け閉め回数を減らすことで強→中に、中→弱に。細かい目盛りがあるタイプなら、目盛り1つ弱めるだけでも節電になります。
 夏場は、食中毒に注意したいものです。上述の節電対策(1)と併用をおすすめします。
(6)冷蔵庫は、周囲に十分なスペースを空ける
●冷蔵庫の周辺にモノを置かない。サイドにモノを貼ったりしない。
  ●背面 だけでなく、上部や、サイドにもモノを置いたり貼ったりしない方が良いというタイプがあります。取り扱い説明書をもう一度見直したり、メーカーのホームページでチェックしてみてください。
(7)旧タイプの冷蔵庫は、省エネタイプに買い替える
●年間の消費電力に注目する。
  ●もし、冷蔵庫の買い換えを予定されている場合には、ぜひ消費電力に注目して商品を選んで下さい。
省エネ基準達成率はひとつの目安となりますが、3ドア、5ドアなどのドアの数によって省エネ基準そのものが異なるようです。家電量 販店などで陳列されている冷蔵庫には、省エネ基準達成率を★の数で表わしているものが目立ちますが、★の数だけに左右されないようにしましょう。

●冷蔵庫は、蓄電池付きの新製品の開発も進んでいるようです(発売真近だそうです2011.4現在)。停電時のことを考えると、こちらのタイプも魅力的ですね。